半沢直樹の最高視聴率と第4回ミドルマネジメント研修会の「倍返し」
テレビドラマ『半沢直樹』。
最終回に視聴率は、
関東地区の平均で、
なんと42.2％。
平成時代最高の視聴率だった。
瞬間最高視聴率は、
関東地区で46.7％、
関西地区で50.4％。
時刻は午後10時17分。
最後のシーンだった。
私自身は、
マネジメント論の歴史を講義し、
その中でファヨールの管理過程論の弊害を説明するときに、
ずいぶんと楽になった。
それだけは、ありがたい。
今日は朝、新横浜から
新幹線こだま641号に乗って
熱海へ。
今日24日から26日までの3日間、
第4回商人舎ミドルマネジメント研修会。
湯河原で開催する。
日本の小売サービス業の、
ミドルマネジメントのためのセミナー。
ドラッカーのマネジメントを基礎にする。
だから半沢直樹の属する世界は、
その正反対のマネジメント理論の真っただ中にあって、
だから説明しやすい。
このマネジメントを中心に、
マーチャンダイジングとプロモーションから、
計数管理、作業システムまで、
日本の超級講師陣によって、
缶詰方式で学んでもらう。
熱海から湯河原までの車中、
海を見ながら、研修会の成功を祈る。
秋の光を穏やかに反射する相模湾。
海岸沿いの真鶴道路を走ると、
湯河原の海岸沿いの街並みが見えてきた。
そして千歳川沿いにある会場、
ニューウェルシティ湯河原へ。
「歓迎 商人舎ミドルマネジメント研修会御一行様」
立て看板の前で、成功を祈念しつつ、記念ショット。
研修会場は天井が高く、
ゆったりと作られた「大観の間」。
今回も札幌や福岡といった全国から、
中堅幹部精鋭が集った。
今日は午後13時から20時までの研修。
第1講座、第2講座は、
結城義晴が担当。
最初のテーマは、
「私たちの小売・サービス産業」。
商業の近代化と現代化の違いを明らかにし、
その「現代化の担い手」になってほしいと訴えた。
コーヒータイムを挟んで、
第3、第4講座は、
鈴木哲男講師。
㈱REA代表。
52週マーチャンダイジング指導の、
正真正銘のトップコンサルタント。
鈴木さんの講義は
実務に即した資料がふんだんに用いられ、
マーチャンダイジングの本質が語られる。
だから、みな真剣にメモを取り学ぶ。
そして今日の最後の講義は、
再び私、結城義晴。
「ナレッジ・マネジャーのためのマネジメント」
日本のマネジメントの欠陥がどこにあるのか、
なぜ否定されるマネジメントシステムが、
チェーンストアやスーパーマーケットの、
組織DNAになってしまったのか。
ミドルマネジメント研修会で、
最も強調したいこと、
正すべきことを、
この時間に訴える。
時間は19時半をまわった。
それでも、受講生はみな、
ほんとうに真剣に聞いてくれる。
最後は力が入った。
20時05分。初日の講義を終了。
朝早くに出発してきたにもかかわらず、
最後までのご清聴に、感謝。
盛りだくさんの料理が並んだ夕食を済ませると、
早速、自習室にはいって復習する3人。
この3人が一番乗り。
明日朝一番に、
第1回理解力テストが実施される。
自らが何を学び、学び足りなかったかを、
自ら把握するためのテスト。
それがこの研修会の特徴。
テストを控え、
皆、自室や自習室で復習する。
そして、23時をまわったころ。
自習室に残っていたのはこの3人。
学んだことはたくさんある。
本質を理解すれば必ず、
答えられる。
明日のテスト。
健闘を祈りたい。
万一、失敗しても、
明後日の朝、
第2回理解度テストがある。
｢倍返し」のチャンスは、
全員に残されている。
〈結城義晴〉
［追伸］
今日の商人舎magazine。
Weekly商人舎に、
[集中目玉講義]
日記調査と生活導線マーケティング⑥
Daily商人舎に、
クローガー年明けに新CEO就任
ご愛読のほど。
