特定秘密保護法成立とデニーズの改善、大久保恒夫さん忘年会
商人舎magazine、
24時間無料公開。
それまで、あと1日。
それから昨日のDaily商人舎。
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アメリカのサンクスギビング商戦は、
クリスマス商戦の前哨戦だが、
その伸び率はネットの圧勝に終わった。
日本でもこの傾向を、
止めることはできない。
もちろんだからといって、
店頭の大事さは変わらない。
両方必要。
オムニチャネルなどと大げさに言わずとも
マルチチャネル対策だ。
さてサッカーの話題。
ワールドカップ・ブラジル大会。
組み合わせが決まって、
日本の報道はややはしゃぎ過ぎ。
コロンビア、ギリシャ、コートジボワール。
ブラジルだのアルゼンチンだの、
あるいはドイツ、イタリアといった超強豪国は入っていない。
それでも大変なことなんだと思う。
一方、案の定、
特定秘密保護法が成立した。
朝日新聞の社説は、酷評。
「憲法を骨抜きにする愚挙」
「急ぎ足でどこへ行こうとしているのだろう」
そう疑問を投げかける。
日経新聞も、
1面、巻頭コラム、
社説、政治面、総合2面、社会面、
6つのコーナーで批判した。
社説は、
「『知る権利』揺るがす秘密保護法成立を憂う」
憂うだけでは情けないが。
巻頭の『春秋』は、
菅官房長官の発言の矛盾を取り上げる。
「法案の内容についてまだご理解いただいて
いないんだろうというふうに思う」
「成立後も、1年後の施行までに
真摯に説明していけばご理解いただけると思う」
そこでコラムニスト。
「どう考えても成立と説明との順が逆である。
ご理解いただけないというシナリオが
浮かばぬことが理解できない」
国民が理解していない。
なのに法案を成立させる。
朝日新聞ではないが、
妙に急ぎ足。
どこに行くんだろう。
毎日新聞社説は、
「民主主義を後退させぬ」
と、自ら決意表明までする。
「情報公開は民主主義の通貨である」
ラルフ・ネーダーの言葉を引用。
アメリカ人消費者運動家。
東京新聞社説も、
「民主主義を取り戻せ」と叫ぶ。
「国会の荒涼たる風景に怒りを禁じ得ない」
しかし反対の論調もある。
読売新聞社説。
題は「国家安保戦略の深化につなげ」
こう始まる。
「日本にもようやく米英など
他の先進国並みの
機密保全法制が整った」
産經新聞社説。
「適正運用で国の安全保て」
そして「知る権利との両立忘れるな」
今日は両論併記を試みた。
しかし朝日新聞のコメント。
「こんな事態が起きたのは、
政治が私たちを見くびっているからだ」
朝日新聞は「私たち」を
「国民」と解釈しているが、
自民党政権は「私たち」を、
文字通り「新聞」と考えているように、
私には感じられた。
紙の新聞。
それだけでは、
力がない。
メディアこそ、
オムニチャネルでなければならない。
さて昨日は、朝一番で、
川崎市のユースキン製薬本社へ。
野渡和義社長と面談。
野渡さんは、高校の先輩。
その高校の後輩も同道。
石井賢治君。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱執行役。
カスタマー・コミュニケーションズの、
ユースキン製薬担当・船越万史君も
一緒に行ってくれた。
有意義な面会だった。
その後、横浜の商人舎に帰って、
原稿を一本書いて、
手紙を書いて、
また東京・馬喰町に向かった。
大久保恒夫さんと忘年会。
㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長、
セブン&アイ・ホールディングス取締役。
会場は弁天庵。
フードシステムズの一つのフォーマット。
ずいぶんと進化していて、
蕎麦と蕎麦焼酎を堪能。
ところでこの懇親のなかで、
デニーズの消費者からの認知度が、
飛躍的に向上していることを教えられた。
野村総研の調査。
2012年10月と2013年11月の比較。
居心地がよくなった 5.0%⇒14.9%
お店が清潔になった 6.0%⇒15.7%
接客サービスが良くなった 7.0%⇒14.6%
さらに、
健康志向メニューが増えた 22.0%⇒23.9%
味がおいしくなった 11.7%⇒16.4%
お得感が増した 5.3%⇒9.7%
大久保さん、すごくうれしそうだった。
大久保恒夫の成果が出ている!
私もすごく、うれしかった。
逆に、大久保さんは、
月刊『商人舎』11月号を、
べた褒めしてくれた。
特集「奇跡のMERCADONA!」
「結城さんじゃなきゃあ、つくれない」
心より、ありがとう。
互いに感謝しつつ、
それから恵比寿のカラオケへ。
たっぷりと歌って、
最後はデュエット。
ここのところ毎年末、
商人舎の忘年会で、
デュエットしている。
息はピッタリ。
今年5月22日、
商人舎最高顧問の杉山昭次郎先生が、
お亡くなりになった。
だから商人舎は喪中で、
忘年会は中止。
その分、大久保さんとは、
昨夜の忘年会で歌った。
まだ風邪気味ではあるものの、
瞬間的に気分爽快。
ありがとう。
〈結城義晴〉