NHK「NEWS WEB」生出演で「オムニチャネルと買物弱者」を語る
昨夜はNHK「NEWS WEB」に生出演。
ネット通販と店舗小売業の競争を、
解説した。
緊張もしたが、
大いに楽しみもした。
実は昨日は、休暇を取って、
多摩カントリークラブでゴルフ。
午前6時過ぎに出発し、
実にいい天気のもと、
一日、プレーを楽しんだ。
「名人会」という名を冠して、
その名人ぶりを競う。
1989年、私は㈱商業界の編集長に就任、
それをきっかけとして、
この会が発足した。
昨年、亡くなった小森勝さんが、
ずっと会の推進役だった。
浅香健一さん、鈴木國朗さんがメンバー。
小森さんのあとは、
電通の土井弘さんが加わって下さって、
最近では、毎月のように開催される。
その2014年初の名人会。
私はすこぶる快調にラウンドした。
その後、横浜商人舎オフィスに戻ったら、
NHK報道局の田中晴貴さんから、
電話が入ったという。
連絡を取ってみると、
「オムニ・チャネル」への質問。
答えていると、
「今夜の番組に出演してください」と、
言いだした。
即、快諾。
慌てて、帰宅して、着替えて、
それから毎日更新宣言ブログを書き上げて、
雨の中、渋谷区神南に向かった。
家を出る前に、
田中さんから電話。
「この時期ですから
ご出演の皆さんにお聞きしているのですが、
東京都知事選で、どなたかに、
特別の支持はなさっていないでしょうか」
「もちろん。横浜市民ですし」
生放送だから、
そんなことを発言したら、
選挙違反になる。
NHK報道局の報道番組センターは、
3階の迷路のような構造を、
ぬけたところにある。
新聞社か雑誌社の報道部・編集部と同じ、
雑然とした大部屋。
そのNEWS WEBの島で、
アナウンサーの橋本奈穂子さんと、
コメンテーターの山崎亮さんに紹介され、
ストーリーと大まかな内容を確認。
通常のNHKの番組のような、
ガチガチのシナリオのセリフを語るやり方ではない。
大筋を確認して、
あとは自分の言葉で話す。
その方が私にとっては、
ずいぶんと楽だ。
打ち合わせには、
担当の田中さん、
チーフプロデューサーの岩田一伸さんらも、
参加して、私への質問攻め。
それに全部答えて、
全員がほぼ理解、納得したところで、
ミーティング終了。
その後、私は、
鏡の前に連れて行かれて、
メイクさんから簡単に化粧をされた。
そして23時25分。
番組スタート5分前に、
スタジオ入り。
3セットのテーブルがあって、
そのいちばん左が本番に使われた。
カメラに向かって、
左が橋本アナウンサー、
真ん中が山崎さん、
私が一番左のゲスト。
内容は既存小売業が、
ノンストアリテイリングに押され、
そこでオムニ・チャネルの戦略が、
出てきたといったこと。
最後の関心は、
ITリテラシーのない「買物弱者」への配慮は、
どうするかといったところに集まった。
従って私が話した内容は、
イオンとセブン&アイと、
全日食チェーンとなった。
月刊『商人舎』の12月号と1月号。
特集タイトルは、
「ポスト・モダニズムVC」、
「イオンモール幕張新都心」
その両号の内容が、
こういった一般の報道番組の、
問題意識と通じる。
私はそれを確認して、
月刊『商人舎』の編集方針が、
間違っていないことを確信した。
私の出番のコーナーを終らせて、
岩田さんと田中さんが、
NHKの玄関まで送ってくれた。
そこで写真。
右が岩田さん、左が田中さん。
時計の針は、
23時55分を指していた。
朝のゴルフ出発から18時間。
ながい長い一日だったが、
充実していた。
〈結城義晴〉