『商店界⇒商業界』そして『商人舎』の自然・必然・当然!
Everybody! Good Monday!
[2014vol8]
2014年も第9週。
2月最終週で、
週末の土曜日から3月。
ソチ冬季オリンピックが終幕すると、
春です。
とんとんと原稿そろへ春隣
〈日経俳壇 横浜・近江満里子〉
私も今週末が、
月刊『商人舎』3月号の締め切り。
とんとんと原稿をそろえたい。
必死に、雑誌づくりに励んでいます。
ご愛読、ご購読、
必死に、お願いします。
こちらから。
その3月号特集は、
「東日本大震災から3年」
三陸の沖に狐火見しと言ふ
〈同 市川・杉森日出夫〉
それでも空は晴れ、花は咲く。
青空に紅梅のほか何もなし
〈同 枚方・加藤賢〉
まさにこんな光景が今。
二月の光は
誰の目から見ても
もう確実に強まっており、
風は冷たくても
晴れた日には
キラキラと光る。
厳寒のシベリアでも
軒の氷柱から
最初の水滴の
一雫(ひとしずく)が
輝きながら落ちる。
ロシア語でいう「光の春」である。
<倉嶋厚>
ソチはその光の春からは、
ほど遠いところだった。
それでも、今週から、
春ととらえていい。
「月曜朝一」
今週の販促企画。
商人舎Magazine、日替り連載。
よろしく。
もうひとつ、
ロンドン・バルセロナ研修会。
4月10日~17日。
いい旅です。
いま26人のお申し込みがあり、
ツアーが成立していますが、
30人まで枠をとってあります。
今週一杯、
お受けします。
ロンドンのテスコ、セインズベリー、アズダ、
ウェイトローズ、ハロッズ。
バルセロナのメルカド―ナ、
カルフール、オーシャン。
そしてアルディ、リドル。
是非、ご一緒しましょう。
今朝の日経新聞巻頭コラム『春秋』。
橋爪紳也著『あったかもしれない日本』。
この中に雑誌『商店界』の話が出てくる。
戦前の唯一の商業・流通業の専門誌。
誠文堂新光社発刊。
商業界を興した倉本長治先生は、
28歳でこの雑誌の編集長となり、
その後、専務取締役編集局長を務めた。
そして戦後の昭和23年、
商業界を興し、
26年、『商業界』を創刊した。
戦前戦後は『商店界』、
戦後高度成長期から『商業界』、
21世紀は『商人舎』、
なんちゃって。
でも、本気です。
この戦前も戦前、
昭和11年夏、ベルリン五輪開幕。
その直前に4年後の東京開催が決定。
日本人だけでなく、外国人にも、
五輪をテーマにした商品が売れると期待された。
その時に、発刊されたのが、
商店界付録「オリムピック新商売集」。
「この冊子は商人に、
英語を学び、
値札は算用数字で書けと説く」
「金儲け新プラン集」の特集ページには、
「絵はがきは『芸術的』なものより
『ケバケバしい』ものが好まれると解説」
「商売人たるもの
大いに腕によりをかけなくては」
『商店界』は商略を教えた。
それも自然だった。
今でもそういったメディアは多い。
『商業界』は理念を説き、
新創刊の『販売革新』は、
チェーンストア産業づくりを指導した。
近代化の思想だった。
これも必然だった。
そして『商人舎』は、
「近代化を包含した現代化」を訴える。
商業のマス・カスタマイゼーションを標榜する。
これは当然だ。
ソチ冬季オリンピックが終わると、
2020年の東京の出番は、
「次の次の次」。
昭和11年の場合、
2年後に戦争などで開催中止。
「10年もたたず多くの街が
焼け野原になった」
2020年まで、
三陸や東北の復興を果たしつつ、
さらなる振興のビジョンを明らかにして、
新しい日本の姿を世界に示したい。
同じ日経新聞最終面『私の履歴書』。
歌舞伎俳優の市川猿翁。
真山青果の『頼山陽』の台詞を引用する。
「羽虫はなぜか知らぬだろう、
しかし飛ばずにはいられないのだよ」
「私はその羽虫であった。
やりたい一心でひたすらやっていると、
後から理念が立ち上がって、
大きな取り組みになる」
そして結論付ける。
「物事には無心の情熱で
貫き通すプロセスが必要」
私たちも、
無心の情熱を持ち続けたい。
今月の商人舎標語は、
「チェッカーさんにサービスしよう!」
そこんとこ、よろしく。
では、みなさん。
Good Monday!
〈結城義晴〉