「流通の未来を自分たちで作る会」熊本研修会と総括会議
冬季パラリンピック・ソチ大会。
日本選手が活躍している。
金メダル1、銅メダル2。
アルペンスキー男子滑降座位で、
狩野亮選手が優勝、
鈴木猛史選手は3位。
バイアスロン男子7.5キロ座位で、
久保恒造選手が銅メダル。
もちろんメダルは、
努力と幸運の結果だが、
金でも銀・銅でも、
喜ばしいことだ。
祝福したい。
さて今朝の日経新聞。
ライフコーポレーションのベースアップ。
今春季労使交渉で、従業員基本給は、
月額2000円のベースアップ。
労使の合意がなった。
ライフのベア実施は16年ぶりだという。
定昇分が4154円、手当改定分が4529円。
これにベアを合わせると、
組合員平均賃金上昇額は1万683円、
3.98%のアップ。
経営者側も労働組合側も、
よく頑張った。
私は今朝、
熊本のリッチモンドホテルからスタート。
ホテルの前の商店街アーケード。
女子高校生が、
床の清掃ボランティア。
素晴らしい。
そばに立って眺めていたら、熊本市職員から、
この生徒たちの先生と間違えられた。
商店街も、うれしそう。
サンロード商店街。
熊本ではまだ、
市電が走っている。
バスで向かったのが、
イズミのYouMeタウン光の森。
イズミの力がいかんなく発揮された店舗。
ホワイトデーの催事も積極展開。
衣料品売り場も上出来。
開店前に店に並んで、
オープンと同時に視察。
収穫も大きかった。
その後、菊陽町の激戦区へ。
近年、熊本市のベッドタウンとして、
人口増加率は全国トップクラス。
そのコスモス薬品の新店。
食品の売上げ構成比が53%で、
フードディスカウントストアの性格を強める。
モヤシ200グラム7円を筆頭に、
衝撃的な価格。
2013年2月期決算は、
年商3293億円で18.0%の成長率。
この店にはそれが如実に表れていた。
その隣のハンズマン。
こちらはDIYのデパートメントストア。
まさにマーケット・ニッチャー作戦。
さらにHIヒロセ。
「食の蔵」とネーミングされた
スーパーマーケットが併設されていて、
このコンビネーションストアも意欲的。
レイアウト。
各社ともにイノベーションへのチャレンジで、
競っている。
こんな競争は好ましい。
最後に、イオン菊陽店。
始めは壽屋の物件。
最盛期は約120億円を売った。
現在はこの激戦区で苦戦。
それでも現場は頑張っている。
視察を終わらせ、
肥後大津へ。
益城町交流情報センター。
会議室はこちら。
この会議室を半日、借りている。
はじめに安藤賢太さんが、
全体説明。
イオンリテールワーカーズユニオンの、
西近畿グループ議長。
それから5つの班ごとに、
研修の総括と提案のディスカッション。
2時間近くのディスカッションの後、
各班ごとに発表。
最初は2班。
そして4班。
模造紙に書いた総括と提案を、
全員で説明し、
その後、ひとりずつ、
感想と決意表明。
1班。
3班。
最後は5班。
「現場力」を強調した。
どの班も、ポジショニング戦略をベースに、
それぞれの解釈を披露してくれた。
最後の最後は、
結城義晴の総括講義。
競争とはどんなことか、
そして競争の武器は何か。
それが最後に伝えたいことだった。
2日間のセミナーとバスの中でのレクチャー、
ご清聴を感謝したい。
そして全員写真。
みんなの充実感あふれる顔つきを、
見てください。
研修会は良かった。
あとは自分の仕事に戻って、
さらに組合活動の場で、
自ら「未来」を切り拓いてほしい。
「結びのことば」。
コミュニケーションこそ、
イノベーションの源であり、
最後の競争の武器である。
ありがとう。
〈結城義晴〉