丸山茂樹「コースセッティング」と北海道小売業「競争は砥石だ」
日経新聞は文化欄やスポーツ欄が、
意外に充実している。
その連載『スポートピア』で、
プロゴルファーの丸山茂樹が辛口コメント。
私はこういうメッセージ、大好きです。
タイトルは「女子アマ活躍で一言」。
「最近はアマチュアの活躍がやけに目立つ」。
その通り。
4月には15歳の勝みなみが史上最年少優勝。
17歳の森田遥、18歳の柏原明日架、
毎週、清新なイメージのアマチュア選手が、
プロに交じって大活躍。
プロは何してるんだと思いながら、
アマの活躍もうれしい気がする。
しかし丸山は断じる。
「子どもたちがスキルアップし、
世界へはばたくためにも、
もう少しコースセッティングを
厳しくしたほうがいいのでは」。
この発言こそ、プロ。
丸山茂樹に座布団一枚。
さて昨日今日の行動日誌。
昨日は東京・東銀座。
新歌舞伎座の外容が躍動している。
プレリー銀座ビル。
PTB有識者懇談会。
PTBはパチンコトラスティボード。
パチンコホール企業の社会的地位向上を目指して活動する、
業界外の有識者・専門家による第三者機関。
私はその有識者懇談会の委員。
まず、評価委員会委員長の横山和夫先生の報告。
後ろは専務理事の丸山正博さん。
有識者懇談会の座長は、
和田裕先生。
旧通産省官僚の頃には堺屋太一さんの上司で、
大阪万博など企画推進した。
現在は、㈱日本イノベーション代表取締役社長。
副座長は元日刊工業新聞論説委員の岩崎秀雄さん、
そして委員にはズラリとビッグネームが並ぶ。
元インドネシア大使の川上隆朗さん、
嘉悦大学経営経済学部教授の黒瀬直宏さん、
早稲田大学ビジネススクール教授の永井猛さん、
元株式会社ジャスダック取締役の牛島憲明さん、
そして弁護士の三堀清さん。
きっちり2時間、第5弾メッセージの議論をして閉会。
今回はメッセージが完成する段階に来ているので、
私は積極的に発言した。
今日は、朝から羽田空港。
第2ターミナルからANAで札幌へ。
東北は雲に覆われていた。
北海道も雲の下。
そして1時間半で新千歳空港。
快速エアポートで新札幌へ。
駅隣接のダイエー新さっぽろ店は、
4月24日にリニューアルオープンしたばかり。
個人的感想を言わせてもらえば、
このロゴマーク、今でも好きになれない。
しかし店は良くなった。
ダイエーは昨年8月31日、
イオンの完全子会社になった。
この店とイオンのダイエー対策に関しては、
明日のブログで気合を入れて書こうと思う。
ダイエーを後に、
展示会場のアクセスサッポロへ。
そこでTERAOKAニューバランスフェア。
今日は、ここで講演。
テーマは「Check-Out Service革命」。
月刊『商人舎』2月号の特集タイトルのままの講演演題。
サービスとホスピタリティ、
そのホスピタリティを店に満たすために、
どう考え、どう行動したらいいか。
午後1時半から始めて、
3時半過ぎまで。
あっという間に2時間が過ぎた。
ご清聴、感謝したい。
講演後、西村英勝さんが、
控室を訪ねてくれた。
㈱道北アークス開発統括部店舗企画部マネジャー。
毎日更新宣言ブログの熱心な読者で、
私の著書の愛読者でもある。
もちろんスーパーマーケットのプロフェッショナル。
うれしい出会い。
さらに池内貴幸さんも加わった。
同執行役員開発統括部統括代行。
北海道のスーパーマーケットの動向や、
沖縄のサンエーの話、
英国テスコや米国クローガー、
そしてスペイン・メルカドーナの話題など、
話は尽きない。
名残惜しかったが、お二人と別れた。
北海道の小売業も、
企業統合が進んで、
顔ぶれが少なくなってきた。
つまり、強い企業ばかりの競争。
その意味で「コースセッティング」は厳しい。
丸山茂樹が言うように、
セッティングは厳しい方が、
実は選手は成長する。
エコス会長の平富郎さんの名言。
「競争は商人を磨く砥石だ」
札幌で、西村さん、池内さんと会って、
あらためてそんなことを思った。
〈結城義晴〉