フィッシャーマンズ・ワーフの最後の晩餐と帰国の旅の決意
帰国しました。
アメリカ合衆国、
テキサス州ダラス・フォートワース、
カリフォルニア州サンフランシスコ周辺。
5泊7日の旅。
みんなの、充実した顔つきを見てください。
ここからがスタート。
その仕事ぶりに注目したい。
小さなイノベーションが、
いろいろな店で、現場で、
巻き起こることを期待したい。
私は日本の商業に知識商人をつくることを、
ライフワークにしている。
そしてその知識商人たちが、
商業現代化を実現してくれる。
このメンバーには、その役を担ってほしい。
アメリカでは、
バラク・オバマ大統領の声明が、
強調して報道されている。
ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜事件。
親ロシア派武装勢力が調査を妨害、
現場から証拠を取り除いているらしい。
ロシアのウラジミール・プーチン大統領に対して、
「ロシアが武器を供与し、
親ロ派を訓練したことは明らかだ」
ロシアへの国際的な非難は高まる。
「ロシアが武装勢力への影響力を行使しなければ、
さらなる代償を科す」
オバマ大統領の発言に、
アメリカ国内の緊張感も高まる。
そんななか、
昨日の実質的な最終日。
朝から最後のセミナー。
ニッコーサンフランシスコの最上階会議室。
見下ろせば、霧のサンフランシスコ。
真下左にメイシー百貨店。
まず副団長の吉田敏也さん。
カスタマーリレーション部部長。
そして結城義晴、2時間。
ポジショニング戦略体系と、
コモディティ化現象を、
たくさんの視察やインタビューの後で、
総整理する。
すると、日本国内で、
いくら講義しても講演しても、
相当に理解力がある人でなければ納得してくれない内容が、
目から鱗のようにストンとわかる。
それがこの講義の目的。
おかげさまで、
9月のハワイ・ビギナーズコースは、
参加者が30人を超えた。
ハワイでは、もっともっと初歩的な内容を、
丁寧にていねいに、わかりやすく説明する。
しかし趣旨は同じ。
まだまだ、募集中。
さて、平和堂の第7回目の研修。
毎年、夏と秋に二度ずつ実施して、
4年目。
この4年間の成果は目覚ましい。
最後の講義が終ったら、また、
最後の視察研修。
この報告はまた明日。
夕方、疲れ切って、
ベイブリッジを戻る。
左は去年まで使っていた古い橋。
もう解体され、撤去される。
そしてトンネル。
サンフランシスコの街並みが見えてくる。
私はこの瞬間がだいすきだ。
一日中、バスの中でも講義して、
軽い疲れを感じつつ、街に戻る。
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。
アルカトラズ島が見えてきた。
そして街に戻る。
この後、自由視察で、
市内の商業施設を、
おのおの、自分で歩く。
そして夜、集合して、
フィッシャーマンズ・ワーフへ。
空には広告。
ピア39ではアトラクション。
目の前にアルカトラズ。
そして集まる。
写真。
七度目のいつものレストラン。
もちろんダンジネスクラブ。
サンフランシスコ特産。
ひとり一杯ずつ。
蟹も生きているときには、
一匹、二匹、三匹と数える。
死んで食用に供されるときには、
一杯、二杯、三杯。
それが37杯。
乾杯の音頭は、
2班班長の北川嘉嗣さん。
元気に、カンパーイ!
そしてビール、ワインとともに、
楽しい最後の晩餐。
蟹を食するときは、
全員、ほとんど無言。
1時間後、デザートを食べながら、
最後のセレモニー。
まず、班ごとに、ひとりずつ、スピーチ。
1班は勇田大成さん、
フレンドマート枚方養父店店次長。
2班は、山本和幸さん、
フレンドマート長岡京店店次長。
3班は、山田憲明さん、
同じくフレンドマート上笠店店次長。
4班は、班長の近藤修功さん。
アルプラザ栗東支配人。
5班も、班長の曽谷公雄さん、
あどがわ店支配人・店長。
そして6班は塩崎隆志さん、
SM営業部精肉担当スーパーバイザー。
そして副団長の吉田敏也さん。
団長の福嶋繁さん。
食品統括兼一般食品部長。
福嶋さんはコーネル・ジャパン実行の三期生。
みんな、決意のこもった、いいスピーチだった。
そして五十嵐ゆう子さん。
私のパートナーのコーディネーター。
「霧のサンフランシスコ」を熱唱。
そして最後に結城義晴。
力がこもった。
小さなイノベーションを起こしてほしい。
それが知識商人の役目だ。
その後、各班ごとに、
私へのメッセージカードを贈ってくれた。
全員が、ひとり一人、
自分の決意を記してくれた。
私は感動した。
1班の西村和彦班長、
アルプラザあまがさき支配人・店長。
2班は長谷川貴士さん、今津店支配人・店長。
3班班長の廣政久美子さん、
アルプラザ守山支配人・店長。
そして6班班長の永田利之さん、
生鮮食品事業部青果課課長。
最後にゆう子さんと私にプレゼント。
そして最後のサプライズ。
五十嵐ゆう子さんは、誕生日。
ケーキのプレゼントに笑顔。
楽しいと同時に、
決意のこもった最後の晩餐。
フィッシャーマンズ・ワーフの夜は、
ふけていった。
明けて、早朝、
もうサンフランシスコ国際空港。
ユナイテッドエアライン35便。
飛び上がると、
サンフランシスコベイエリアは、
雲に覆われていた。
太平洋上も雲。
日本に近づくと千切れ雲。
10時間のフライトで、
大阪湾。
関西国際空港連絡橋。
世界最長のトラスト橋。
そして1994年開港の通称「カンクウ」。
全員の決意に満ちた顔つき。
縁の下で支えてくれたお二人と写真。
右が教育人事部の西村祐希さん、
左がLS事業部の清水進さん。
ありがとう。
その後、私は一人、
全日空機に乗り込んで、
羽田に向かった。
1時間で、東京の荒川。
そして東京スカイツリーが、
靄の中に浮かんできた。
疲れ切ってはいたが、
心の中は満足感でいっぱいだった。
(つづきます)
〈結城義晴〉