350回目のGood Monday! 5つの「イノベーション原理」の5番目
Everybody! Good Monday!
[2014vol33]
2014年第34週です。
1月1日の週を第1週と数えて、
今週は第34番目の週。
「Good Monday!」のご挨拶は、
毎週月曜日に発しているから、
今年は33回目。
Good MorningやGood nightがあるのだから、
Good Mondayもあってよろしい。
そこで月曜日には、
Good Mondayとあいさつして、
ブログを始めよう。
そんな思いつきで始めて、
今日は350回目のGood Monday。
よろしくお願いしたい。
さて広島市北部の豪雨と土砂災害。
被災した皆さんにお見舞いを申し上げ、
亡くなられた方々のご冥福を祈ろう。
土曜日のこのブログで、
地域の商業者に呼びかけた。
「市民生活を守る砦たれ」
すぐに(株)万惣の野淵博之さんから、
投稿があった。
「小学生の孫の同級生は
家に入ってきた土砂で亡くなりました。
通夜では友達との別れに
ショックを受けております。
広島で生活し、また商いをしている者として、
この度の災害を乗り越えてまいります」
災害を乗り越えて、
地域の人々に貢献する。
商業は尊い仕事だ。
心から支援したい。
来週の月曜日から9月。
その9月1日は二百十日。
そして防災の日。
商人舎magazineの、
weekly商人舎「日替わり連載」。
「月曜朝一・今週の販促企画」
防災アイテムが整理されている。
今一度、確認してほしい。
水底の青のごとくにかなかなかな
〈朝日俳壇 三郷市・岡崎正宏〉
ひぐらしの声、かなかなかな。
「水底の青」のようだと俳人は感じる。
夏が終わっていく。
甲子園高校野球は決勝。
大阪桐蔭高校と三重高校。
ここまでくれば、互いに満足だろう。
誰もがそう思うかもしれない。
しかし最高峰を狙う者もいる。
ピーター・ドラッカーのイノベーションの原理。
第一は、機会を徹底して分析する
第二は、自分の目と耳で確認する
第三は、焦点を絞り、単純なものにする
第四は、小さくスタートしなければならない
第五は、最初からトップの座を狙う
ドラッカーは小さく始めて、
トップを狙えと教える。
その志がイノベーションを成し遂げる。
だが甲子園を観戦していると、
つくづくと思う。
動くより動かぬ暑さありにけり
〈日経俳壇 富津市・三枝かずを〉
暑いときには無理は禁物。
しかしそれでも秋めいてきた。
尺蠖のようにランボー読みにけり
〈同 松戸市・大谷昌弘〉
「尺蠖」は「しゃくとり」、
しゃくとり虫が動くように、
アルチュール・ランボーの詩集を読む。
そのランボーの「永遠」。
もう一度 探し出したぞ
何を? 永遠を。
それは、太陽と番(つが)った
海だ。
もっともポピュラーな堀口大學の訳詩。
中原中也はこんな風に訳す。
また見付かつた。
何がだ? 永遠。
去(い)つてしまつた海のことさあ
太陽もろとも去つてしまつた。
そして金子光晴の訳。
とうとう見つかったよ。
何がさ? 永遠というもの。
没陽(いりひ)といっしょに、
去ってしまった海のことだ。
堀口大學も大胆だし、
中原中也も彼らしい。
私は金子光晴がいい。
もう一つ、月曜の俳句。
マルクスの生涯偲ぶ夜長かな
〈同 東京都・菊池一彦〉
朝日新聞刊『カール・マルクスの生涯』。
実に面白かった。
著者はフランシス・ウィーン。
それにしても朝夕は、
秋めいてきた。
さて、今週の予定。
日曜日まできっちり8月。
2月期決算企業は、
上半期の締め。
今年の後半が、
9月から始まって、
一気に終わりまで走り抜ける。
その準備段階が今週。
そんな気分。
私は水曜と木曜に、
大阪出張。
あとはずっと、
テキストやレジュメづくり、
そして月刊『商人舎』9月号の入稿。
9月10日発売。
ご期待ください。
この号は、新しい試みをします。
月刊『商人舎』は年極め購読が基本ですが、
この9月号だけ「単品売り」をします。
なぜならば9月号は、
アメリカ小売業大特集だからです。
9月からアメリカを訪れる人々、
アメリカを学ぶ人々には、
その訪問のためのテキストや副読本となります。
結城義晴が解説する研修会に参加できなくとも、
考え方や資料の一部を入手することができる。
1号だけお試し購買をすることもできる。
ご期待ください。
そして「単品買い」、
試してみてください。
新しい試みと言えば、
石川県金沢市の㈱芝寿し。
日経新聞の『列島ダイジェスト』で、
紹介されている。
社長は梶谷晋弘さんで、
商業界全国同友会の指導者。
2015年5月の本格稼働で、
既存2工場の機能を集約した新工場を、
金沢市内に開設。
主力商品「笹寿し」のほかにも、
お弁当や金沢駅の駅弁を製造する。
そしてこの工場に、
炊き立てご飯が食べられる施設や、
田植え・稲刈り体験ができるスぺースを備える。
つまり米や寿司の体験型工場。
来年春には北陸新幹線が、
金沢・長野間で開通。
それに合わせた体験型工場。
私もぜひ、行ってみよう。
新しい試みへのチャレンジ。
第一は、機会を徹底して分析する
第二は、自分の目と耳で確認する
第三は、焦点を絞り、単純なものにする
第四は、小さくスタートしなければならない
第五は、最初からトップの座を狙う
イノベーションの原理。
9月からの今年の後半に向けて、
イノベーションの志は、
忘れてはならない。
では、みなさん。
今週も、Good Monday!
〈結城義晴〉
3 件のコメント
結城先生、お久しぶりです。
ランボーの「地獄の季節」久しぶりに思い出しました。
私は「永遠」の訳で好きなのは、
小林秀雄です。
また見つかった、
何が? 永遠が、
海と溶け合う太陽が。
です。
詩集「地獄の季節」全体の訳で言えば、
私も金子光晴がいいですね。
この「永遠」、
高校時代に見たジャン・リュック・ゴダール監督の「気違いピエロ」の
ラストシーンに出てきた時は、
物凄くインパクトがあったことを思い出します。
山本さん、投稿、ありがとうございます。
ランボーが好きだなんて、いいですね。
私も小林秀雄の訳、好きですが、
太陽が主語になってしまっているところが、
ちょっと気になります。
海が主語の方がいいと、私は感じましたが、
いかが?
結城先生
返信コメント、ありがとうございました。
小林秀雄訳の「海と溶け合う」の表現がビジュアル的に想像できるので気に入っています。
海に太陽が溶け込み、
最後に緑の光線を放ち日が沈むという映像が浮かんでくるんですよ。
なんか、久しぶりに詩について、お話が出来て、
嬉しいです。
社会人になって文学とかの話をする機会は、
少なくなってしまっているので。
ありがとうございました。