ドキドキ・ワクワクのホールフーズとセーフウェイの質疑応答
ハワイ2日目は朝7時に出発し、
ホールフーズ・マーケットへ。
ご存知世界最高のオーガニック・スーパーマーケット。
入口には、ハワイ語で、
「E Komo Mai!」
ようこそ!
ホールフーズは、
オアフ島に2店、マウイ島に1店を出店している。
この店はホノルル近郊にあるカハラモールの核店舗。
初めて見るホールフーズに、
皆の目が輝きだす。
素晴らしい青果部門。
平台も見事。
これがオーガニック。
プレゼンテーションは、
店ごとに異なる。
ユニークで楽しい。
ドキドキ・ワクワクの店づくり。
この店ではインタビューと店内ツアー。
案内してくれるのは、ダブニーさん。
マーケティング・リームリーダー。
重要な会議の前に、
時間を割いて案内してくれる。
だから早朝の訪問となった。
早朝でもほぼ品出しは終わり、
この通りの状態。
まず、青果売場では、
「ローカル」と「オーガニック」のレクチャー。
通訳はニッキーさん。
鮮魚売場では、
持続可能な魚種だけ扱っている。
いわゆるMSCとシーフード・ウォッチの取り組み、
それを丁寧に説明してくれた。
熱心にメモを取る参加者たち。
精肉売場、グロサリー売場と次々にツアー。
精肉では、
5ステップのアニマル・ウェルフェアの取り組み。
フードサービス部門のデリ。
そして質疑応答。
多くのグッド・クエッションが出た。
それに丁寧に答えてくれた。
最後は、
「ホールフーズで働くことに、
誇りを持っているし、
とても満足している」
ダブニーさんの最後の言葉が、
とても印象的だった。
いいインタビューだった。
続いて、セーフウェイ。
1963年からハワイに進出して、
もう完全になじんでいる。
リザさんが店内ツアーをやってくれた。
リザさんは、花部門のマネジャー。
その自慢の花売り場。
花部門担当だが、
驚くほど店全体のことを知っていた。
そしてそれを熱心に教えてくれた。
まず店全体の方針や概況を語った。
もちろんセーフウェイは、
全米第2位のスーパーマーケット。
1335店で年商は430億ドル、4兆2982億円。
しかし今、サーべラスという投資ファンドに買収され、
アルバートソンと統合されつつある。
ただし、ただし、
ハワイのセーフウェイは、
凄くいい。
マネジャーや働く人々に、
自信もある。
それがインタビューと店内にあふれていた。
外光を採りいれた見事な青果部門。
このボリューム感とカラーコントロール。
素晴らしい。
ほんとうに久しぶりに、
凄いセーフウェイを見た。
会社が傾いていても、
店はそこでドキドキ・ワクワク働く人たちによって、
支えられ、生き生きとしている。
青果部門でもインタビュー。
リザさんの話に熱が帯びてくる。
熱心に聞くと、
語る方も熱心になってくる。
ドキドキ・ワクワクとはこういうことだ。
お客さまとの間に、
こういった関係を築きたい。
サーフボードを使って、
プレゼンテーション。
ミート部門でもインタビュー。
そしてバックヤードへ。
本土からの入荷が週に2度。
しかしそのハンディキャップを、
マネジャーたちのスキルが補う。
質疑応答で、
リザさんは発注の大事さを強調した。
そしてバックヤードには、
重要資料が貼り出されて、
発注の大事さを物語っていた。
最後にデリ売場でレクチャー。
全米セーフウェイ第1のデリ部門。
この店のマネジャーは、
全米1335店でナンバー1のスキルを持つ。
リザさんは自慢げだった。
一番最後にアルバート・ニッタ店長登場。
店全体の方針は、
「カスタマー第一」。
その通りのいい出来栄えの店だった。
帰り際にパイナップルとコーヒーフロートが、
全員にプレゼントされた。
みんな、感動して、
それを味わった。
ニッタ店長と握手。
買収された巨大チェーン。
しかし店の人々が、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ仕事していれば、
店は立派に生きている。
ホールフーズの完璧なマネジメント。
セーフウェイのドキドキ・ワクワクの対応。
スーパーマーケットは素晴らしい。
小売りサービス業はいいもんだ。
ドキドキ・ワクワク・ニコニコで、
毎日毎日、仕事できるのだから。
そんな実感を強く抱いた。
ありがとう。
(つづきます)
〈結城義晴〉