敬老・老人の日、グランド・ジェネレーションと“Change!or,Die!”
Everybody! Good Moday!
[2014vol36]
2014年第37週、
9月第3週の月曜日は「敬老の日」。
名月や孫の友達良き子なり
〈朝日俳壇 横浜市・込宮正一〉
「良き子なり」の「なり」がいい。
「良き子かな」ではつまらない。
商人舎magazineの月曜朝一、
「今週の販促企画」に、
「敬老の日」と「老人の日」と、
「グランド・ジェネレーション・デー」、
さらに「シニア世代」対応を整理しておいた。
「老人の日」のニュアンスならば、
私はここに入らない。
「グランド・ジェネレーション」ならば、
確実に入ると思う。
言葉のニュアンス。
コンセプト。
それは営業企画や販促企画にとって、
極めて重要なことだ。
熟考を望みたい。
今週は「老人週間」、
そして今月が「敬老月間」。
長く生きている人たちを敬う日々。
つまり人間賛歌の日であり、
人間賛歌の週間、月間だ。
私はそう考えている。
人間の命、生き物の命こそ、
何事にも代えがたい存在だ。
「生命」という。
それを尊び、讃える日、
尊び、讃える週、月。
そんな生き方をしたいものだ。
失ひし物は数へず星月夜
〈信濃俳句通信 山本佑子〉
さて、今週は、
今日が祭日「敬老の日」。
18日の木曜日は、
スコットランド独立の住民投票。
イギリスは4つの国から構成される王国。
イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド。
このうち、スコットランドは、
1707年にイングランドと合同して、
ユナイテッド・キングダムが誕生。
産業革命の中心人物、
ジェームズ・ワットとアダム・スミスは、
スコットランドの人。
最近では俳優のショーン・コネリーが、
スコットランド独立を強く支援する。
スコットランド人は、
もともと独立心が旺盛で、
1960年代に、
沖合の北海油田開発が本格化すると、
これが独自財源になるとの思惑から、
独立への機運が高まる。
そして1999年、スコットランド議会が復活。
さらに2011年、「スコットランド民族党」が、
初めて単独過半数を獲得し、
2012年、キャメロン首相が、
「民意に従う」として住民投票実施に合意。
それが今週の木曜日。
有権者はスコットランド在住市民、
16歳以上の400万人強。
投票は18日で即日開票。
日本時間19日午後までに結果が判明する。
そして賛成が反対を上回れば、
投票率に関係なく、
2016年3月24日に独立。
凄いことだ。
会社でも経営統合やM&A流行りだが、
逆に事業部門の独立は、
イオンなどで活発だ。
ローカルチェーンもこの政策は有効だ。
独立資本の多数の企業が、
ホールディングカンパニーの元に統合する。
アークスもそれだ。
会社経営もそんなトレンドにあるが、
国家運営は確実に独立や分散の傾向にある。
ソビエト連邦がそうだったし、
今度はユナイテッド・キングダム。
中国にも分離独立の気運がある。
スコットランドは独立しても、
イギリス連邦の構成員となる。
どちらがいいのかは、誰もわからない。
しかし決定は住民に委ねられる。
会社もだんだん、
そういったものになってゆく。
国家は誰のものか。
そして会社は誰のものか。
さてさて私の今週。
明日の火曜日は山梨県甲府。
オギノFSP研究会で講演。
明後日の水曜日17日は夕方、
滋賀県彦根へ。
木曜日の18日は、
平和堂で講演。
今週も講演が2回。
週末は人に会ったりして、
スケジュールは詰まっている。
ありがたいことだ。
敬老の日の三連休、
皆さんの店、みなさんの会社、
ドキドキ・ワクワクできただろうか。
お客さんはニコニコしてくれただろうか。
働く人たちはニコニコしただろうか。
結果として、営業成績は上がっただろうか。
最後に齋藤玄、北海道の俳人。
長らく北海道銀行に勤めた。
1914年~1980年。
しんしんと肉の老いゆく稲光
〈1972年〉
50代の終りの句。
老いは肉体からやってくる。
残る生(よ)のおほよそ見ゆる鰯雲
〈1975年、60歳の句〉
俳人は66歳で逝去する。
だからこのころ「残る生」がおおよそ見えていた。
晩年の不意に親しや秋の暮
〈同〉
この世代の人々は、
「敬老」のニュアンスがあるが、
私たちはまだ、
グランド・ジェネレーションだろうか。
いや、私はまだまだ現役。
今週も、来週も、
来月も、再来月も、
忙しく動き回る。
蛻変を試みる。
自ら、変われ!
Change! Or,Die!
敬老月間だからこそ、
この標語。
まだまだ、変わる。
変われなくなって、死ぬのではなく、
変われねば、自ら死を選ぶ。
そのくらいの心意気で、
今週を生き抜こう。
では、みなさん、
Good Monday!
〈結城義晴〉
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