イオン吉川美南FTから多摩平の森、ベトナム2社資本提携会見へ
昨日今日は暖かかった。
春本番のような陽気。
その2日間、イオン巡りに終始した。
昨日は埼玉県吉川美南。
東横線から日比谷線、
千代田線に乗り換えて、
最後は新松戸から武蔵野線。
吉川美南駅。
2012年3月17日開業の新駅。
真新しい駅前に、
ケーズデンキ。
そのK’sに隠れるように、
イオンリテールの新フォーマットFT。
極めて意欲的な実験だが、
まだ道半ば。
しかしファッションと住居関連の品揃えの、
新しいコンセプトのモデル。
木下尚久さんからじっくり話を聞き、
私なりの考えも提案して、激励した。
木下さんは、
イオンリテール㈱の
新事業開発プロジェクトリーダー。
取材の途中から、
イオン広報の小西一仁さんも加わり、
いろいろレクチャーしつつ、
互いに意見交換。
実に楽しいひと時だった。
木下さんには、
大いに頑張ってもらいたいものだ。
ファミリー・ツリー(FT)の前で写真。
日本のノンフード・フォーマットに、
イノベーションを促す試金石の店。
詳細は月刊『商人舎』2月号にて。
そして今日は朝から、
東京・日野市へ。
東横線菊名駅から、
JRに乗り換えて、横浜線。
終点の八王子から豊田に戻って、
駅前のイオンモール多摩平の森へ。
昨年末から、何度か来ているが、
あらためてイオンリテール店長にインタビュー。
橋本幸久さん。
このモールは駅前立地。
火曜日の昼前なのに、
駅側からの人並みが、
ショッピングセンターに吸い込まれていく。
イオンリテールは、
売り場3層のモールへの出店で、
結果的にフード&ドラッグとなった。
広報の吉田和弘さんと3人で、
モール内をくまなく視察。
そのあたりの経緯と、
新フォーマットづくりの中身を、
これまたじっくり話してもらった。
橋本さんは33歳でイオンの店長になり、
今、44歳。
ずっと店舗現場を担当してきた。
そしてこの店の開設委員長となり、
店長となった。
それだけに現場からの改革意欲が旺盛。
とくに惣菜デリは好調だ。
大いに期待したい。
この店の詳細も、
月刊『商人舎』2月号にて。
だんだん2月号の全貌が、
明らかになってくる。
2時間半ほど多摩平にいて、
それから急ぎ、都心へ。
ホテルオークラ。
これもイオンの記者会見。
イオンがベトナムに進出するにあたって、
大型ショッピングセンターは直営で開設するが、
スーパーマーケットは現地企業と、
資本業務提携をすることになった。
そのベトナム2社提携発表の会見。
日本側は岡田元也イオン社長、
尾山長久アセアン事業最高経営責任者が出席。
提携先は、
首都ハノイを地盤とするフィビマートと、
商都ホーチミンのシティマート。
フィビマートは、20店舗54億円、
シティマートは、27店舗57億円。
ともにスーパーマーケット主体のローカルチェーン。
日本で言えば東京と大阪の、
ローカルチェーンと提携するようなもの。
岡田さんの発言。
「次なる消費大国ベトナムで、
モールとGMSだけでやっていくのは無理がある。
スーパーマーケットを単独でやっていくのは、
さらに無理がある」
目指すはベトナム第一の小売業。
中産階級が爆発的に増えるベトナム。
この中産階級のマーケットが、
イオンの主戦場である。
シティマートのラム・ミン・フーさんが、
岡田元也社長の発言として紹介した言葉。
「我々には、
たった一人の先生ではなく、
たくさんの生徒が必要だ」
ベトナムのローカルチェーン2社のトップ、
イオンの理念に心酔しているようだ。
記者会見の詳細は、
商人舎magazineにて紹介。
最後にベトナムのフォトパネルの前で写真。
忙しい2日間だった。
しかし現場取材は、
いいなあ。
ご協力、ありがとう。
〈結城義晴〉