ロープライス・ユートピアと「良いものをどんどん安く」
帰国しました。
バッテリーパークから、
アッパーニューヨーク湾を望む。
氷の塊が流れる。
遠くに自由の女神像。
1886年、自由の国の象徴として、
フランスから贈られた女神像。
かつて2000万人のヨーロッパ人が、
この海の向こうからやってきた。
ロピア米国研修団第4班も、
この地で夢を描いた。
ロープライス・ユートピアを、
創り上げる夢を。
「良い品をどんどん安く」
この言葉のもつ本来の強靭さは、
生態系のごとく循環の構造を有するところにある。
良い品を売る。適切な品質を提供する。
すると、顧客は喜ぶ。
そんな顧客が増えると、品はどんどん売れる。
どんどん売れてゆけば、一品一品が安くなる。
売れれば売れるほど安くなる。
「利は売りにあり」で利益が生じる。
利益が、次の良い品をつくることに貢献する。
この新しい「良い品」によって顧客はもっと喜ぶ。
そしてますます、どんどん売れる。
ますますどんどん売れれば、
さらに一品一品は
安くなる。
安くなるから、いっそう大きな利益が生まれる。
それが、さらにさらに、
良い品をつくることに機能する。
こうして「良い品」のレベルは飛躍し、
「どんどん」の量は爆発し、
「安く」の水準は国際級になってゆく。
真理は、
常に循環しつつ、
構成要素そのものを高めていく。
真理は、この体系にこそ宿っている。
真理とは、自ら進化する構造を
内包するものなのだ。
だから「良い品をどんどん安く」の、
一挙実現を図ると、
失敗する。
三つの要素を、
いっぺんに果たそうとすると、挫折する。
仕事や商売の成長と発展に、短絡はない。
いつも三段論法で、
一つ一つ確かめながら、
こつこつと積み上げる。
その蓄積のパワーが、
循環の体系を
拡大再生産に向かわせる。
循環と螺旋のイメージを解し、
信じる者だけに、
真理は味方するのである。
〈結城義晴著『Message』より〉
おなじ品ならより安く、
おんなじ値ならより良い品を。
これはまさに、
「良いものをどんどん安く」に通ずる、
商売の本質である。
そして今日のジョンFケネディ空港。
滑走路の向こうに、
マンハッタンの街が見える。
望遠レンズが幻のように、
摩天楼を浮かび上がらせる。
飛び立つと、一瞬、
マンハッタン。
そして海岸線。
12時間55分。
日本国千葉県成田市上空。
最後に事務局でハドル。
㈱ロピア人事総務部の三枝敏さん、
取締役の福島道夫さん。
左は㈱ケノス社長の小林清泰さん。
バゲージクレイムでハドルを組んで写真を撮ったら、
税関係員に注意されたので、もう一度。
お疲れ様でした。
必ず大きな成果が上がるでしょう。
間違いない。
(3日目の夜の交流会と最終日の報告、つづきます)
〈結城義晴〉
2 件のコメント
お疲れ様です
ニューヨーク研修の御講義、本当に有り難う御座いましたm(__)m
失礼な振る舞いもあったりしました
正直先生に申し訳無い気持ちが心残りです
自分の不甲斐なさが腹立たしいです
研修中沢山のカルチャーショックを受けました
得難い経験、沢山の講義、先生的には物足りない所もありましたでしょうが、
自分達には普段の仕事の中では感じる事の出来ない経験を頂き、とても感謝しております
兎に角、今研修、お疲れ様でした
そして有り難う御座いましたm(__)m
ロピア青果部の一人さん、とてもいい研修でした。ロピアらしかった。それがいい研修だったということです。私が物足りないと感じたことは全くありませんでした。これを活かして、自分らしく、ロピアらしく、仕事をしていってほしいと思います。3月4日にまた、会いましょう。