東日本大震災「復興・振興」とケネディの「4つの消費者権利」
Everybody! Good Monday!
[2015vol10]
今週から来週にかけてのプロモーションは、
商人舎magazine、
月曜朝一「今週の販促企画」。
ここでも書かれているけれど、
3月11日は東日本大震災から4年を迎える。
昨年の月刊『商人舎』3月号。
特集
3・11――三年目の正直。
社会的使命を果たし続けた
誇り高き商業者たちの1000日記録。
さらに商人舎公式ホームページでは、
右段にボタンをつくって、
ずっと掲げ続けている。
負けるな! 不屈の日本人
東北関東大津波大震災へのメッセージ。
私はこのページを、
「復旧・復興・振興」の、
最後の「振興」段階まで、
外すつもりはない。
あの4年前をいつも思いつつ、
被災地の新興に向けて、
支援し続けたい。
熱し易く冷め易い。
この問題に関して、
それは断じて許さない。
さらに2011の福島原発事故は、
1945の広島原爆投下とともに、
わが日本国が体験し、
抱え込んだ問題として、
解決と報告・認識の努力が、
継続されなければならない。
ジョンFケネディのコンシューマードクトリン。
①安全である権利
②知らされる権利
③選択できる権利
④意見を聞き遂げられる権利
この4つの権利が、
保証されなければならない。
明日の10日午後8時から、
NHKスペシャル「震災ビッグデータⅣ」が、
放映される。
NHKは毎年、
東日本大震災時に起こった現象を、
様々なビッグデータを活用して分析する。
目的は災害への対策と復興促進。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱は、
この番組の意義に賛同し、
情報提供を行っている。
小売業の店頭顧客情報のビッグデータは、
震災の前と後との購買履歴を示し、
その事前対策と復旧・復興政策に、
大きく貢献する。
小売業・サービス業は、
社会のライフラインとして、
その機能を果たし続けねばならない。
その決意表明は、
3月11日には、
何度も何度も、
さまざまな店や企業によって、
なされねばならない。
さて今日、3月第3週に入ったといっても、
地域によっては雪解けの季節。
雪解野や家々とほく灯を点し
〈日経俳壇より 長崎市・ 森光梅子〉
「雪解野」は「ゆきげの」、
読んで字のごとく、雪解けの野原。
灯を点す家々の営み。
それを支えるのは小売り商売だ。
ふりむかず先へ急げど春愁
〈朝日俳壇より 松阪市・奧俊〉
「春愁」は「しゅんしゅう」と読むが、
ここでは「はるうれい」。
『大辞林』の解説が秀逸。
「華やいだ春の日にふと感じる物悲しさ」
春は忙しい。
一月往ぬる、
二月逃げる、
三月去る。
その去るスピードの中で、
春愁。
種飛んで庭隅までもさくら草
〈朝日俳壇 大阪市・真城藺郷〉
この句を読んで、
花粉症を思った。
情けない。
今日のDaily商人舎。
「家計消費状況調査」速報で
ネット購買支出は1世帯3万1757円!
ネットショッピングは増え続ける。
それを留めることはできない。
しかしだからといって、
安易にこのビジネスから、
収益を得ることもできない。
さてさて私の今週のスケジュール。
今日は午前中、歯医者。
ニューヨーク旅行のため中断していたが、
歯は大事です。
午後、イオンリテール㈱の皆さん来社。
右から小河原好弘さん、
人事部人材育成グループマネジャー。
寺社下修さん、人材育成グループ。
そしてイオンコンパス㈱の高柳優子さん。
夕方には商人舎magazineのWeb会議。
左は猪股信吾さん、
Webマーケティング・スペシャリスト。
右は内田憲一郎さん、
Facebookコンサルタント。
どちらも立教大学大学院の、
「結城ゼミ」の俊英です。
私のスケジュール。
明日は電通で講義。
電通からの要望で、
「イオンvsセブン&アイ」を語ります。
水曜日の震災の日は、
原昭彦さんと会う。
㈱成城石井代表取締役社長。
原さんはコーネル大学ジャパンの、
奇跡の第二期生。
こうして見ると、
立教やコーネルの教え子が、
大活躍してくれている。
嬉しい限り。
この日は夕方、
立教の結城ゼミ生・朝川康誠さんも来社。
㈱USEI社長。
そして木曜日には静岡へ。
静鉄ストアのむつみ会で講演。
翌日も静岡で店舗視察。
そして土日曜は、
生まれ故郷の福岡へ。
まあ、忙しい日々。
ふりむかず先へ急げど春愁
この愁いには、
大震災への鎮魂の意が込められている。
では、みなさん、今週も、
Good Monday!
〈結城義晴〉