ゴールデンウィーク直前態勢と「人が人のために」の価値
Everybody! Good Monday!
[2015vol16]
2015年第17週、
4月第4週。
昨日の日曜日、
横浜は新緑が美しかった。
霧雨に濡れた新緑は、
なおさらまぶしいほどだ。
日曜日晴後曇花時雨
〈日経俳壇より 武蔵野 森田和行〉
日本列島はまだまだ、
花時雨を楽しめる。
そして今日は、二十四節気の「穀雨」。
『暦便覧』では、
「春雨降りて百穀を生化すればなり」
これが一番ぴったりの表現だ。
日と月の休む菜の花畑かな
〈朝日俳壇より 稲沢市 杉山一三〉
今日、ポール・マッカートニー来日。
もちろん元ビートルズ。
しかし、もう、72歳。
東京と大阪で、5回の公演。
ただし私は純粋ビートルズ主義者。
ジョン・レノンとジョージ・ハリソンが没したあとも、
ポールは素晴らしいが、
残念ながらビートルズではない。
大瀧詠一のいない「はっぴいえんど」と同じ。
それでもポール・マッカートニーの来日公演は、
嬉しいニュースだ。
さて来週水曜日の29日が、
「昭和の日」の祭日で、
そこからゴールデンウィークに突入する。
商人舎magazine、
weekly商人舎日替わり連載。
月曜日は「2週間販促企画」
当然のことながら、
今週からもう、
ゴールデンウィーク態勢に、
入っていなければならない。
今年は、29日水曜日の後、
2日の土曜日から5連休。
5月1日の金曜日はメーデー。
連合のメーデーは29日だが、
「May Day」と書くごとく、
「5月の日」。
まったく私的な意見だが、
なんとかメーデーは5月1日に、
実施してもらえないだろうか。
一般サラリーマンは、
30日の木曜日と、
この本来のメーデーの日に、
休暇をとれば8連休。
5連休のあとの7日、8日を、
休暇にすれば9連休。
もちろん暦通りの5連休の人もあるだろう。
ライフスタイルとして、
どれもあるだろう。
ただし、今年度が始まって、
最初の重要な大型連休。
このゴールデンウィークに、
自分の顧客の心をつかめば、
夏のお盆商戦から、
秋、冬、年末年始と、
1年が優位に展開する。
大げさなようだが、
今週の態勢づくりで、
その雌雄は決する。
ホップ・ステップ・ジャンプ。
今週がそのホップ、
来週がステップ、
再来週の5連休がジャンプ。
フラフラせずに、
気を引き締めて、
3週間を1クールとして取り組みたい。
糸井重里の『ほぼ日刊イトイ新聞』
巻頭言でイトイが語る。
「人間ができることを、
だんだんと機械がやれるようになってきて、
『人間だけができること』を
人間がやればいい、と。
そういう時代が来てしまった、
と思っていた」
機械にやってもらって、
人間は『人間だけができること』を
やればいい‥‥と、
言うのは簡単だけれど、
ずいぶんむつかしいことだ」「だって、このごろは、
機械には無理だと思われていた
いわゆる『ホワイトカラー』の仕事も、
人手と時間のかかる部分は、
どんどんコンピューターという機械が
やってくれている」
むしろホワイトカラーの仕事こそ、
コンピュータにとって代わられる。
「だから、もっとアートなことだとか、
クリエイティブと言われるようなことをこそ、
人間がやればいいと、
また口では言えるんだけど、
アートやらクリエイティブのある程度の部分は、
またまた、かなりコンピューターがやっている」
このあとがイトイの真骨頂。
「しかし、このごろ思うのだけれど、
『人が人にしてもらううれしさ』というのは、
機械に代行させても、
なかなかよろこばれない」
「多くのサービス業で人間がやってるサービスを、
機械にまかせてしまったら、
お客はそれをよろこばない」
「『人が、人のために』という価値は
消えにくいものだ」
まさにその通り。
そして「人が人のために」のあり方は、
人の数だけ種類がある。
自分らしい「人のため」だからだ。
見習うことはできるが、
そっくり真似できるものでもない。
ゴールデンウィークは、
それぞれの「人が人のために」をなんとしても、
地域一番にしたい。
さて今日は、
午前中に横浜商人舎オフィスに来客。
ハウス食品㈱の営業本部の面々。
真ん中が広域営業部長の小須賀勇さん、
左は営業企画課長の鈴木勝也さん、
右が同チームマネジャーの富本晋平さん。
6月16日(水)に、福岡で、
「カレー&スパイスアクション」
九州 フォーラム2015が開催される。
私がその基調講演をする。
九州方面のみなさん、
おいでください。
午後は、東京・日暮里へ。
一般財団法人ワンアジア財団の理事会評議員会。
私は設立当初から評議員。
2015年度の事業計画で、
アジア中心に都合330の大学で、
「アジア共同体論講座」が開設される。
現在は21の国・地域の186大学に、
講座が開設されている。
38の国・地域の144大学が準備中。
日本では東京大学教養学部と大学院、
早稲田大学とその大学院など、45校。
韓国では高麗大学、延世大学をはじめ40校、
中国は清華大学、復旦大学をはじめ57校。
アジア共同体論を常設科目化した大学も、
9の国・地域の50校。
財団の活動は目に見える成果を上げている。
いま、アジアだけでなく、
アメリカ、ヨーロッパ、アフリカまで、
その趣旨が理解され、
講座開設の大学が増えている。
さらに今年8月1日には、
中国・上海の復旦大学で、
第5回ワンアジア・コンベンションが開催される。
先の大学から教授陣が300人も集まる。
この財団は、佐藤洋治さんが理事長。
ダイナム・ジャパン・ホールディングス社長。
パチンコホールのチェーンストアを経営して、
3年前に香港株式市場に上場を果たした。
そして今月の8日に、
ニラク・ジー・シー・ホールディングスが、
二番目の上場を成し遂げた。
そのニラクの谷口晶貴さんは、
ワンアジア財団の評議員。
今日はニラクの上場を祝って、
財団の理事・評議員事務局で乾杯。
谷口さん、おめでとう。
さて今週の結城義晴のスケジュール。
あすの火曜日は、
鶴ヶ峰病院で検査結果を診断してもらう。
水曜日は故原島功さんのお別れの会。
㈱ベルク会長。
12時からパレスホテル東京。
その後、13時から商業経営問題研究会。
久しぶりに出席して、講義する。
木曜日は、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱役員会。
金曜日は、
イオン経営者候補研修開校式講演。
その間、月刊『商人舎』5月号の入稿仕事。
今週も忙しい。
考えてみると、
この仕事は機械に、
とって代わられることはない。
「人が人のために」の仕事だから。
みなさんも、
ゴールデンウィークに向けて、
「人が人のために」の仕事に邁進して欲しい。
今週がホップ・ステップ・ジャンプの、
大事な大事な第一段階のホップ。
では、Good Monday!
〈結城義晴〉