郵政上場とイオン弾丸ツアーの「祭りのあとの淋しさ」
昨日、一昨日の東京株式市場。
「郵政祭り」
日経平均株価は1万9000円台を回復。
「郵政3銘柄」上場を受け、
売買回数は合計で22万回。
証券会社が大儲け。
個人投資家の異常な盛り上がり、
それを受けてプロ機関投資家も参入。
揃って株価は下落。
日本郵政が4%安、
ゆうちょ銀行が3%安、
かんぽ生命保険は4%安。
今日は3月期決算企業の上期決算発表のピーク。
300社超の9割近くの企業が、
「可もなく不可もない」といった決算。
郵政祭りのあと。
祭りのあとの淋しさが
いやでもやってくるのなら
祭りのあとの淋しさは
たとえば女でまぎらわし
もう帰ろう
もう帰ってしまおう
寝静まった街を抜けて
〈岡本おさみ作詩、吉田拓郎作曲〉
さて、宿はニューアーク。
マンハッタンの対岸。
朝、6時にホテルを出発。
霧に包まれた、
真っ暗なニューヨーク郊外。
バスの中で最後の1時間講義。
1931年開設のジョージ・ワシントン橋。
ハドソン川を渡って、
マンハッタンへ。
それからトライボロー・ブリッジ。
現在はロバート・F・ケネディ橋と呼ばれる。
朝焼けのブルックリンから、
ジョン・F・ケネディ空港へ。
講義は続いて、最後は、祈り。
変わるものを変えられる勇気を
変わらぬものを受け入れる心の静けさを
それらを見分ける英知を
お与えください。
ケネディ空港で全員写真。
見送って、ひとり、タクシー。
来た道を戻って、
ブルックリンのラガーディア空港。
国内線はこの空港。
そして再び、テキサスのダラスへ。
アメリカ中が雲に覆われている。
つかの間の雲の切れ間。
そしてダラス・フォートワース空港。
Aゲートに降り立つと、
セブン-イレブンが出店していた。
これが、いい。
なによりも、レジカウンターが、
通路の方を向いている。
チェックスタンドは真っ先に顧客と、
アイコンタクトできるように、
作られていなければいけない。
果物、ヨーグルトなど、
フィンガーフードがコンコース向けに並ぶ。
ドーナツのケースも簡潔。
飲料は奥のリーチインケースに。
そしてカウンター商品。
クイック・トリップ並みのグリル。
温かいホットドック用ソーセージ。
そしてピザと揚げ物。
Condimentsは調味料、薬味。
つまりホットドックのトッピング。
右壁面にはホット&コールド・ドリンク。
コーヒーもマクドナルドなどより、
いいかもしれない。
1時間の乗り換え猶予があったが、
セブン-イレブンなど出店していると、
どうしても観察してしまう。
あわててAゲートから、
スカイリンクのモノレールに乗る。
ホームからCゲートへ。
ダラス・フォートワース空港には、
AからEまでのゲートがあり、
東京山手線の内側の広さ。
しかし、まだまだ拡張余地を残している。
サンアントニオへのゲートが、
三度も変更。
始めはC6、次はC29、
そして結局、C16。
ダラスはアメリカンエアラインの母港で、
なおかつハブ空港。
乗って、1時間、
暖かいサンアントニオへ。
すぐにホテルへ。
ジュニアスイート。
ここで4日間。
ちょっと落ち着く。
イオンリテールのメンバーはもう、
帰国して家路についているだろう。
弾丸ツアーの祭りのあと、
郵政上場の祭りのあと。
祭りのあとの淋しさは
今宵の酒に酔いしれて
拓郎の歌は、酒に酔しれて終わる。
(つづきます)
〈結城義晴〉