熊本地震と井阪セブン&アイ誕生と11回平和堂米国研修
九州熊本を震源とする地震。
マグニチュード6.5。
「横ずれ断層型」だった。
つまりは南北方向に引っ張られる力で、
断層が横に動く型。
震源の深さが11キロと浅かった。
だから逆に震度7。
東日本大震災以来の激しい揺れだった。
被災した人たちの不安や恐怖は、
それだけ厳しいものとなった。
震源の近くにあるのは二つの断層。
熊本県内を北東から南西に延びる、
布田川断層と日奈久断層。
布田川断層帯は、
阿蘇外輪山の西側斜面から、
宇土半島の先端に至る活断層。
日奈久断層帯は、
その北端が布田川断層帯と接していて、
八代海南部に至る活断層。
どちらも全長約100キロ。
今回の震源が予測されているが、それは、
布田川・日奈久両断層帯が交わる地点に近い。
政府地震調査研究推進本部の見解。
布田川・日奈久断層帯が連動する地震の場合、
最大でマグニチュード8.2の可能性がある。
まだまだ、油断はできない。
ただしこのエリアで、
30年以内に大規模地震が起きる確率は、
ほぼ0〜0.9%。
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
だとすれば原発問題への解答も、
明白なはずだ。
さて、毎日報道している「事件」、
セブン&アイ・ホールディングス。
決着が見えてきたようだ。
日経新聞朝刊の一面。
「セブン&アイ社長に井阪氏」の記事。
このブログでは昨日の夜、
その予測を、すでに報じた。
しかしこの情報に関しては、
日経新聞と同社の情報ルートが、
ほぼ正常化してきた。
今日、開かれる指名報酬委員会で、
セブン-イレブン・ジャパン井阪隆一社長が、
昇格して持株会社セブン&アイ社長に就任、
後藤克弘常務執行役取締役が副社長に昇格。
鈴木敏文会長は最高顧問。
村田紀敏社長は退任。
セブン-イレブン社長は古屋一樹副社長。
井阪さん58歳、後藤さん62歳、
古屋さん66歳、
そして村田さん72歳、鈴木さん83歳。
セブン&アイ取締役は、
鈴木さん、村田さんを除いて、
全員が留任。
肝心の鈴木さんは、
5月末の株主総会後、
グループのすべての役職を退任、
しかし最高顧問で残る見通し。
こんなに醜い暴露戦を展開せず、
きちんとした議論の上で、
この体制にすれば、
何ら問題はなかったはずだ。
特に4月7日の記者会見は、
まったく余分だった。
私はそう思う。
社員・従業員も、
顧客も取引先も、
そして株主もマスコミも、
あきれ返った。
もう一つ、私は鈴木さんが、
最高顧問でも、
残るべきではないと思う。
全役職を辞すると言い切ったのだから、
それはすっきりとしたほうが、
ほんとうは良かったかと思う。
多分、伊藤雅俊名誉会長の配慮だろうが、
ここは完ぺきに身を引いたほうが、
鈴木敏文らしい。
まったくの岡目八目の私の案は、
伊藤順朗さん(57歳)のファウンダー、
井阪隆一さんのCEO。
サム・ウォルトン方式。
あとは実力主義。
そして伊藤雅俊さんも名誉会長で、
完全引退。
これですっきりする。
しかしそんなごたごたが続いたが、
ユニクロとセブンイレブンの、
コラボレーションが、
19日から全国展開となる。
すでにユニクロのネット通販商品は、
セブン-イレブン店頭で受け取れる。
2月に首都圏の約5700店で始まった。
それが4月19日から、
全国約1万8600店に広がる。
顧客がユニクロのネット通販で注文する際、
受け取り場所として、
全国のセブン-イレブンの店舗を指定できる。
原則的にユニクロの全商品が対象。
コンビニ受け取りの手数料は無料。
購入額が5000円未満(税別)で送料450円。
通常のユニクロサイトと同様。
セブン-イレブンは24時間の受け取りが可能。
つまりセブンのインフラをユニクロが、
最大評価しているということだ。
古屋社長のセブン-イレブン、
井阪社長のセブン&アイが、
そんなインフラとポテンシャリティを、
最大化していく。
特に井阪さんは、
鈴木敏文さんから一度、
「駄目出し」されただけに、
逆に奮起のパワーが期待される。
さて、私は今日、
横浜シティエアーターミナルから、
リムジンバスに乗り込む。
すぐに、みなとみらい。
そしてベイブリッジ。
我が故郷・横浜港が見送ってくれる。
東京を抜けるとスカイツリー。
アメリカン航空のEカウンターで
先にチェックインを済ませて、
平和堂メンバーの到着を待つ。
やって来ました。
平和堂旅行課スタッフの引率の下、
総勢40名。
あいにく機械の不具合で、
セルフチェックインができず、
カウンターに並ぶメンバー。
われわれが搭乗するのは、
18時30分発のAA60便。
ダラス・フォートワース国際空港への直行便。
副団長の二人と写真。
島津克さんと三田村勝彦(右)さん。
島津さんはアルプラザ香里園支配人。
三田村さんはアルプラザ茨木支配人。
A3会議室で、
平和堂アメリカ研修団結団式。
11回目の今回の平和堂アメリカ研修。
勉強するだけでなく楽しんでほしい。
そして団長のあいさつ。
冨岡勇夫さん。
東海営業部部長。
最後に、出発前の全員写真。
元気で無事に帰国します。
成果を期待してください。
(つづきます)
〈結城義晴〉