舛添知事別荘近くの湯河原で商人舎ミドルマネジメント研修会
舛添要一東京都知事。
いまや、朝日・毎日・読売まで各紙こぞって、
「政治資金公私混同疑惑」と呼ぶ。
調査を担った元検事の弁護士2人が、
舛添いうところの第三者機関。
昨日、この第三者機関とともに記者会見。
今日は東京都議会で質問攻め。
「違法性はない」
しかし「不適切な支出」
これが第三者機関の結論。
都知事としての弁は、
「粉骨砕身、都政運営に努めたい」
「不適切な宿泊・飲食費は、
個人資産から返金し、
慈善団体へ寄付」
「神奈川・湯河原の別荘は売却」
自分の金で買った別荘を、
どうしようと関係ない。
問題は都民、国民の信頼を、
政治家として、これで取り戻せるか否か。
ピーター・ドラッカーの有名な問い。
「あなたは何によって憶えられたいか?」
舛添要一さん、
あなたは何によって憶えられたいか?
湯河原の別荘ではないでしょう。
熱海駅前はいま再開発中。
熱海は一時期に比べて、
観光客が戻ってきた。
そこで駅ビルなどの整備で、
さらにお客を呼び込もうとしている。
関東甲信は5日に梅雨入りした。
残念ながら、伊豆諸島はかすんで見えず。
そんな梅雨空ながら、
この湯河原で、商人舎恒例の
ミドルマネジメント研修会がスタート。
2012年から年2回ずつ開催し、
今回で9回目。
今日7日から9日までの
2泊3日の缶詰セミナー。
場所はニューウェルシティ湯河原。
ちょうど湯河原と熱海の、
境に位置する温泉ホテル。
橋の向こうが静岡県、
こちらが神奈川県。
橋の手すりは、
右側が相模の国、
左側が駿河の国。
施設・環境・サービスの良さから、
JTBがおすすめするほどの施設。
そしてこのホテルの前の道路にあるのが、
別荘地の地図。
よく見ると、右端にMIPEの表示。
坂道を1分ほど登ると、
料亭旅館の石庭。
石庭の下の道は土塀。
そして奥まったところに別荘の門。
観光客が数人。
テレビでおなじみの瀟洒な門。
一番静かなところの、いい別荘です。
舛添邸、MIPE。
我々の宿泊所から3分のところに、
今、話題沸騰の舛添要一別荘。
舛添知事のSPが、
このホテルに宿泊するというが、
ここで商人舎ミドルマネジメント研修会。
ホテル担当の佐々木さん(私の横)と、
事務局メンバー。
ホテルのホワイエから、石庭が見える。
舛添邸はあの右下。
そんなことをしていると、
次々に全国から各社の精鋭たちが参集。
熱海駅、湯河原駅から、
専用バスで到着。
そして12時50分。
全員がそろい、
10分早めに講義をスタート。
この研修会で私は、
四部に分けて8時間ほど、講義する。
その第一部の講義テーマは、
「私たちの小売り流通業・サービス産業」
この研修会では脱グライダー商人、
そして知識商人の育成を目指す。
まず、商業近代化の根本思想を解き明かす。
つまり倉本長治商業界主幹の哲学。
「店は客のためにある」から「商売十訓」、
そしてピーター・ドラッカーの三つの概念。
15分の休憩をはさんで、
世界の商業の近代化の歴史。
「賢者は歴史に学ぶ」
次に16時からは鈴木哲男さんの講義。
㈱リテイル・エンジニアリング・アソシエイツ代表取締役社長。
52週マーチャンダイジングはもちろん、
営業政策の第一人者。
全国の小売業を指導して、
日本中を飛び回る。
講義テーマは、
52週マーチャンダイジング、
プロモーション、ストアコンパリゾン。
12時50分に始まり、
20時までの初日の講義も無事終了。
お疲れさま。
講義が終わると、
遅い夕食。
このホテルの夕食、
とてもおいしい。
夕食のときには気分がほぐれる。
会話も弾む。
鈴木先生と私は、
セブン&アイ・ホールディングスのことを、
互いの見解を披露し合いながら、議論した。
そして鈴木さんとお別れ。
ありがとうございました。
次は10月です。
一方、セミナールーム。
受講生たちが自習中。
真剣そのもの。
明日の朝、理解度判定テストが開催される。
そのための復習。
チームで学習する会社もある。
理解度テストは自分のためのもの。
記述式で自分なりの表現をする。
丸暗記することが目的ではない。
いかに理解したか、
いかに納得したか。
それを自分のものにできたか。
明日の朝、判明する。
(つづきます)
〈結城義晴〉