トランプに決まってしまった! ああ。Atlantaにて。
Donald Trumpに、
決まってしまった。
今、ジョージア州アトランタ。
東海岸時間で、午前3時。
テレビのCBSやABCを、
ドキドキして見ていたが、
大勢が決してからも、
逆転はなかった。
座談会もどこか、うつろだった。
DONALD TRUMP
THE NEXT PRESIDENT
このテロップが流れ、
第45代トランプ大統領が、
実質的に決定した。
トランプはちょっと変わった。
私はライブで見ながら、
それを感じた。
「自分に投票しなかった人も含めて、
すべての国民の大統領になる」
この発言は、
選挙期間中の過激な発言を、
場合によっては実行しないことを、
示唆しているのかとも思う。
自分でも、事の重大さを、
あらためて認識したような印象だ。
それでも、
「再び偉大なアメリカをつくる」
会場からは、
「USA! USA!! USA!!!」
大合唱。
アメリカだけが偉大であっても、
世界はうまくいかない。
日本はこれから、
その偉大なアメリカから、
おこぼれをもらって生きていくのか。
そんなことがあってはいけない。
日本こそ自らのアイデンティティを、
貫いていきたい。
しかし6月23日の、
イギリスのEU離脱も、
今日11月8日の、
トランプ大統領誕生も、
まさに時代の判断基準が、
大きく変わったことを示した。
アメリカが、
「70歳のストロングマン」を求め、
選んだことは確かで、
「ストロングマン」のトレンドは、
日本にも伝播しているのだろう。
ここには万全の注意を、
払っていかねばならない。
それにしても、
力が抜けていく。
さて私は昨日の昼頃、
成田空港をJALで出発。
すぐに九十九里浜。
そして銚子の犬吠埼。
11時間後に、夜明け。
北アメリカ大陸は、
雲に覆われている。
テキサス州ダラスは雨。
ここで乗り換えて、
アメリカン航空便に。
やはり厚い雲。
それでもジョージア州の上空では、
ぽっかりと雲が抜けて、
晴れ間が見える。
到着するとすぐに、
ウォルマート・スーパーセンターへ。
入り口からもうクリスマス・モード。
高い天井から、
Merry Christmasのパネル。
そしてカウントダウン。
あと48日。
クリスマス売り場の方向を示している。
登場させたばかりのトイランド。
キャンディの通路。
そしてクリスマス・ショップ。
青果部門の冷蔵ケース上部には、
クリスマスのデコレーション。
バナナ売り場では、
バナナキーパーが関連陳列。
メイド・イン・チャイナです。
キャンディ通路。
クリスマス一色。
もちろん11月第4木曜日からは、
サンクスギビングデー。
だからターキーはロールバック。
主通路のアクションアレイも、
クリスマス一色。
サンクスギビングからクリスマスまでが、
ホリデーシーズン。
1年最大の書き入れ時。
今年はクリスマスをフィーチャーして、
サンクスギビングを脇役に。
つまりホリデーシーズンを強調。
主通路には玩具。
そしてToy Landを登場させた。
目いっぱいに広がったおもちゃの売り場。
売れ筋がずらり並んで、
ホリデーシーズンにはこれが、
またロールバックされる。
店舗左サイドは、
クリスマス関連グッズ。
クリスマス・ショップは、
どこよりも「早仕掛け」。
しかし主通路の島陳列は、
サンクスギビング用のポット鍋。
これがずらりと品揃えされる。
そして左側入り口のところにも、
クリスマス商材のコーナー。
クリスマスが主役、
感謝祭が脇役。
しかしどちらも、
ホリデーシーズン。
うまい考え方だ。
それを貫徹しているところが、
ウォルマートらしい。
うろこ雲が美しかった。
ホテルにチェックインしてから、
ディナーへ。
アトランタ・フィッシュ・マーケット。
巨大なフィッシュ。
素敵なシーフードレストラン。
万代ドライデイリー会の米国研修。
副会長の坂本修三さんが乾杯の音頭。
坂本産業㈱社長。
全員の一言自己紹介と、
万代の阿部秀行社長、
下岡太市副社長の、
それぞれのあいさつ。
最後に結城義晴のメッセージ。
頑張ります。
帰り際に、サービスしてくれた、
お二人と写真。
ずいぶん酔いが回っているが、
大満足。
そのあと、ホテルに戻って、
仮眠してから、
トランプ勝利のニュース。
ああ。
記念すべき、酷い日。
それでもどこかで、私は、
トランプの「大逆転の善政」を、
期待している。
柳井正さんが日本でコメント。
「アメリカの終わりの始まりだ」
その通りかもしれない。
(つづきます)
〈結城義晴〉