イオンスタイル碑文谷ソフトオープンの「想像を超えた!!」
安倍vsプーチン首脳会談。
時代掛かっている。
安倍晋三首相が、
地元・山口県長門市を会談場所にすれば、
ウラジミール・プーチン大統領は、
2時間遅れてやってきた。
宮本武蔵と佐々木小次郎の、
巌流島の決闘のようだ。
1998年、当時の橋本龍太郎首相が、
ボリス・エリツィン大統領を招いたのは、
静岡県伊東市川奈。
この時、北方領土問題は、
「川奈提案」で一応の成果を見た。
すなわち、
四島の北側で国境線を画定し、
返還は別途協議する。
今回は「川奈提案」のような名称もつかず、
巌流島のごとく小次郎が負けるのか。
それでも、安倍晋三は、
昨日、今日とプーチンと会談し、
クリスマスの後でハワイを訪れ、
バラク・オバマ大統領とともに、
真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する。
この行動力は、
大いに評価しよう。
問題はそのあとの、
ドナルド・トランプと、
習近平なのだが。
さて、今朝は、
東京・碑文谷へ。
イオンスタイル碑文谷、
ソフトオープン。
41年前の1975年、
ダイエー碑文谷店が誕生した。
その後、ずっとこの店は、
ダイエーの旗艦店、看板店となって、
様々なイベントや記者発表は、
いつも碑文谷で行われた。
私が㈱商業界に入社したのが、
1977年だから、
碑文谷店開店の後の記者会見などに、
何度、通ったか。
その店が、
イオンスタイルに生まれ変わった。
イオンスタイル碑文谷。
ただし、この年末は、
1階から4階までの4フロアの、
ソフトオープン。
この判断は、よろしい。
ソフトオープンでも、
私には、感慨ひとしお。
午前11時、オープン。
その前にマスコミを集めての内覧会。
9時半から、
7階会議室で記者会見。
大島学さんが
店づくりの意図と抱負を、
丁寧に説明。
イオンリテール(株)専務執行役員で、
南関東カンパニー支社長。
2014年7月に、
私のコーディネートで、
イオンリテール米国視察研修が、
ダラス&ワシントンDCで行われた。
この第1回研修で、
大島さんは団長を務めた。
その成果がどんどん、
店づくりに現れている。
うれしいかぎりだ。
その後、夏秋の研修は、
今年まで続き、
来年も予定されている。
記者会見の後は、
2チームに分かれて、
店内ツアー。
私は、町野弘幸店長の説明を聞いた。
町野さんは、
この秋の第6回アメリカ視察のメンバー。
売場のスタッフに、
次々に声を掛けながら、
記者に対して堂々たる解説。
あっぱれ。
店内ツアーが終わると、
再び、7階会議室に戻って、
質疑応答。
次々に投げかけられる質問に、
大島さんは即答。
大島さんは、
二つのことを力説した。
第1は、碑文谷地区を、
戸別訪問して、
徹底的に顧客の声を聴いたこと。
そして徹底的にその要望に、
応えようとしたこと。
このオープンで、
チラシは一枚もまいていない。
その代わりに、
戸別訪問に、
そのチラシのコストを活用した。
すなわちこれは、
徹底的なマーケティングを意味する。
第2は、ダイエーの力量を、
大きく評価したこと。
例えば、この店の精肉部門は、
イオン全店最大の規模と品揃えだ。
それは「肉のダイエー」の力を、
最大限に生かしたからだ。
今年5月5日の閉店後、
各地に散らばっていたダイエー従業員が、
ほとんど戻ってきてくれた。
この店の成功によって、
イオンとダイエーの融合は、
完全なものになる。
もちろん碑文谷の顧客も、
それを大歓迎してくれる。
店づくりも意欲にあふれているが、
私はこのイオンスタイル碑文谷の、
店づくりの姿勢を評価した。
補足したのは大前一也さん。
南関東カンパニー東京事業部長。
大前さんも2014年の研修参加者。
記者会見の後、11時開店に向けて、
報道陣は出入り口で待機する。
今年一番の冷え込みの朝、
オープンを待ちわびたお客たちが、
次々にやってきた。
2階では、
スタバとイオンのバルをつなげた。
これが実にいい。
詳細は商人舎magazineで、
他誌を完全に圧倒する内容で、
報告したい。
乞う! ご期待。
岡崎双一イオンリテール社長とは、
売場を回りながら、
何度も遭遇し、
何度も話し合った。
そして久木邦彦さん。
執行役員副社長商品担当、
兼 キッズ商品企画本部長。
久木さんとも何度も遭遇し、
意見を言った。
2014年から3年間、
アメリカ視察に引率した、
イオンリテールの幹部、ミドルは、
すでに200人を超える。
だから、売場では次々に、
参加したメンバーから挨拶され、
自分の売場づくりの意図を説明してもらう。
前島宣子さんは、
イオンリテールH&BC商品企画、
ユニット開発本部リーダー。
沢田泉さん(左)と板垣荘佐さん。
沢田さんは、
イオンリテール住居余暇商品企画本部
ホームファニシング商品部長。
板垣さんは南関東カンパニーの
住居余暇H&BC商品部マネージャー。
そして、河井祐介さん。
イオンスタイル御嶽山前店長で、
現在はソーシングを担当。
みんな、おめでとう。
私は多くのイオンピープルに語った。
「想像を超えた!」
いい出来映えだ。
もちろん、まだまだ、
問題点は多い。
その都度、意見を言ったり、
改善案を提示したりした。
それでも日本の総合スーパーの、
閉塞状況を突破する店舗である。
3月31日には、
5階から7階までのフロアが、
満を持してオープンして、
イオンスタイル碑文谷は完成する。
中内功さんも喜んでくれるだろう。
岡田卓也さんも注文をつけつつ、
それでも評価してくれるだろう。
イオンスタイル碑文谷、
おめでとう。
初心忘るべからず。
碑文谷のお客様に、
本当に応えるのは、
これからだ。
〈結城義晴〉