結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年01月02日(月曜日)

「無茶をせず・無理をする」から一日二度の「朝飯前」へ

Everybody! Good Monday!
[2017vol1]

2017年第1週。
本年も今週から数え始めます。

それに今年は第1週と、
Good Monday!のVol1が一致していて、
わかりやすい。

例年は週の中頃が元旦で、
その週が第1週、
Good Monday!のVol1は、
第2週となることが多い。

今年もWeekly Managementは、
仕事の基本となります。

さて、新年、おめでとうございます。
今年の年賀状。
2017nengajou-blog
三が日の間、掲載します。

そして今年の商人舎標語。
店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
DSCN9980.JPG-6
㈱商業界の社長時代、
若手社員有志達が、
2月ゼミに向けて、
製作してくれたTシャツ。

胸に入っているのが、
店はお客のためにある

その年の2月ゼミの冒頭、
私はこのTシャツを着て
基調講演をしました。

そして2泊3日のゼミナールの最中、
ずっとこのTシャツを着用して、
宣伝マンとなりました。

今年のご挨拶は、
一人です。
ジジはもういません。
DSCN9984.JPG-6
それでも今年、1年、
シンプルに生きていきたいと思います。

「無茶をせず・無理をする」

2007年の夏に、
その商業界を辞して、
ずっとこのスローガンを通してきました。

今年も基本的にそれは変わりません。

のんびりしている暇はない。

しかし、それでも、
64年の年を重ねてきて、少しずつ、
無理がきかなくなってきました。

だから「無茶をせず・無理をする」も、
今年くらいで打ち止めになりそうです。

そこで代わりに、出てくるのが、
「朝飯前」の考え方。

外山滋比古さんが、
『思考の整理学』のなかで、
いいことを書いています。
index

「簡単なことだから、
朝飯前なのではなくて、
朝の食事の前にするために、
本来は、決して
簡単でもなんでもないことが、
さっさとできてしまい、
いかにも簡単そうに見える」

「知らない人間が、それを、
朝飯前と呼んだ
というのではあるまいか」

「どんなことでも、
朝飯前にすれば、
さっさと片付く。
朝の頭はそれだけ能率がいい」

納得。

「おもしろいことに、
朝に頭は楽天的であるらしい」

賛成。

「朝の仕事が自然なのである。
朝飯前の仕事こそ本道を行くもので、
夜、灯をつけてする仕事は、
自然にさからっているのだ」

私は夜型だった。

「若いうちこそ、粋がって、
その無理をあえてする」

だから、私は、
今年の誕生日あたりから、
「無理をせず、朝飯前」にする。

外山滋比古さんは工夫する。
「食前はすべてを忘れて、
仕事に神経を集中させる。
これには、
午前中をすべて、

朝飯前にするのが
よろしい」

なるほど。

さらに外山さんの工夫は続く。

「朝食兼昼食をゆっくりとると、
そこで、ひと眠りする」

「ふとんをしいて、
本格的に寝てしまう」

ベッドでもいい。

「やがて目が覚める。
いったい、今は何時だろう。
ずいぶん今朝は寝坊してしまって……
と、一瞬、ひるさがりを、
朝と取り違えるようであれば
たいへん効果的である。
それをもって”自分だけの朝”とする」

自由な物書きだからできることでもある。
しかし、1日、自由になる日は、寝る。

昼寝から起きたら、
「顔を洗って、歯を磨く」
朝の儀式をする。

ここでまた、「新しい一日」が始まる。

「しかし、”朝食”はとらない。夕方に、
“朝食”と夕食を兼ねた御馳走を食べる」

この朝食兼夕食までの時間が、
これまた「朝飯前」となる。

そして外山さん自慢げに語る。
「こうすれば一日に二度、
朝飯前の時間ができる。
つまり、一日が二日になる」

私も今年の後半あたりから、
この「朝飯前」を実践してみようと思う。

もちろん、一日、
どこにも出かけない、
誰とも会わない、
そんな日をどれだけつくれるか。
それが問題となるが、
だんだん、そんなライフスタイルに、
変貌していくことはたしかだ。

「無茶をせず・無理をする」
からすると、ずいぶんと進化して、
しかもシンプルだ。

そうそう、これだ。
これにしよう。
「朝飯前」

昨年、私は、ざっと計算して、
80万字くらい、原稿用紙2000枚ほど、
文章を書いた。

今年はこの「朝飯前」作戦で、
100万字、2500枚を目指そう。
しかも、中身のこってりした文章を。

きっと、できる。

正月の初夢では、ない。

では、みなさんも、
新しい決意を。
Good Monday!

〈結城義晴〉


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