稀勢の里の強行出場優勝と「やりたいことをやっておこうよ」
Everybody! Good Monday!
[2017vol13]
2017年第13週にして、
3月第5週と4月第1週。
一月往ぬる、
二月逃げる。
三月去る。
今週土曜日から、もう四月。
ティーンエイジャーのころの、
昔々のガールフレンドが、
4月4日生まれだったな。
だからというわけではないけれど、
4月は大好きです。
Weekly商人舎の日替り連載。
月曜朝一-2週間販促企画。
4月7日前後が入学式や新学期。
私も横浜市立白幡小学校から、
入学式に参列するよう要請が来た。
元PTA会長には、
しつこいくらいに丁寧に、
招待状が届く。
2週間販促企画は、
米国の「Back to School」のごとく、
真剣に取り組めと提案する。
それから花見シーズンは、
4月上旬がメーン。
「みどりの月間」は、
4月15日(土)から5月14日(日)まで。
そして4月16日(日)は、
イースター。復活祭。
イオンがすでに、
イースター・ホームパティ―を、
提案している。
そんなことを考えると、
もうゴールデンウィークは、
すぐやって来る。
さて、昨日の日曜日。
すごいことが次々に起こった。
まず、春のセンバツ甲子園大会。
史上初の2試合が延長15回で引き分け。
その試合を見ていたわけではないが、
福岡大大濠高校と滋賀学園は、
1対1の投手戦。
一人で投げ切った福岡の三浦銀二投手、
素晴らしかった。
対する滋賀学園、
1回戦も14回延長、
この2回戦も15回延長。
粘り強さに近江商人の血を感じた。
高崎健康福祉大高崎と福井工大福井は、
7対7の打撃戦で、やはり引き分け。
選手たちの体が心配だったが、
引き分け再試合は1日置いた28日になる。
大会本部の判断が良かった。
もうひとつのすごいことは、
大相撲の横綱稀勢の里。
13日目の横綱日馬富士戦で、
左肩を負傷して、救急車で運ばれた。
もう相撲が取れる状態ではなかった。
14日目に強行出場。
しかしこれもモンゴル人横綱鶴竜に、
まさになすすべなく敗れて2敗。
私は2001年夏場所の、
横綱貴乃花の強行出場と、
最後の優勝を思い出した。
稀勢の里はしかし、
千秋楽の本割で、
大関・照ノ富士を破って、
優勝決定戦へ。
立ち合いにもろ差しを許す。
それでも土俵際で、
逆転の右小手投げ。
勝負が決してからも、
両者呆然。
写真の観客の喜びようを、
見てほしい。
そのあとの表彰式。
国歌斉唱で、
君が代を歌っていた稀勢の里が、
途中から男泣き。
横綱になるまで、
ふがいない所ばかり見せていた。
才能や能力は十分なのに、
稽古が足りない、精神面がもろい。
散々言われた。
しかも横綱昇進も、
ご祝儀相場のように評された。
その悔しさ、そして怪我の辛さ。
そんなものを乗り越えた。
私も、もらい泣きした。
名草の芽言はれてみればさうかとも
〈朝日俳壇より 相模原市 石田わたる〉
(前畑汀子選評)
ものの芽の出始めは何か分からぬが、
言われて知る名草の芽。
稀勢の里こそ名草だった。
陽炎の中に人あり地球あり
〈朝日俳壇より 霧島市 秋野三歩〉
(長谷川櫂選評)陽炎(かぎろ)える人。
そこから地球も陽炎(かげろう)になる。
この飛躍が痛快。
稀勢の里も燃える人だった。
1月並みの寒さだったが、
良い日曜日だった。
さて、今日のDaily商人舎。
ヤオコーニュース|
川越南古谷店がグロサラント機能を
追究して改装オープン。
これは見ものだ。
エイチツーオーニュース|
阪急オアシス姫島店(300坪)が
阪神電鉄高架下にオープン
これも石屋川店の再現なるか。
面白い。
イオンニュース|
ミニストップ藤本明裕常務が社長昇格。
ミニストップのプロパー社長誕生。
セブン&アイニュース|
セブン-イレブンと群馬県が
地域見守り活動の協定締結。
セブン&アイニュース|
イトーヨーカ堂が
スーパー大麦入り新商品4品発売。
高島屋ニュース|
日本酒応援団(株)とともに
日本酒造りに参画
ローソンニュース|
デイリー商品部新設と
成城石井との人事交流発表
2月SC統計|
前年同月比▲3.2%だが、
一部プレミアムフライデー効果
このニュースは日々、
もっと増えていきます。
ウィークデーニュースですが、
毎日、選り取りで、
チェックしてください。
無料公開です。
さてさて今週の私のスケジュール。
月刊商人舎4月号を入稿しながら、
明日は、
イオンスタイル碑文谷。
全館リニューアル内覧会。
私も行きます。
明後日はCCLの取締役会。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱。
木曜日31日は、
第一屋製パン㈱の株主総会。
一部上場企業の総会なので、
様々な意見や要望が出る。
そしてこの日、
碑文谷店のグランドオープン。
楽しみです。
忙しいけれど、
「忙中閑あり」の心持ち、
忘れたくない。
今日もまたぶらんこ人を待つごとし
〈同 国分寺市 田辺龍郎〉
さて、最後に、
先週の「ほぼ日」から。
「人生は一度だけだ。
やりたいことをやれ」
よく人は言うもの。
「人生は短いぞ。
やりたいことをやっておけ」
これもよく言われる。
糸井重里の皮肉。
「このへんの励ましだか
説教だかというものって、
だいたいは、ただ言ってるだけ
のことも多いと思います。
でも、たまに、
口で言ってるだけじゃなくて、
心からほんとに、
そういうふうに思ってる人もいます」
「命がひとつしかないということや、
人生があんまり
長いものじゃないということを、つくづく
感じているときというのがあって、
そういうときには、本気で、
『やりたいことをやって生きよう』と、
じぶんにも言い聞かせたくなるのです」
肉親や友人の死のとき。
東日本大震災の時。
ひどく感動した時。
「多くの似たような他人と比べて、
横ばかり見ている。
じぶんはまちがってないのか、
たしかめてばかりいる。
人になにか言われそうなことは、
しないようにしている。
失敗の可能性のあることは、
避けている。
目立ってはいけないと感じて、
静かにしている。
空気を変えるのが怖くて、
じっとがまんをしている」
「・・・・そういうこと、
だれでもがしていると思います」
「ただ、これから生きる時間に
限りがあるとしたら、
『やりたいことをやらない』で
いるというのは、
ものすごくもったいないことを
してると思いませんか」
できるだけ、
説教臭くならないように、
糸井は言葉を選んで語る。
「人間は何度もくりかえして
生きたりはできません。
そして、何世紀にもわたって
生きることもありません。
それほどたくさんの時間を
配られちゃいないのです」
「ぼくは、じぶんに
そのことを言い聞かせます。
そして、ぼくのともだちにも、
そう伝えたいです」
「やりたいことを
やっておこうよ」
そして最後に。
「仕事のなかに
やりたいことが
見つかる人は、
幸せ者ですね」
同感だ。
稀勢の里の相撲を見ていて、
貴乃花の強行出場を思い出して、
「やりたいことをやろう」
そう思った。
では、皆さんも、
やりたいことを。
今週も、Good Monday!
〈結城義晴〉