「土用一の丑」勝負と内閣支持急落・衆議院審査「誤れば謝れ」
Everybody! Good Monday!
[2017vol30]
2017年第30週、
7月の第5週にあたる。
昨日、一昨日の秋田県。
記録的な大雨が降った。
雄物川の氾濫。
17市町で485棟の住宅が床上、床下浸水。
土砂崩れで2棟が半壊。
JR秋田新幹線の大曲・秋田間は、
線路脇の地盤崩落のため不通。
復旧は明日25日以降の見通し。
こんなことがあると、
秋田は孤立する。
頑張れ、秋田県民。
秋田の商業者も地域のために、
健闘してほしい。
それにしても暑い。
堪へたりと樹医のつぶやく炎暑かな
〈朝日俳壇より 羽村市 寺尾善三〉
「樹医」は英語でArborist。
樹の治療を職業とする専門家。
炎暑を「堪えたり!」
追ひ抜きて振り返りたき白日傘
〈同 神戸市 末永拓男〉
梅雨を過ぎると、この気分。
わかるなあ。
泳ぎ終へ水の匂へる少女かな
〈同 神戸市 藤井啓子〉
夏休みです。
海やプール。
これもわかる。
さて、Weekly商人舎。
月曜朝一・2週間販促企画。
今年の二度の「土用丑の日」を念押し。
明日の一の丑が勝負を決める。
ということはもう昨日、一昨日に、
勝負は決まっていることになる。
「早仕掛け際の勝負」
しかしそれでも今年は、
もう一度、機会がある。
敗者復活のチャンスはある。
もちろん、第1ラウンドで、
たいていの勝負は決まってしまうけれど。
「勝利とは、
自ら勝ち取るものではない、
敵に恵んでもらうものである」
いつでも相手のミスに乗じて、
形勢を逆転してしまう準備は必要だ。
ちなみに、今週末の日曜日。
7月30日はスイカの日。
アメリカではいま、
どんな店も一丁目一番地に、
「ウォーターメロン畑」を用意する。
ウォルマート。
HEBプラス。
さて、朝日新聞「折々のことば」
今日の第822回。
怪しんで殺める前に、
誤りを避けることこそ、
大事ではないか。
(中西進の随想「誤ると謝る」から)
「怪しむ」と「殺める」
あやしむとあやめる。
「誤」と「謝」、
二つの「あやまる」
語呂合わせのようでもあるけれど、
「ものの模様や筋目を意味する、
『あや』がいずれの語にも含まれている」
編著者の鷲田清一さん。
「これらは、ものの筋目が歪む、
という危うい事態、もしくは、
その解消を意味する語群なのかも」
「誤れば謝る、
誤っていなければ
謝らない」
日本文学者、比較文学者、
とりわけ万葉学者として名高い。
中西進さんの提言。
「詭弁や言い逃れ、
糾弾より先に、
この筋目を守るべき」
鷲田さんは、どうやら、
安倍晋三首相に向けて、
この言葉を選んだようだ。
大手新聞が揃って、
世論調査。
安倍内閣支持率・不支持率。
もっとも中立のはずの日経新聞は、
支持39%、不支持52%。
与党寄りのFNNと産経新聞は、
支持34.7%、不支持56.1%。
野党側の毎日新聞も、
支持26%、不支持56%。
朝日新聞と読売新聞、NHKは、
7月上旬に調査していて、
今回は傍観組。
しかし、いずれの調査も、
支持率急落。
第2次安倍内閣発足以来最低。
今日、衆院予算委員会の閉会中審査。
明日は、参議院予算委員会で、
同様に閉会中審査。
ビデオ動画で見ると、
万葉学者の指摘通り。
「詭弁や言い逃れ、
糾弾より先に、
この筋目を守るべき」
その筋目で見ても、
「記録にも記憶にもない」と、
詭弁や言い逃れの羅列。
筋目という面から、客観的に見ても、
支持率はさらに下がる結果となりそうだ。
「勝利とは、
自ら勝ち取るものではない、
敵に恵んでもらうものである」
では、みなさん、今週も、
「誤れば謝る」で筋を通して、
Good Monday!
〈結城義晴〉