イオン高齢化店舗とコンビニのチキンレースとヤオコーnews
明日13日に盆入りし、
16日に盆明け。
盆の入りの13日が迎え日。
14日が中日。
16日が送り日。
何を迎え、送るかといえば、
先祖の霊。
素朴な信仰だが、
その素朴さは万人に通じる。
熱心な仏教徒でなくとも、
盆の間は亡くなった親族のことを思う。
私は父を思い出す。
さて今朝の日経新聞に、
「イオン、シニア向け100店」
とはいっても実行するのは、
イオンリテール。
葛西店で成功したG.Gモール。
グランドジェネレーション。
それがイオンスタイル茨木で成果を上げ、
今や、4店で実験が進められている。
今期、つまり2018年2月期中に、
12店程度に広げ、
来期以降も年に十数店ずつ。
ニュースリリースに出ていないから、
日経記者の取材なのだろう。
早朝7~9時の来店にポイントを付ける。
歩数に応じてポイントを付ける。
おもしろい。
体操教室や健康的な食生活のセミナー、
習い事の発表会。
イベントをほぼ毎日開く。
行政や医療機関と連携して、
巡回バスの運行、
健康相談窓口の設置。
「実験店で健康に効果がある食品の、
試食をした」
売上げが通常の数百~1000倍。
グランドジェネレーションも、
「試食」は大好き。
イオンリテールは、
売場面積1万㎡超の総合スーパー約350店。
イオン北海道やイオン九州など約150店。
その4分の1から5分の1を、
高齢化社会対応にする。
お盆のニュースとして、
なんか、いいね。
一方、東洋経済オンライン。
「コンビニ3社のフライドチキン、熱戦の構図」
レジ横カウンター商品の中でも、
大人気のフライドチキン。
「チキン戦争」が繰り広げられている。
記事が取り上げるのはまず、
ローソンの「Lチキ」
6月27日にリニューアル。
以降、販売数が倍増。
現在、1店舗で1日平均30個。
カウンター周りの揚げ物商品の中では、
「からあげクン」の平均50個に次ぐ。
今回のリニューアルのポイント。
80グラムを110グラムに増量。
価格は税込み130円から150円に。
味付けも一新した。
一方、横綱級は「ファミチキ」
昨年6月には10周年。
現在までの累計販売数は10億個を突破。
かつての主力部位は「ドラム」だった。
脚部分の骨付き肉。
それを骨がなくて、食べやすい「サイ」に変えた。
ファミチキの発売は、2006年。
当時の上田準二社長肝いりの商品開発。
現在、ファミチキは1店舗で1日平均40個。
価格は税込み180円。
そしてこの記事の結論。
この辺りまでくると、
記事の最後がわかる。
笑点の林家木久扇の答えと似ている。
「今年は酉年」
年初にローソンが「でか焼鳥」を発売。
6月にファミマが「炭火焼きとり」を投入。
記事タイトルは、
コンビニ3社のフライドチキンだが、
セブン‐イレブンは取材していない。
そのままキメの言葉。
「コンビニ大手3社による
チキンレースは、
一層過熱していきそうだ」
チキンのチキンレース。笑点レベルだね。
商人舎流通SuperNews。
手前みそだけど、まじめだねえ。
10日のヤオコーnews|
エイヴイ完全子会社化で第1Qは164店・1007億円体制
2018年3月期の第1四半期決算。
営業収益1007億8800万円、
営業利益は49億8200万円、
経常利益は49億0400万円、
四半期純利益は32億4300万円。
営業収益対比営業利益率4.94%、
経常利益率4.87%。
これが大事な指標だ。
年間では、総資本回転率を加えると、
ROAになるが、この数値を、
ぜひともマークしておきたい。
ヤオコーの4つの戦略。
⑴商品・販売戦略
⑵運営戦略
⑶育成戦略
⑷出店・成長戦略
詳細は記事を読んでほしいけれど、
この戦略の枠組み。
それがいい。
商品のこと、
売り方のこと、
店と売場の運営のこと、
人をつくること。
そして店を増やして、
成長すること。
経営の全体像が網羅され、
それが全社員に意識されている。
さすがにヤオコーだ。
セブン-イレブンのフライドチキンが、
抜け落ちていたりしないゾヨ。
〈結城義晴〉