インショップ惣菜店の「量り売りポテトサラダ」O157感染事件
第99回夏の甲子園準決勝。
広陵高校の中村奨成捕手。
大会中の本塁打6本で、
PL学園時代の清原和博を抜いた。
すごい選手が出てきた。
将来が楽しみだ。
決勝はその広島の広陵高校と、
埼玉の花咲徳栄高校。
一方、その埼玉の惣菜店の商品で、
O157感染事件。
埼玉県熊谷保健所は、
食品衛生法第55条に基づいて、
営業停止命令の処分を下した。
埼玉県熊谷市の食彩館マルシェ籠原店の、
インショップ惣菜店「でりしゃす籠原店」。
いずれも、
(株)フレッシュコーポレーションの事業部。
この店で販売したポテトサラダを、
食べた顧客6人が、
腸管出血性大腸菌O157に感染した。
そのうち5歳の女児が意識不明の重体、
4歳の男児と60歳の女性が、
重症で入院した。
このポテトサラダは、
県外の食品加工工場から仕入れし、
「ハムいっぱいポテトサラダ」、
「リンゴいっぱいポテトサラダ」として、
販売した。
営業停止処分は21日からの3日間。
原因となった食材、
ポテトサラダの流通経路、
店舗オペレーションなど、
現在、調査中。
同社はホームページに、
「お詫びとお知らせ」を掲載。
しかしその後、
でりしゃす熊谷店からも、
O157の感染者が出て、
事件はちょっと広がりを見せている。
問題はこのポテトサラダが、
量り売りセルフ方式で、
販売されていたこと。
(株)フレッシュコーポレーションは、
スーパーマーケット27店、
惣菜ショップ17店を経営。
群馬県太田市の本部がある。
1978年に「フジマート」として創業。
1980年、(株)フジマート設立。
1995年には、社名を、
(株)フジタコーポレーションに変更。
1999年に、問題の惣菜チェーンの展開開始。
現在は、スーパーマーケットの3フォーマットを展開。
フジマート、マルシェ、アバンセ。
さらに惣菜のでりしゃすを営業している。
2016年には、
(株)ゼンショーホールディングスの子会社、
(株)日本リテールホールディングスに、
買収されて、その傘下にある。
そして今年、社名を、
(株)フレッシュコーポレーションに変更。
したがって業界では、
この社名はあまり知られていない。
むしろフジマート、
そしてフジタコーポレーションが、
北関東の企業として知られる。
しかししばらくの間、
日本中の食品小売業では、
量り売りの惣菜とポテトサラダが、
売れないことになるだろう。
原因を徹底的に究明して、
その原因を断つ努力をしたいものだ。
量り売りに関する衛生問題も、
今一度、徹底しなければならないだろう。
さて、今日の午前中は、
商人舎magazineWeb会議。
また新しい提案がなされて、
さらに充実したWebサイトとなります。
私の隣から、
Webコンサルタントの猪股慎吾さん、
商人舎編集スタッフ鈴木綾子、
Facebook担当の内田憲一郎さん、
システム担当のプラージュ渋谷将之さん。
商人舎ゼネラルマネジャー亀谷しづえ。
その後、新横浜から新幹線。
すぐに丹沢山系が見えてくる。
名古屋を越え、米原へ。
その途中からいい天気。
伊吹山に雲がかかる。
彦根に着いて、駅前の平和堂。
そして平和堂の皆さんと交流。
右から人材育成課の三輪亮介さん、
取締役店舗営業本部長の福嶋繁さん、
一般食品部長の黒川信一さん、
人材育成課長の小椋秀男さん。
ポップアップストアの話で盛り上がった。
それにしてもO157。
徹底的に感染原因を究明し、
対策措置を講じなければ、
量り売りそのものへの、
大きな不信感はぬぐえない。
〈結城義晴〉