[日曜漫歩]シカゴ美術館
神の七日間。
最初の日に神は、昼と夜をつくり、
次の日には、天をつくった。
次の次の日に海と地をつくり、
植物を茂らせた。
次の次の次の日には、
太陽と月と星をつくった。
次の次の次の次の日に、魚と鳥を、
次の次の次の次の次の日に、
動物をつくった。
そしてこの日、自分に似せて、
男と女を創造した。
そして、その次の日に、
神は、休んだ。
それが日曜日。
3週間の長い旅。
私はシカゴを漫歩。
ミレニアムパーク。
9万9000㎡の公園。
シカゴの中心部にある。
ジェイプリッカーパビリオンは、
野外コンサートホール。
そしてビーン。
大きな豆のカタチをした鏡。
下をくぐると、
何重にも景色が映り込む。
そして面白い映像となる。
全員写真。
松本隆文さんと映る。
ミレニアムパークの隣は、
シカゴ美術館。
二頭のライオンに守られた、
アメリカ三大美術館のひとつ。
メトロポリタン美術館、ボストン美術館、
そしてシカゴ美術館。
受付で25ドル。
しかし65歳以上は19ドル。
階段を上って2階へ。
ここに印象派をはじめ、
人気の名作がずらり。
オーギュスト・ロダンのアダム。
そして大広間。
スーラの点描の名作。
「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
クロード・モネのサン・ラザール駅。
そしてゴッホの自画像。
これは点描で描かれている。
ゴッホの寝室。
ドガの踊り子。
こちらは彫刻の踊り子。
エドワード・マネの魚。
珍しい。
中世に入って、キリスト像。
甲冑の部屋もある。
3階は現代美術。
入口にはもちろん、
パブロ・ピカソ。
これもピカソ。
青の時代。
もちろんピカソ。
そしてアンリ・マチス。
マチスは窓の絵を多く描いた。
これも、マチス。いいなあ。
そしてシュールレアリズムの巨匠。
ジョルジュ・ブラック。
最後に私の好きなアンリ・ルソー。
中庭で解放される。
1階は現代美術のホールなど。
The Worker。
そして仏像。
仏の像は最高のアートだ。
出口には5人にパーカッショニスト。
対岸からシカゴの街を見る。
夕暮れが迫って、
シカゴ漫歩も終わりの時間。
神とおんなじように、
日曜には休むのがいい。
〈結城義晴〉