2017年11月26日(日曜日)
日曜版【猫の目博物誌 その52】晩秋の酒の肴
猫の目で見る博物誌――。
ネコの目は季節の酒の肴に向かいました。
おいしいおさかなを、
いただきましょう。
晩秋から初冬。
牡蠣のバター炒め。
器がすごく熱くて、
指をやけどしてしまいました。
牡蠣を食べ終わったら、
最後にリゾットにしてもらいます。
これはもう、たまらない。
それから鯖の塩焼き。
この季節には脂がのって、
とてもおいしい。
シシャモは回遊魚。
晩秋に産卵のため川を溯上する。
今の卵を持った雌は、
子持ちシシャモ。
うまい。
それからなんといっても銀鱈。
西京漬けはたまらない。
最後は刺身五点盛り。
右上が真鯛、
その下は真鯛の昆布締め。
左はマグロの漬け。
下は右がタコで、
左は白魚。
もちろん本わさびは必須です。
ラディッシュと大根の葉、
海藻などそえると、
とても彩りがよい。
日本酒など飲みながらいただくと、
たまらない。
晩秋から初冬の一献には、
魚が一番です。
スーパーマーケットの鮮魚部門が、
このところ不振だといいますが、
なぜなんでしょう。
こんなにおいしいのにねえ。
(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)