大晦日の伊丹荒巻・鴻池店舗視察と谷川俊太郎「さようなら」
2017年の大晦日。
今年は堺にいた。
アゴーラリージェンシー堺。
9時に迎えに来てもらって、
兵庫県伊丹市へ。
今年最後の日も、店を見る。
オアシスタウン伊丹鴻池。
月刊商人舎8月号で取り上げた。
阪急オアシスの大型店。
今年の話題をさらった店舗。
ユニクロとGUも入って、
この組み合わせはとてもいい。
阪急オアシスのてんぷら売場。
こうでなくてはいけない。
阪急オアシス伊丹鴻池店。
同社の洗練された店づくりが、
見事に年末仕様に変貌していた。
誰かに会うだろうと思っていたら、
(株)万代副社長の下岡太市さん。
昨日の社長の阿部秀行さんといい、
下岡さんといい、
神は現場にあり。
そのあと、
関西スーパー鴻池店。
ちょっと元気がなかった。
そのかわりに、
関西スーパー荒巻店。
今年3月1日リニューアルオープン。
1639㎡のモデル店舗。
こちらは上々の出来栄え。
店長の濱田哲男さんと握手。
濱田さんは今年10月、
商人舎USA研修会Specialコースで、
ご一緒した。
ミドルマネジメント研修会にも参加して、
いわば関西スーパーのエース店長。
頑張ってほしい。
昨日は関西スーパー中央店を訪れた。
偶然だったがばったり、
取締役商品本部長の岡秀夫さんに会った。
コーネル大学RMPジャパン3期生。
やはり年末の店回り。
みんな年末商戦はなぜか、
うれしそうだ。
そして最後に、
万代伊丹荒巻店。
午前11頃だったがこの混み様。
昨日の売場とはまた変わって、
1年の最後の集大成となった。
万代は正月の三が日を休業とする。
だから大晦日が最大のピークとなる。
まさに集大成のハレの売場である。
栗原直幸店長と黒田智監査役。
法被姿の栗原店長は、
激しい競争の中で、
「やっと、戻ってきました!」
その万代のエビのてんぷら売場。
大ぶりのエビ天が飛ぶように売れた。
惣菜の平台もこのボリューム。
それをつくっているのが、
惣菜チーフの村上恭仁さん。
万代知識商人大学2期生。
セミセルフレジを入れて、
年末や週末の万代のレジから、
長い行列が消えた。
今日は午前中、伊丹荒巻・鴻池地区。
激戦区を巡って、満足。
スーパーマーケットや小売業は、
本当に社会に貢献している。
これだけの顧客を集め、
買っていただいて、
その年始の生活を支えるのだ。
視察を終えて、新幹線のぞみ。
京都駅から見えるのが、
東寺の五重塔。
大晦日を感じる。
そして滋賀県の伊吹山にも雪。
そのあと、眠り込んでしまって
富士山は見逃した。
しかし1年の最後の日まで、
店を見て、満足。
そして、神は現場にあり。
つくづくとそう思う。
そして今年最後のブログの最後は、
谷川俊太郎「ゆう」。
谷川には「あさ」と「ゆう」の、
対になった詩集がある。
いずれも写真家の吉村和敏さんとの、
コラボレーション。
その「ゆう」から。
さようなら
さようなら
きょうたべたさんどいっち
さようなら
きょうあるいたみち
ひがくれてゆく
さようなら
まだおこってるおかあさん
さようなら
もうききおえたうた
もうすぐよるがくる
さようなら
きょうみあげたひこうきぐも
さようなら
きょうころんだわたし
またあえるかしら
〈谷川俊太郎〉
ことしにも、さようなら。
では例年のごとく、
結城義晴のブログ[毎日更新宣言]、
これにて終了。
1年間のご愛読、
心から感謝します。
ジジが死んでから2年。
年末年始になると、
やはり思い出す。
来年もみなさんにとって、
いい年でありますように。
〈結城義晴〉