AJS新年トップ経営研修会&懇親の「地の塩、世の光」
1月11日、ぞろ目の今日は、
「塩の日」。
1567年の永禄10年、
武田信玄は今川義元との同盟を破棄して、
東海方面への進出を企てた。
そこで今川は武田への塩の補給を断った。
山梨には海がないから、塩も採れない。
その武田に対して、
ライバルの上杉謙信が、
越後の塩を送った。
その塩が到着したのが、1月11日だった。
「敵に塩を送る」
それが今日。
朝日新聞の巻頭コラム「天声人語」が、
「塩の日」を取り上げた。
キリスト教では、
「地の塩」という。
「不正や腐敗を、
見過ごすことのできない人物」のこと。
「変わることのない誓いは、
『塩の契約』である」
本来は「地の塩、世の光」という。
イエスの山上の垂訓。
The Salt of the Earth,
The Light of the World.
青山学院のスクール・モットー。
「地の塩」は、
目立たぬ行いで人のため社会のため、
意味を与え腐敗を防ぎ、
汚れを清めていく。
「世の光」は、
誘導燈・燈台の灯のように導き、
明るさと暖かさを与える。
敵に塩を送り、
地の塩になる日。
今日は午後から、
横浜みなとみらいへ。
横浜ベイホテル東急。
オール日本スーパーマーケット協会は、
AJSと略す。
そのAJS新年トップ経営研修会。
記念講演には間に合わなかったが、
パネルディスカッションから参加。
㈱マルニ社長の伊藤栄吾さん。
気仙沼を本部に、
三陸海岸に4店舗を展開する。
東日本大震災では2店舗が被災した。
今は、4店舗で79億円を売る元気な企業。
㈱スーパーアルプス社長の松本英男さん。
東京・八王子を本拠地に
29店舗566億円のローカルチェーン。
オリジナル商品を開発し、
生産者と顧客のつながりをつくって、
リアル店舗のワクワク感を演出する。
そして三科雅嗣さん。
㈱いちやまマート社長。
山梨・長野に13店舗を配して、
年商243億円。
「健康的な食生活が幸せをもたらす」が、
いちやまマートのテーマ。
ナチュラルで無添加の商品を提供する。
プライベートブランドは「美味安心」。
食を取り巻く競争変化に、
どのように対応していくかを
90分にわたって語ってくれた。
興味深かった。
富松俊一社長があいさつ。
マルキョウは昨年3月、
㈱丸久、㈱マルミヤストアの、
リテールパートナーズに参画した。
その流れでAJSに加盟した。
そして夕食懇親会。
乾杯の前に、
米寿を迎えた山澤進さんが登壇。
㈱ヤマザワ会長。
着席スタイルで食事を40分間楽しむ。
そして懇親と名刺交換。
パネラーで活躍した三科さんと、
㈱紅屋商事社長の秦勝重さん。
サミット㈱社長の竹野浩樹さん。
月刊『商人舎』12月号では
2時間におよぶロングロングインタビュー。
いい話をたくさん披露してくれた。
㈱関西スーパーマーケット社長の、
福谷耕治さん。
年末に本部の下の、
伊丹中央店を視察した。
㈱キョーエイ社長の埴渕一夫さんと、
㈱マツヤスーパー社長の中山保彦さん。
加藤さんは誰よりも、
日本のスーパーマーケットを見ている。
今度、ベスト5を教えてください。
㈱エレナ会長の中村國昭さん。
長崎で圧倒的なポジショニングを築く。
㈱コノミヤ社長の芋縄隆史さんと、
三井物産㈱営業部長の小林将人さん。
小林さんは一昨年まで、
コノミヤに出向していた。
コーネル大学ジャパン三期生。
今年は私、コノミヤで講演をする。
伊藤園の皆さん。
私の隣は副社長の本庄周介さん、
副会長の江島祥仁さん、
後ろで笑顔をのぞかせているのは
関西地域営業本部長の岡野浩也さん。
左は松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブプロデューサー、
アドパイン代表。
㈱フジッコ社長の福井正一さん。
正月にフジッコ商品は大活躍。
㈱ブルーチップ社長の宮本洋一さんと、
常務の中野茂さん。
宮本さんの水色のスーツ、
誰よりも目立っていた。
㈱日本アクセス会長の田中茂治さん。
第2次流通革命論で盛り上がった。
国分グループ本社㈱社長の國分晃さん。
社長に就任し、顔つきが精悍になった。
㈱TRUE DATAの
越尾由紀さんと石崎武志さん。
越尾さんは執行役員で
私がもっとも評価するマーケッター。
その部下の石崎さんは
リテールマーケティング部次長。
㈱ヤマナカ社長の中野義久さん。
「今年はやります!」
がんばってください。
AJS常務理事の前田伸司さんと、
総務部長の中村伸一郎さん。
お疲れさまでした。
そしてホテルのバーで。
㈱マルイチ社長の高木大さん。
高木さんは昨年秋、
商人舎USA視察スペシャルコースに、
参加してくれた。
応援します!
最後の最後は、
相当飲んだが、
田尻さんと本音で話した。
田尻さん、お疲れさまでした。
本当に久しぶりに、
酔っぱらった。
でも、いい気分だった。
AJSのすべての店は、
「地の塩、世の光」にならねばいけない。
商品はそのためにある。
儲けのためではない。
〈結城義晴〉