西部邁の「自分の命は自分で決める」とAmazon Go明日一般公開
Everybody! Good Monday!
[2018vol4]
2018年も第4週に入って、
横浜は雪です。
雪やこんこ
あられやこんこ
降っては降っては
ずんずん積もる
山も野原も
わたぼうしかぶり
枯木残らず
花が咲く
二番が好きだ。
雪やこんこ
あられやこんこ
降っても降っても
まだ降りやまぬ
犬は喜び
庭かけまわり
猫はこたつで
丸くなる
文部省唱歌。
Weekly商人舎。
2週間販促企画。
「関東地方は『南岸低気圧』の影響で、
平野部でも雪が降り積もると
朝から大騒ぎだ」
「南岸低気圧」は日本列島南岸を、
発達しながら東に進む低気圧。
日本列島に寒気を運ぶ。
一方、日本海低気圧は、
暖気を運んでくる。
南岸低気圧は、
関東の南岸を通り過ぎるときに、
関東地方南部に大雪をもたらす。
犬の気分になって、
庭を駆け回りたくなるし、
猫の気分で、
こたつで、丸くもなりたくなる。
その寒い時に、
西部邁さん逝く。
78歳。
保守派の論客。
昔々、商業界の『販売革新』誌に、
城功先生との対談で、
登場してもらったことがある。
もちろん「朝まで生テレビ」などでも、
大いに活躍した。
1994年の著書『死生論』で、
「自分で自分の人生に決着をつける」と、
自決を予告していた。
東京大学に浪人して入り、
在学中は60年安保闘争に没入。
その後、東大大学院で修士。
学者の道を歩んで1986年、東大教授就任。
アメリカのカリフォルニア大学や、
イギリスのケンブリッジ大学にも留学。
結構、要領はいい。
著書『経済倫理学序説』で吉野作造賞。
ジョン・メイナード・ケインズと、
ソースティン・ヴェブレンを研究した。
ケインズには多くの研究者がいるが、
ヴェブレンは珍しい。
故川崎進一先生が、
このヴェブレンの研究者だった。
1994年から2005年3月まで、
月刊言論誌『発言者』を刊行。
その後継誌『表現者』では顧問だった。
いつも発言し、表現する。
私もそれは見習いたい。
「商業界」で学び、
「商人舎」で発信する。
謹んでご冥福を祈ろう。
さて、明日の23日、
Amazon Goが、
いよいよ一般公開される。
ワシントン州シアトル市の、
アマゾン本社内にある、
チェックスタンドレスストア。
私は6月に訪れる予定だ。
理屈は分かっているが、
その場に臨んで実感してみなければ、
わからないことが多い。
Amazon Goそのものは、
たった1店の実験店だが、
その影響力は絶大だ。
AI・IT時代の象徴となって、
明らかに産業の改革スピードが上がる。
そして今回の実験は、
小売業を産業の先頭に立たせる。
そのスピード感をむしろ、
楽しむくらいでありたい。
そして自分で考える。
新しい時代がやってくるから、
「俺の言うことを聞け!」
これは一番ダメなパターンだ。
脅しておいて、
だから「俺から学べ!」
こういう時代には、
よく起こることだ。
それをポピュリズムという。
西部邁は自分の命まで、
自分で考えて自分で決めたのだ。
日経ビジネスオンラインーー
「今日の名言」。
平等であることは
人権でもあり、
ビジネスの成功の
カギでもある。
〈ヘレン・フォン・ライス イケア・ジャパン社長〉
素晴らしい。
ライスCEO。
昨年8月1日に就任した48歳。
スウェーデン女性。
「今、日本では働く女性にとっても
ポジティブな風が吹いていると思います。
保育所などの施設の増加によって、
出産・育児期に女性の就業率が下がる
M字カーブが緩やかになる」
「これは日本経済にとって
とても良いことです」
そしてダイバーシティは、
ポピュリズムの対極に位置づけられる。
では、みなさん。
今週も、くれぐれも、
脅されることなく、
自分らしくありたい。
Good Monday!
〈結城義晴〉