2月号特集「優れた店長 愚かな店長」とイオン米国研修同窓会
月刊商人舎2018年2月号、
本日発刊!!
特集タイトルは、
優れた店長 愚かな店長
ポストモダンのストアマネジャー・リーダーシップ
[Cover Message]
商業の近代化を志向して、チェーンストア方式が考え出された。その方法論は、本部と店舗の分業を基本とする。この分業によって、多店化のスピードを上げる。そのために多くの店のストアマネジャーは店舗の管理者に徹する。したがって、店長には売上高責任はないが、営業利益責任はある、などと説明された――しかし現実には、店長が交代すると、売上げが変わる。もちろん利益も変わる。そしてほとんどのチェーンストアにおいて、店長には利益とともに売上高の予算が課され、売上高責任が生じている。ポストモダンのストアマネジャーは、そのマネジメントとリーダーシップによって、顧客を創造し、客数を増やし、売上げを向上させ、利益を増大させる。
[Message of February]
優れた商人・優れた人間
優れたマネジャーと優れたリーダー
ポスト・モダンのオールラウンドマンになる条件とは?
〈結城義晴〉
風変わりなリーダーシップ論
ドラッカーは店長たちにこう助言する!!
〈井坂康志〉
イオンスタイル豊田
井上良和店長
40年目の建替え開設委員長奮闘史
サミットストア王子桜田通り店
君和田貴信店長
「桜ファミリー」リーダーシップ構築物語
優れた「店舗運営責任者」をつくる法
習得すべき知識とスキルと考え方
〈高野保男〉
USA店長「For the Customer」証言集
[クローガー]ティム・プレス店長
[ウェグマンズ]タミー・ホスグッド店長
[マリアーノス]べスニック・クラスニク店長
[巻末学術的研究論文]
ポスト・モダンの店長論
チェーンストア現代化の中の
リーダーシップ・マネジメントの一考察
〈嶋内 仁〉
Ⅰ.ポスト・モダンとは何か?
Ⅱ.店長とは何者か?
Ⅲ.チェーンストアにおける店長の位置づけは何か?
Ⅳ.コミュニケーションとは何か?
Ⅴ.リーダーシップとは何か?
Ⅵ.「店は客のためにあり」とは何か?
今月は店長特集。
私自身、これまで幾度となく、
「店長の教科書」をつくってきた。
しかし、それらとは、
まったく違いますよ。
ご愛読をお願いします。
店長に読ませてあげてください。
店長のみなさん、読んでください。
お申し込みは、こちら⇒
さて、イオンリテール(株)のアメリカ研修。
2013年の4月に、
イオンリテールワーカーズユニオンが、
米国研修を申し込んできて、
それが成果を上げて以来、
2014年から、もう7回を数える。
昨年7月4日の米国独立記念日から、
1週間のダラス・ニューヨークの研修。
その同窓会が開催された。
銀座一丁目のIJ。
こぢんまりしたフランス料理屋。
団長は西松正人さんだった。
イオンリテール代表取締役副社長。
40名近くのチームだったが、
各地の店長などは今回、
残念ながら参加できなかった。
イオンリテールの米国研修には、
必ず新店開設委員長が参加する。
今月の店長特集に登場してもらった、
イオンスタイル豊田の井上良和 店長。
「2014年11月に結城先生と一緒に
アメリカを視察しました。
あの時に感じたことを取り入れました」
それでもこの同窓会には、
商品部や人事部、広報部から、
13名が参加してくれて、
全員が近況を報告し、
決意を表明してくれた。
私も最後にスピーチした。
それにしても、
ニューヨークは美しかった。
西松さんと握手した。
広報部部長の栢野博子さんとも、
ツーショット。
今夜もみんなで弾けた。
最後に今月号の巻頭Message。
今月の商人舎標語でもある。
優れた商人・優れた人間
優れた店長、
愚かな店長。
結果だけがそれを明らかにする。
優れたマネジャー、
愚かなマネジャー。
長期にわたる成果がそれを証明する。
優れたリーダー、
愚かなリーダー。
優劣が判明するのは未来である。
ウサギとカメの競争にも、
アリとキリギリスのライフスタイルにも、
決定的な結末は示されていない。
優れたマネジャーは、
一人ひとりの強みを見つけ出し、
それを最大限に発揮させる。
優れたリーダーは、
よりよい未来に向けて、
人々を団結させる。
そして優れた店長は、
優れたマネジャーであり、
優れたリーダーである。
その両者の役割を担うことができる。
そのギアの切り替えどきを心得て、
マネジャー・リーダーシップを発揮する。
マネジャーは一人ひとりの強みから出発する。
リーダーは自分が描く未来像から始める。
優れた店長はその両者の機能を果たす。
さあ、あなたも、
優れたマネジャーを目指そう。
優れたリーダーを志向しよう。
それが優れた店長をつくり、
優れた部長、優れた社長を生み出す。
優れた商人、優れた人間を誕生させる。
〈結城義晴〉
ぴったりだったのが、
日経ビジネスオンライン「今日の名言」
昨日9日の名言は、稲盛和夫さん。
もちろん京セラ創業者・名誉会長。
“経営者も社員も、
「人間として何が正しいのか」を
判断基準に行動すべきです”
まったく同じことを言ってくれている。
ありがたい。
〈結城義晴〉