平昌冬季五輪/メダルラッシュの「あなたが捨てたもの」
Everybody! Good Monday!
[2018vol7]
2018年の第7週。
2月の第2週。
一月、往ぬる。
二月、逃げる。
速い、速い、2月。
2月9日の金曜日から、
冬季オリンピックが開催されているので、
例年よりも速く感じられる。
25日の日曜日まで。
ふだんあまりなじみのない、
ウィンタースポーツも、
見ていると分かってきて、
面白くなる。
もちろんよく知るスポーツ、
シンプルな種目は楽しめる。
しかも今夜の日本選手団、
メダルラッシュ。
スピードスケート女子1500m、
高木美帆が銀メダルを獲得。
スピードスケート女子の個人種目で、
過去最高の成績。
あの橋本聖子も、
1992年のアルベールビル五輪で、
銅メダルだった。
ノルディックスキー・ジャンプ女子は、
高梨沙羅銅メダル。
これも女子ジャンプで史上初。
フリースタイルスキー男子モーグルは、
原大智が銅メダル。
フリースタイルスキー男子では史上初。
初物尽くし。
おめでとう。
私は若いころ、真剣に、
スポーツ記者になろうと思った。
だから様々なスポーツに関心を持った。
自分でプレーすることも、
観戦することも、
場合によっては指導することも、
大好きだった。
ということで、
二月、逃げるは、
今年、特に速い。
Weekly商人舎。
月曜朝一2週間販促企画。
今週水曜日のバレンタインデー。
今日までの三連休がメインギフト商戦、
当日が際の勝負。
「早仕掛け・際の勝負」
これが鉄則。
そして「早仕舞い」
これも定石。
さて今週は、
バレンタインデーの水曜日から、
スーパーマーケットトレードショー。
幕張メッセ。
私は初日の14日の午後、
ちょっとだけ訪問。
会場で会いましょう。
さて、朝日新聞「折々のことば」
昨日の言葉は、美術家の高谷廉さん。
あなたが捨てたもので、
あなたが作られている。
編著者・鷲田清一さんの言葉。
「いつかまた使えるかと取っておいたが、
結局はゴミに出すという物は多い。
そこで美術家たちと市民が、
紙袋やコピー用紙などの雑紙で
婚礼衣装や怪獣を、
さらに百貨店の花柄の包み紙で
植物図鑑を作る」
1月の《せんだい資源ナーレ》
高谷さんはリサイクルの思想を、
作品「SOURCE」に添えて書きつけた。
鷲田さんは言う。
「過去の挫折についても言えるか」
1500mの高木美帆は15歳で、
バンクーバーオリンピック出場。
「天才少女」と呼ばれた。
しかしソチ五輪では代表に選ばれず、
捲土重来を期して今回に臨んだ。
スキージャンプの高梨沙羅も、
2014年ソチオリンピック日本代表。
金メダル大本命だったが、
飛形点で減点されて4位。
2013年世界選手権混合団体金メダリスト、
個人銀メダリスト。
スキージャンプ・ワールドカップでは、
女子歴代最多の53勝、
シーズン個人総合優勝4回。
二人とも天才中の天才だが、
大きな挫折を味わっている。
今回の女子アイスホッケー。
「スマイルジャパン」と呼ばれる。
スウェーデンとスイスに惜敗したものの、
素晴らしい闘いぶりで、
アイスホッケーのスピーディさを、
観る者に教えてくれる。
私の父は2014年に亡くなったが、
若いころアイスホッケー選手だった。
だから私も横浜・神奈川スケートリンクで、
父からスケートを教わった。
アイスホッケーの激しさ、速さを、
少しだけ知っている。
スマイルジャパン、
負けても、得るものは、大きい。
あなたが捨てたもので、
あなたが作られている。
私たちも、
捨てたものを大切にしたい。
捨てたものから明日を創りたい。
では、みなさん、
25日まで平昌を堪能できる。
「二月、逃げる」も楽しみたい。
今週も、
Good Monday!
〈結城義晴〉