[日曜漫歩]大木ヘルスケアホールディングス360周年記念式典
神は一日目に、
昼と夜をつくり、
二日目には、
天をつくった。
三日目に海と地をつくって、
植物を茂らせた。
四日目には太陽と月と星をつくった。
五日目に、魚と鳥をつくり、
六日目に、動物をつくった。
この日、神は自分に似せて、
男と女を創造した。
そして、七日目。
神は、休んだ。
だから日曜日は休むが、
今日は2018年の父の日。
東京・目白の椿山荘。
素晴らしい庭園。
結婚式日和。
ロビーのシャンデリア。
大木ヘルスケアホールディングス(株)。
創業360年記念式典。
金屏風と挨拶の行列。
はじめに記念式典の挨拶。
会長兼社長の松井秀夫さん。
万治元年(1658年)6月17日、
江戸両国広小路に、
大木五臓圓本舗として創業。
それから360年。
松井さんが入社した1971年には、
年商90億円の会社だった。
それが今、2295億円の上場企業になった。
途中で落語家の雷門小助六師匠登場。
「両国八景」の一席を3分に縮めて披露。
両国広小路を舞台にした落語の話の中で、
万能薬「五臓圓」が重要な役割を果たす。
すごい歴史を持った会社だ。
松井さんは老子を引いて、挨拶を締めた。
「道の道とすべきは、常の道に非ず」
これが「道」だと言えるような道は、
不朽の道ではない。
無欲な心をもって事に当たれば、
深遠なる道を究めることができる。
松井さんの心境だ。
つづいて来賓の挨拶。
まず太田美明さん、
(株)太田胃散社長。
それから園潔さんは、
三菱UFJフィナンシャルグループ会長。
200年を超える歴史を持つ企業は、
世界に5586社ある。
日本は3100社で世界最高、
2位はドイツで840社、
アメリカは14社で中国は9社。
その長寿企業の特徴は三つ。
⑴家訓がある
⑵社会貢献にコミットする
⑶社員を大事にする
大木ヘルスケアはそれだ。
そして青木桂生さん。
日本チェーンドラッグストア協会会長、
㈱クスリのアオキホールディングス会長。
「局」というのは、
地域に対して責任を持つ存在だ。
薬局と医局は力を合わせて、
社会に奉仕しなければならない。
大木ヘルスケアもそれを助けてほしい。
スピーチが終わると鏡開き。
酒樽が12個も並んで、
盛大な鏡開き。
私も法被を着て、木槌をもつ。
せーの、よいしょ、よいしょ、
よいしょ―っ!
乾杯の音頭は、山田邦雄さん。
ロート製薬㈱会長。
私も升酒で乾杯。
そして椿山荘の食事。
食事が終わるころ、ショーが始まった。
松崎しげるさん。
松井会長に花束。
司会は東ちづるさん。
松井さんとは親しい間柄で、
360周年のお祝いを語った。
それから坂本九の「上を向いて歩こう」
そして自身のヒット曲、
「愛のメモリー」を熱唱。
迫力あるステージだった。
最後は松井秀正副社長。
6月29日の株主総会で、
社長就任が決まっている。
全員で一本締め。
お目出度い。
私はずっと玉生弘昌さんとご一緒。
㈱プラネット会長。
そして最後の最後に、
三人で写真。
360年なんて、途方もない時間だ。
その時間を一つの会社として、
存続し続けた。
そしてこれからも。
360周年を記念した冊子「大木のしおり」
私も寄稿した。
「21世紀の人類の共通目標は、
何をおいてもヘルスケアである。
その使命を達成すべく、
360年の蓄積を生かして、
未来へ邁進してほしい。
流通革命論が登場するずっと前から
躍動してきた会社なのだから」
おめでとう。
〈結城義晴〉