日本サポーターの「ゴミ拾い」と松本晃の「やめられないとまらない」
Everybody! Good Monday!
[2018vol26 ]
2018年第26週。
6月も終わりの週で、
もう半年が過ぎようとしている。
今年の梅雨も、
そろそろ中盤の「中休み」。
今日は全国的に夏日。
東京都内は33度の予想。
Weekly商人舎の月曜朝一。
「2週間販促企画」
6月第5週・7月第1週。
米国のカウチポテト族のことに触れて、
FIFAワールドカップロシア大会に際して
夜食、間食のススメを説く。
それにしても、
西野ジャパン。
第1戦のコロンビアに幸運の勝利を得て、
昨夜は第2戦のセネガル戦。
前半1点を先取されて、
そのあと、乾貴士のドリブルシュート。
絶妙のスピード、
絶妙のコース。
ディフェンスの穴をついて、
見事なゴール。
日本サポーターも大興奮。
後半にも2点目を先取されたが、
本田圭佑がこれまた見事な同点弾。
インサイドキックで丁寧に押し込んだ。
別の角度からインサイドキック。
小学校で教わるような基本の動作。
そして自ら感動する。
さらに本田圭佑は感謝する。
チームメイトとおどけたしぐさ。
そして強気のコメント。
決勝リーグに大いに近づいた。
28日水曜日の第3戦はポーランド戦。
勝利または引き分けで決勝進出。
負けた場合にも、
セネガルとコロンビアが引き分ければ、
日本は決勝進出。
ワールドカップ開催の直前に、
監督が交代して、
悲観的な見方さえ出た。
しかし、それを覆す西野ジャパン。
イビチャ・オシム。
旧ユーゴスラビア代表の最後の監督、
日本ではジェフユナイテッドを優勝させ、
日本代表で監督。
オシムがずっと健康だったならば、
日本のサッカーは現在とは全然、
違っていただろう。
そのオシムのコメント。
「日本代表は、黙々と、
自分たちのすべき仕事をし、
最後の最後まであきらめず
戦い続けるチームだ」
「どんなに不利な状況になっても、
タイムアップの笛が鳴るまで、
まるで決勝を戦うようなスピリットで
戦い続けることができる」
「そんなチームは世界を探しても日本と、
あとアイスランドくらいだろう」
「片やバイキングの末裔、
片やサムライの末裔たちだ」
その通りだ。
この第2戦前に公式記者会見があった。
西野朗監督と吉田麻也選手が出席。
イギリス人記者からの質問。
「なぜ日本人サポーターはゴミを拾うのか?」
吉田が答えた。
「ファンの皆さんの行いに対しては
僕らも感銘を受けていて、
僕らは代表として
日本を背負っていますが、
サポーターの皆さんの行いも
世界中から見られている。
ピッチ外の行いがたたえられるのは
非常に誇らしい。
違う国の方々も
同じことをしてくれていると
ニュースで見ましたし、誇らしい」
相手のセネガル応援団も、
スタジアムのゴミを拾い、掃除した。
「日本には”来た時よりも美しく”という
言葉、美学があるので
日本のサポーターの皆さんに
染みついているんじゃないかなと思います」
素晴らしい。
ワールドカップに進出することも、
そこで勝利することも、
とても勇気づけられる。
そして世界に日本の美学を伝えることも、
また極めて誇らしいことだ。
われわれの国は、
鍵山秀三郎さんを生んだ。
そのNPO「日本を美しくする会」もある。
「ひとつ拾えば、
ひとつだけ
きれいになる」
さて、今週の私のスケジュール。
今日は一日、商人舎オフィス。
明日は、白幡文化スポーツ事業総会。
明後日は、朝一番で蕨市。
ライフ蕨駅前店の開店。
午後は㈱True Data株主総会。
木曜日は横浜商人舎オフィス。
この日の夜がWカップのポーランド戦。
そして金曜日は、
日本スーパーマーケット協会総会・懇親会。
そのまま、広島に入って、
土曜日はイオンモールのThe Outlets。
相変わらず。
最後に日経新聞の夕刊。
「あすへの話題」
松本晃さんの連載の最終回。
カルビーシニアチェアマン。
タイトルは、
「やめられない、とまらない」
「もう54年も前に、創業者は、
苦労の末開発し発売した。
私が最初にあの”かっぱえびせん”を
口にしたときの感動は脳裏に残っている。
なんとも言えない快い食感と
えび特有のうまみ、それに、
“やめられない、とまらない”の
コマーシャルソングは
絶妙のコンビネーションだった」
ここで、自分の去就を語る。
「先日の株主総会をもって
9年間の会長兼CEOのポジションを辞した。
これからは観客席からの
応援団のひとりになる。
引退とか退任という言葉は使いたくない。
だから一貫して“卒業”と言っている」
私も2007年に㈱商業界社長を辞したとき、
「卒業」という言葉を使った。
しかし、その後、すぐに、
この言葉を使うのをやめた。
「異業種から異業種へと彷徨っている。
それが私の好奇心を
大いにくすぐってくれる」
「さて、卒業後ですが、
ボチボチ仕事の世界から足を洗い、
つつましく老夫婦で年金生活に入る
というシナリオもあった」
「だが、やはり
“切った張った”の生活から
抜け出る勇気がなく
老骨に鞭を打って
“もうひとガンバリ”する」
松本さんは70歳。
まだまだ。
「やはり、
仕事以上のやりがいが見つからない」
「”世のため、人のため”になり、
会社をもうけさせることは
人生の喜びだ」
最後の言葉。
「結局、私にとって仕事はいつまでも
“やめられない、とまらない!”
ありがとうございました。
また、どこかで……。」
RIZAPのCOOに転職する。
しかし、ありがとうございました。
愛読していました。
仕事は「やめられない、とまらない」
私にとってもそれは同じだ。
「何歳で辞める」などとは、
考えたこともない。
あと戻り出来ぬ人生かたつむり
〈朝日俳壇より(奈良市)田村英一〉
では、みなさん、今週も、
「仕事はやめられない、とまらない」
Good Monday!
〈結城義晴〉