「全国地震予測」の千葉・横浜と商人舎海外流通newsのスピード感
日本列島は地震列島。
「全国地震動予測地図2018年版」が発表された。
政府の地震調査委員会の報告だ。
30年以内に震度6弱以上の地震に、
見舞われる確率が、
全国各地ごとに示されている。
震度6弱は、
今月発生した大阪北部地震と同じ規模。
焦げ茶色のエリアが、26%以上100%まで。
太平洋岸の南海トラフから、
相模トラフまでがべったりと焦げ茶。
南海トラフの軸は、
駿河湾の富士川河口付近を基点として、
御前崎沖まで南下する。
さらに南西に向きを変えて、
潮岬沖、室戸岬沖から九州沖に達する。
一方、富士川河口付近にある東端の先は、
富士山・箱根山・丹沢山地付近を経て、
相模トラフへと繋がる。
確定しているわけではないけれど、
そう考えられている。
今年の調査の県庁所在地別順位。
最も確率が高いのは千葉市の85%。
次が横浜市の82%、
三番目が水戸市の81%、
四番目が高知市の75%、
五番目が徳島市の73%、
六番目が静岡市の70%。
一方、大阪市は56%、
東京都庁は48%、
名古屋市は46%。
私の住む横浜は、
二番目に確率が高い。
それぞれの確率を頭に入れて、
最悪を覚悟して、
最善を尽くす。
いつもその心構えでいたい。
さて今朝は、
横浜市立白幡小学校へ。
私の子どもたちがこの学校の卒業生。
私もPTA会長を務めていた。
今日は白幡文化スポーツ事業の総会。
かつてはこの事業の会長だったが、
現在は、半ば引退して、
わずかに会計監査でお手伝いしている。
校庭の端のブロックのボード。
絵が描かれていて、
児童がソフトボールをぶつけたり、
サッカーボールを蹴り当てたりする。
しかし大阪北部地震で倒壊して、
9歳の女子が亡くなった。
このボードも建築基準法違反で、
改造されることになった。
なにしろ全国第2位の地震確率の横浜。
4月に人事異動してきた鈴木秀一校長が、
きっぱりと改造を言い切った。
頼もしい。
商人舎オフィスに戻って、
写真撮影。
商人舎magazineのお薦めコーナー。
結城義晴が月刊商人舎を推薦する。
そのページを含めて刷新する。
どうぞよろしく。
さて、商人舎流通SuperNews。
おかげさまで好評を博しているが、
とくに海外newsへのアクセス数、
急増している。
昨日はクローガーnews|
1Q売上高3.4%増・純利益6.8倍/オカド・ホームシェフ買収
全米第一のスーパーマーケット。
第1四半期決算で、
売上高は375億3000万ドル、
1ドル100円換算で3兆7530億円、
前年同期比3.4%増。
営業利益は10億2900万ドルで、
前年同期比62.6%増、
純利益は20億1800万ドルで前期比6.8倍。
そのクローガーが、
英米のオンライン事業の企業と、
資本提携や買収を進める。
第1がイギリスのオカド(ocado)。
英国はオンラインスーパーが盛んで、
トップはテスコ、
2位はセインズベリー&アズダ、
そして3位がこのオカド。
オンラインスーパー専業企業として、
イギリス第一の存在がオカドなのだ。
そのオカドの株式を5%保有して、
プラットフォームのシステムを手中にした。
さらにクローガーは、
ホームシェフ社を買収する。
アメリカ第一の食材宅配サービス業だ。
直近の2017年売上高は、
2億5000万ドル(250億円)だが、
前年比150%増の絶好調企業。
オンライン事業はいまさら、
自前で始めたりしない。
どんどん資本提携や買収をする。
アマゾンとウォルマート・コムには、
それなくしては追いつけないし、
対峙できない。
6月22日はアマゾンnews|
集合住宅の配達用ロッカー「ハブ・バイ・アマゾン」全米に拡大
アマゾンロッカーを集合住宅に設置して、
「ハブ」機能を持たせる。
様々な生活局面に、
アマゾンが入り込んでくる。
さらにコストコnews|
「棚寿命」を長くする新技術を使ったアボカド実験販売
コストコが棚寿命4倍のアボカドを、
テスト販売する。
アピール・サイエンシス社開発の新技術。
植物に含まれる素材を使って、
表面に皮膜をつくる。
この皮膜は自然素材であるため、
そのまま食することができるし、
オーガニックにも使用が認可されている。
店頭での日持ちがよくなるため、
廃棄量は激減する。
すごい技術だ。
さらにさらにウォルマートnews|
小型サムズクラブ(900坪)今秋ダラスで新実験開始
ウォルマートのMWCがサムズクラブだが、
その標準タイプは2800坪~4200坪で、
品揃えは6000SKU。
このサムズのダウンサイジング型実験。
面積は約900坪で約1000〜2000SKU。
この実験店には、
セルフチェックアウトシステムが導入され、
「スキャン&ゴー」システムが、
顧客のスマホアプリを活用して作動する。
ウォルマートは表明している。
「利益のある良い仕事」。
この小型フォーマットはさらに、
オンライン注文を受けて、
商品をピックアップし、
同日配送するというオプションを持つ。
ウォルマート、アマゾン、
コストコ、クローガー。
急ピッチでイノベーションが進む。
そのスピード感に眼が眩む。
〈結城義晴〉