小濵裕正&石原武政「交遊抄」と「食品小売業の課題解決」講演会
Everyone! Good Monday!
[2018vol35]
2018年第35週。
今週は8月最終週で、
週末の土曜日から9月。
それでもこの暑さ。
「月曜朝一の2週間販促企画」が指摘する。
――「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる、
9月23日(日)の「秋分の日」の三連休には、
秋らしい陽気となるだろう――。
イギリスへ行くと感じることだが、
彼らはわざわざ日向に出て日光浴する。
もともと日照時間が少ないから、
イギリス人は日向に出たがる。
日本人とは反対だが、逆に、
それは我々が日ごろから、
日光の恩恵に浴しているということだ。
最近の2週間販促企画は、
必ず天候のことを話題とする。
それだけウェザーMDが重要となってきた。
明日の火曜日の2週間ウェザーMD予想。
この記事は先週火曜日のものだが、
毎週、チェックしておいてほしい。
さて、21日に夏の甲子園が終わったが、
その陰に隠れたようにスタートしたのが、
ジャカルタ・アジア大会。
19日から30日まで。
前半は水泳で金メダルを量産したが、
後半は陸上。
男子100m決勝。
山縣亮太が銅メダル。
しかし記録は日本歴代2位の10秒00。
中国の蘇炳添が、
9秒92の大会新記録で金メダルを取った。
山縣のタイムは正確には9秒997だった。
陸上トラック競技の記録と着順は、
1秒間に1000コマ以上の高速撮影をする。
そのうえで100分の1秒単位に切り上げて、
公式記録タイムとして発表する。
だから今回の山縣は10秒00と発表された。
山縣は昨年9月に10秒000を出して、
やはり公式記録は10秒00だった。
山縣自身、語っている。
「本当の意味の自己ベストだと思う」
すばらしい。
もう9秒9は目の前まで来ている。
さて日経新聞最終面の「交遊抄」
小濵裕正さん登場。
ご存知、㈱カスミ会長にして、
日本チェーンストア協会会長。
「私が業界に飛び込む
後押しをしてくれたのが、
大阪市立大学名誉教授の石原武政君だ」
小濵さんも石原先生も、
神戸商科大学(現兵庫県立大学)の同級生で、
下宿先も同じだった。
「毎晩のように日本酒を酌み交わし、
流通業ゼミに所属する彼が
小売りの未来について熱く語るのを、
私が興味津々で聞くという間柄だった」
小濵さんは国際経済を学んで、
卒業後の進路は商社などを考えていた。
「しかし、石原君が
“面白い会社があるぞ”と勧めてくれたのが、
急成長していたダイエー」
「その言葉がきっかけとなり、
私は1965年にダイエーに入社した」
小濵さんの人生を決めたのも、
石原先生だった。
「業界再編や環境変化を経験するなかで、
私が心の指針としてきたのは
石原君の商業論だ」
「小売業こそが地域経済の中心となり、
街づくりに貢献せねばならない。
現場に積極的に足を運び
研究を深めてきた彼の考え方は、
私の経営に大きな影響を与えてくれた」
私は2011年8月30日に、
石原先生にパネラーになっていただいて、
パネルディスカッションをした。
若い!!
毎日更新宣言ブログのタイトルは、
UIゼンセン流通部会労使懇談会
パネル討論会で「正義を語る」
あれからちょうど8年。
当時はUIゼンセン同盟だった。
現在はUAゼンセン。
石原先生も当時は流通科学大学特別教授、
現在は退任されて大阪市立大学名誉教授。
小濵さんには今月の商人舎8月号に、
ご登場いただいた。
[特別対談]
小濵裕正+結城義晴
こちらも読んでみてください。
さて今日は横浜商人舎オフィスに来客。
まず吉原典江さんと松井康彦さん。
吉原さんはパナソニック産機システムズ㈱
新事業開発本部販売促進部主務。
松井さんは商人舎プロデューサー。
パナソニック産機の主催で、
セミナーが開催される。
「食品小売業の課題を解決」
私は新谷千里さんとともに、
その講師を引き受けている。
11月22日(木曜日)は名古屋。
12月7日(金曜日)は広島。
私が食品マーケティング戦略を語り、
新谷さんが生産性向上戦略を講義する。
今から予定を入れて、ご参加ください。
無料ですが、事前予約制です。
もう一人は、中澤圭介さん。
元「宣伝会議」や「販促会議」の編集長で、
現在はアドテック日本事務局。
コムエクスポジアム・ジャパン㈱、
iMedia Chairman。
新しいサイトを立ち上げた。
「Retail Week One to One 2018」
9月11日~13日まで、
PARIS RETAIL WEEKが開催される。
世界から小売業の専門家4万人以上が来場。
800社以上が参加。
350名の登壇者によって、
多様なワークショップが展開される。
日本からは9月12日の国際セッションに、
オイシックス・ラ・大地の奥谷孝司氏登壇。
日本では10月31日・11月1日に、
Retail Week One to One 2018が、
原宿東郷記念館で開催される。
さて、8月最後の週は、
月刊商人舎9月号の入稿と責了。
頑張ります。
すごく面白い雑誌です。
最後に朝日新聞「折々のことば」
第1210回。
何を論じたかは忘れたが
熱心に論じ合った。
(和辻哲郎の随想『享楽人』から)
哲学者の和辻哲郎が、
木下杢太郎との交友をふり返って記す。
木下は詩人・劇作家、医学者。
編著者は鷲田清一さん。
「理不尽に悔し涙を流したが、
その理不尽が何であったか思い出せない。
事あるごとに詰(なじ)りあったが、
何が問題だったか憶(おぼ)えていない……」
「記憶として後を引くのは、
ひょっとしたら出来事それ自体ではなく、
それとくんずほぐれつした
感触のほうなのかもしれない」
同感だ。
小濵裕正さんと石原武政先生も、
こんな間柄だったに違いない。
では、みなさん、今週も、
仲間と熱心に論じ合おう。
Good Monday!
〈結城義晴〉