Frankfurtのオータムフェスタとほんのちょっとの市内観光
台風25号が日本列島を縦断。
お見舞いします。
しかしアメリカのシカゴから朗報。
第41回シカゴ・マラソンで、
大迫傑(すぐる)が日本記録を出した。
2時間5分50秒。
とうとう2時間6分を切った。
ただし、このレースでは3位。
優勝はモハメド・ファラー(イギリス)で、
2時間5分11秒。
ファラーはロンドンとリオ五輪に出場、
5000m、1万mで2大会連続2冠の強豪。
大迫の早稲田の先輩にあたる瀬古利彦は、
1986年ロンドンマラソンで2時間8分27秒。
当時の日本歴代4位、
世界歴代10位の記録だった。
ただし瀬古はこのレースで優勝して、
世界最強ランナーといわれた。
それから2分23秒も記録は縮まった。
今年2月の東京マラソンで、
設楽悠太が2時間6分11秒で日本記録。
賞金1億円を獲得したが、
大迫も1億円第2号。
大いに期待が持てる。
さてイオンリテール㈱の海外研修。
毎年2回ずつ行って第10回。
フランクフルトからミラノのルート。
ドイツの小売業に接していると、
小売業のことばかり書きたくなる。
不思議なことだ。
しかし楽しんでいないわけではない。
フランクフルト2日目の夕方は、
オクトーバーフェストに行った。
ドイツ語で「Oktoberfest」
10月の祭り。
バイエルン州の州都ミュンヘンが本場。
世界最大規模のフェスティバルとして有名。
ミュンヘンは1810年から続く。
ここ、フランクフルトでも、
規模は小さいけれど、
ちょうど今、開催されている。
会場に着くと、
入場前に身体検査。
そしてこのテントの会場へ。
BMWがスポンサーの1社。
だからこんな車が展示されている。
私たちは6時半に真っ先に入場。
中央に舞台があって、
テーブル席が並ぶ。
まずはビールで乾杯。
乾杯の発声は、
イオン㈱の難波廣幸さん。
そして本場のビールで乾杯。
こちらは若い組。
ビールジョッキを二つ並べて、
その上のボードに料理を乗せる。
つまみはもちろん、
ハム・ソーセージ、チーズに、
ピクルスなど。
黒パンも出る。
そして当然ながらプレッツェル。
添えてある甘いマスタードが実にうまい。
そしてボイルされたばかりのソーセージ。
実に実にビールとあう。
会場も少しずつ埋まってきた。
民族衣装を着るのがルール。
私たちは旅行客なので許される。
バンドが出てきて、
一気に盛り上がる。
すると私たちの隣の席の、
若い女性たちが椅子の上に立ち上がって、
踊り始めた。
舞台正面の席でも立ち上がる。
最後は会場全体が立ち上がって、
盛り上がる。
踊る阿呆に見る阿呆、
同じ阿保なら踊らにゃ損損。
そんな感じで、
私も椅子に立ち上がって、
盛り上がった。
翌朝も視察と観光。
バスはベンツ製。
椅子は革張り。
ベンツのマークが入る。
最新のショッピングセンター。
スカイラインプラザ。
中央のフードコートは斬新。
2層のスーパーリージョナル型だが、
亀の甲羅のような主通路。
そのあとレーマー広場。
中央の噴水。
木造りの家は、戦後、再現された。
フランクフルトの大聖堂も見学。
出入り口にイエスの十字架像。
ゲーテハウスにも行った。
文豪の生家。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ。
博物館になっている。
「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い」
斎藤緑雨の古い川柳。
フランクフルトの中心部を歩き続けて、
最後はギャレリア・カウフホフ。
ドイツきっての百貨店。
カナダのハドソン・ベイに買収された。
そのハドソン・ベイは、
サックスフィフスアベニューに続いて、
メイシーズに触手を伸ばす。
ギャレリア・カウフホフの屋上から、
フランクフルトの街を見下ろす。
夕食はザクセンハウゼンの居酒屋街へ。
「三匹の灰色のヤギ」という名の店へ。
フランクフルト名物のリンゴ酒を堪能。
夜が明けて、フランクフルト国際空港。
ガイド兼通訳の岡﨑史郎さん。
フランクフルト商工会議所公認。
凄く優秀な人でした。ありがとう。
チェックインすると、
ここにもBMWの展示。
ゲートからバスに乗る。
そして小型機でミラノへ。
国内旅行と同じ扱いで、
通関はなし。
飛び上がるとフランクフルトの街。
ずっと雲に覆われていた。
しかしアルプス山脈を越えるとき、
少しだけ山頂が見えた。
マッターホルンではないけれど。
イタリアのミラノに到着。
ミラノ・マルペンサ空港。
ドイツのフランクフルト、
イタリアのミラノ。
対極にある2つの街で、
学んで、食べて、買って、楽しむ。
イータリーのコンセプトを、
本場で実感する。
(つづきます)
〈結城義晴〉