安倍晋三首相の北京からの帰国と入れ替わるように上海へ
安倍晋三首相の中国公式訪問。
昨日26日午前10時、
北京中心部の人民大会堂に、
安倍首相が到着。
天安門広場には、
中国国旗と日の丸が多数、掲げられた。
日本の首相として7年ぶり。
習近平国家主席、李克強首相と会談。
日中首脳の合意によって両国関係は、
より安定した段階に引き上げられる。
1972年に国交正常化。
それ以来、「一衣帯水の隣人」を目指した。
しかし残念ながら近年は、
「よき隣人」とは呼べない関係。
今年は日中平和友好条約締結から、
40年の節目にあたる。
安倍首相の訪中で日中両国は、
いくつもの重要案件を確認し、合意した。
民間企業の第三国インフラ事業推進、
今後5年間の3万人の青少年相互交流。
「海上捜索・救助協定」の締結、
朝鮮半島の非核化に向けた緊密な連携。
安倍首相は40年間の政府開発援助を、
本年度で終了することを伝えた。
これが中国の近代化を資金面で支えた。
中国側も率直に謝意を示した。
「競争から協調へ」
安倍首相は強調。
しかし李克強首相は、
「百里を行く者は
九十里を半ばとする」
9割うまくいっても半分と思え。
習近平国家主席。
「禍福はあざなえる縄のごとしだ。
危機の中にチャンスがある」
アメリカを念頭に置いた言葉だ。
李克強と習近平。
こちらは安倍晋三。
二対一で、
取り込まれた観はぬぐえない。
その安倍首相は今日の午前中に、
政府専用機で北京首都国際空港を出発。
午後1時44分、昭恵夫人とともに、
羽田空港到着。
私は朝、6時過ぎに、
ワイキャットからベイブリッジへ。
雨が降っていた。
2時間後に成田国際空港。
第2ターミナル。
一人、チェックインして、
83番ゲートに向かう。
乗り込む前にラウンジで軽食。
JAL873便。
曇天の滑走路。
飛び上がると九十九里浜。
そして東京湾。
3時間ほどで東シナ海。
そして黄土色の海。
黄土色の長江。
小さな風車が回る。
上海国際空港。
管制塔。
すぐに浦東新区へ。
新しい高層住宅を建造中。
新しい街が生まれる。
アメリカ流のライフスタイルセンター。
そこにビンゴボックスの最新店。
1週間前には開店していたが、
残念ながら閉まっていた。
完全無人コンビニ。
最近は開けたり閉めたり。
そばにカラオケボックス。
2人用。
SingしてRecする。
そのあと、新しいライフスタイルセンター。
核店はフーマ・ライフセンター。
会員制のスーパーマーケットで、
宅配を併設した店。
土曜日で大繁盛。
2年前に登場し、その時訪れたが、
進化し、繁盛している。
このショッピングセンターに、
スマホの充電サービス機があった。
スマホは中国人の生活を変えた。
古くからのコンビニも町中にある。
好徳(alldays)。
隣に「永輝生活」。
躍進する永輝超市のエクスプレスストア。
永輝がマーケットシェアを高めるために、
マルチフォーマット戦略をとってきた。
それは定石であり、読み通り。
最後に百聯超市の新フォーマット。
RISO。
欧米の最新トレンドを再現した店。
斬新なデザインとグロサラント。
2階にイートインスペースがある。
しかし全く原則的でない。
だから土曜日だというのにガラガラ。
トレンドを捉えればうまくいく。
それは完全な的外れだ。
トレンドを捉えても、
原理原則を外してはいけない。
反面教師の勉強をして、
ホテルに向かう。
しかし浦東の近代化は急ピッチだ。
宿泊はバンヤンツリー外灘ホテル。
そしてこの部屋。
窓の向こうに浦東が見える。
テレビ塔と高層ビル。
手前は市内を流れる黄浦江。
大きなバスから絶景。
夕食はホテルの中華料理。
(株)万代油脂工業社長の加藤徹さんと、
いつものメンバー。
ミラクル前田とレジェンド小阪。
真ん中は(株)MDサポート女性社長の陶さん。
両サイドは寺岡精工のお二人。
左が北野靖さん、右が袁志平さん。
北野さんは奈良営業所長、
袁さんは大上海市場部部長。
お二人にご案内いただいた。
夕食の後は、ホテルの屋上。
川風が気持ちいい。
バーがある。
そしてこの絶景。
加藤さんと写真。
豪華客船のデッキのようだ。
この屋上の絶好の席を占領して、
上海の夜を楽しんだ。
ありがたい。
(つづきます)
〈結城義晴〉