「ホールフーズのイータリー化」と万代DD会終了・帰国
月刊商人舎11月号が発刊されています。
特集タイトルは、
「Retail同盟」三極三占!!
日本の小売業が、
アライアンス関係を深めていって、
三極三占になるかもしれない、
というお話。
ご愛読をお願いします。
さてニューヨーク・マンハッタン。
ホールフーズの最新店。
記念写真。
2層店舗の入口右側に、
ベーカリーとコーヒーショップ。
これが実にいい。
入口左手は花屋。
これも実にいい。
1階奥に青果部門。
「Produce Butcher」
カットフルーツと、
カットベジタブル。
そのショップ。
だから青果のブッチャー。
エスカレーターで2階とつながれている。
2階に上がると、
インストアベーカリーから、
デリカテッセン。
ミート部門とシーフード部門がつながる。
畜産部門には枝肉処理場があって、
シースルーでそれを見せている。
シーフード部門から、
立ちの寿司バーにつながる。
万代ドライデイリー会幹部が、
早速、握りたての寿司を注文。
寿司バーから広いイートインスペースへ。
イートインスペースには、
カウンターの食事テーブルもあるし、
隣接して、これも広大なセルフデリ売場。
そして一番奥にビアレストラン。
この店を最初に見たとき、
私は直感した。
「ホールフーズのイータリー化」
ホールフーズの前の公園では、
アイススケートリンクが特設され、
それを楽しむ人々でにぎわう。
我々のリムジンバス。
ソーホー地区を訪れて、
アマゾンの「4スター」ストア。
アマゾンのプラットフォームサイトで、
「4つ星」にランク付けされた売れ筋商品を、
カテゴリー別に集めた店。
実に面白い。
食品はないけれど、
本からグッズから、
アマゾン・エコーまで、
売れ筋満載。
このリアル店舗は間違いなく繁盛する。
ちなみに商人舎流通SuperNews。
アマゾンnews|
AmazonGo1号店年商486万ドル/セブン-イレブンを上回る?
シアトルのAmazonGo1号店が、
1平方フィート当たり年間売上高2700ドル。
調査会社が推定試算した。
米国のスーパーマーケット平均の6.4倍。
日本のセブン-イレブンの2倍強。
これは店数を増やしていくだろう。
4スターとAmazonGo。
さらにホールフーズマーケットの490店。
アマゾンのリアル店舗はユニークで強い。
視察の合間に観光。
バッテリーパーク。
自由の女神が見える。
逆光にも負けず全員写真。
それからイースト川沿いの国連本部。
さらに五番街のティファニー本店。
隣はトランプタワー。
いつもトランプ反対の運動家が立っている。
セントラルパークの角にプラザホテル。
金色のウィリアム・シャーマン将軍像。
南北戦争の英雄で戦略家。
ちょっとだけセントラルパークへ。
紅葉が真っ盛り。
馬に乗る人、乗せる人。
しかし主役は馬だ。
そのあと最後のディナーは、
エンパイアステーキハウス。
日本にも出ている。
冒頭あいさつは木村敏弘さん。
加藤産業㈱専務取締役。
阿部さんは取引先との協業の意義を、
丁寧に語ってくれた。
乾杯の音頭は加藤健さん。
万代取締役総務担当。
メインディッシュは20オンスのリブアイステーキ。
560グラムの絶品。
しかし私は残した。
元畜産部長の加藤さんは完食。
さすが。
そのあとはミュージカルを観た。
一番人気のアラジン。
タイムズスクエア近くの劇場。
幕が開く直前がいい。
緊張感が走る。
2幕2時間半。
堪能した。
一夜開けて、帰国の日の朝。
総括講義。
まずは働きがいのある企業について。
万代は日本一働きたい企業を標榜しているからだ。
メーカーや問屋のメンバーが多いので、
今日は商品論を丁寧に講義した。
さらに最後は小売業のフォーマット戦略。
商品政策と価格政策、
それが戦略になっていなければならない。
講義の後は、坂本修三さん。
坂本産業㈱社長。
この万代ドライデイリー会副会長。
この勉強会の意義を、
とつとつと話してくれた。
講義が終わるとバスに乗って、
空港に向かう。
その前にウィリアムズバーグ橋。
美しいマンハッタン島。
バスの中でも30分ほど講義をして、
ジョン・F・ケネディ国際空港。
佐藤公彦さんが最後の注意点を念押し。
カリスマ添乗員。
そして最後の最後の全員写真。
成果を上げる材料を手に入れた。
あとはそれを活かすのみ。
それぞれに。
自ら、それに立ち向かう。
お願します。
(つづきます)
〈結城義晴〉