ワーケーション・在宅勤務と昭和天皇の「はづかしきかな」
Ladies and Gentlemen!
Good Monday!
[2019vol1]
2019年第2週です。
1月1日の週を1年間の第1週と数えて、
毎週、勘定していく。
だから今年12月31日の最終週は、
第53週となる。
長いお付き合いをお願いしておきます。
さて、今日の東京株式市場。
日経平均株価が2万円を回復し、
2万0038円97銭で終えた。
今年最初の1月4日の「大発会」では、
大幅続落。
昨年12月28日の大納会と比べると、
452円81銭安。
1万9561円96銭で終えて、
前途多難の様相だった。
しかし、その1月4日よりも、
477円01銭高。
今日は人日の節句。
七草粥を食べる。
今日までが松の内。
㈱商人舎は今日が仕事始め。
日経新聞の「春秋」
「今年の仕事始め」を、
TOKYO FMが調べた。
結果はおおむね3つに分かれた。
⑴1月4日から6日の間が36.8%。
行政機関は法律で4日と定められている。
⑵7日以降が36.3%。
⑶三が日の間にもう始まっているが26.9%。
⑴が役所と役所に準拠する会社。
⑵が社員の連休取得を優先する会社。
⑶がそれ以外。
製造業は生産設備をまとめて止める。
IT企業などでも連休優先型が増えた。
⑶の三が日も働いた人たちの声。
小売業サービス業はそれだが、
看護師と消防士の夫婦、
365日稼働のコールセンター勤務の人。
「社会の土台を支える人々」
「今は少なめな第3勢力が
これから増えるかもしれない」
私は「増える」と断言できる。
年中無休のサービス産業。
全員で休むのではなく、
それぞれに休む。
自分でコントロールできればいい。
仕事をしつつ、リゾートで過ごす。
これを「ワーケーション」という。
WorkとVacationからの造語。
work-cation、あるいはworkation。
別にリゾートで過ごす必要はないが、
workationは、
一つの有力な考え方だ。
在宅勤務も仕事と休みの境を曖昧にする。
2018年の「働き甲斐のある企業100社」
2位のウェグマンズ、
34位のカーマックス、
43位のREI。
小売サービス業でありながら、
いずれも在宅勤務の制度がある。
あれから30年、
66歳となった結城義晴は、
完全にワーケーションの世界にある。
かなりハードなワーケーションだが、
逆にワーケーションでなければ、
Hard Days & Nightsは、
こなせない気もする。
さて商人舎スタッフと、
近隣の浅間(せんげん)神社へ初詣で。
強力女性陣。
御手洗で手水を使う。
本殿。
そして参拝。
私は喪中なので、
ここまで。
幟(のぼり)。
狛犬(こまいぬ)。
狛犬は獅子や犬に似ているが、
日本特有の想像上の生物。
神社の本殿や寺院の本堂の正面に、
左右一対で向き合う形に設置される。
守るべき寺社に背を向け、
参拝者と正対することが多い。
おみくじを引いたら、
わが社の女性陣3人が、
「大吉」を引き当てた。
一応、今年は明るい、としておこう。
静岡新聞巻頭コラムの「大自在」
「30年前の1月7日朝、
昭和天皇が崩御された」
「自粛ムードの下でも、
東証大発会の平均株価は3万円超」
何度も書いて恐縮だが、
私はこの年の1月元旦付で、
食品商業編集長の辞令を受けた。
36歳だった。
平成最後の今年始。
昭和天皇の御製の直筆原稿が発見された。
御製は「ぎょせい」と読むが、
天皇が詠まれる詩歌のこと。
昭和61年(1986年)に、
在位60年記念式典の際に詠まれた歌だ。
國民の祝ひをうけてうれしきも
ふりかへりみればはづかしきかな
ん~、すごい。
「はづかしき」――、
専門家が心情を推察。
「自らの役割を自問自答しておられる」
コラムは「恥の文化」と総括するが、
「ふりかへりみればはづかしきかな」は、
自己を透徹した目で見る、
人間の感性そのものである。
まことに僭越ながら、
同感させていただきます。
ありがとうございました。
では、みなさん、今週も、
「はづかしきかな」で、
Good Monday!
〈結城義晴〉