結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年03月08日(金曜日)

川奈ホテル富士コースのラウンドと「下手の横好き」と「得意なんや」

伊豆の伊東。

昨日ブログに書いたら、
フェイスブックにメッセージ。
沼田竹広さん。
ナガヤ㈱代表取締役社長。
DSC_051015
伊東市に本部を置く。

「ようこそ伊東市へ、
お越しくださいました。
富士コースのラウンド、
存分にお楽しみください」

ありがとうございます。
とても、うれしい。

ソーシャルネットワークの良さは、
こんなところにある。

川奈ホテルで目覚めると、
快晴の海と空が、
満ち溢れるような光の中にあった。

その川奈ゴルフ富士コース1番。IMG_37769

海が光っている。
IMG_37779
伊東は温暖な地域だ。
1年中、住んでいたい。

1番ホールは打ち下ろしのパー4。
2番は大きく落ち込んだフェアウェイ、
それを抜けると、
左ドッグレッグしたパー4。
3番は打ち上げのパー5。

ショットはまあまあ良かったが、
バンカーがひどく難しくなって、
しかもグリーンは11フィートで速い。

今年2019年1月1日から、
ゴルフの世界ルールが大改革された。

ピンを差したままパットしてもいい。
つまりピンを抜かずに、
ホールアウトできる。

実際にそのほうが、
圧倒的にカップインしやすい。

ゴルフが大きく変わろうとしている。

インのハーフが終わって、
アウト10番はショートホール。
それから名物ホールの11番。IMG_37789

左手に相模湾と富士の頂。
IMG_37829

パー5の全景。
左に富士、右にこのコースのシンボル。
IMG_37899

湾の中に初島。
IMG_37909

目指すは白い灯台。
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フジサンケイレディスでも、
最もテレビ栄えするホール。
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10番、11番をボギー。
12番はパー。
13番ダブルボギー。
14番パー。

そして15番も名物ホール。
左に海が迫る雄大な打ち下ろし。
IMG_37919

今日は伊豆七島がくっきり。
大島はもちろん、
利島、新島が見えて、
かすかに三宅島まで拝める。
藤田キャディーに聞くと、
三宅島が見えるのは年に3回ほど。
IMG_37929
有り難い。

今日は3組で私たちはスリーサム。
左はトップアマの日比生賢一さん、
和光商事㈱専務取締役。
真ん中は第一屋製パン㈱の細貝正統さん。
今年1月1日に代表取締役社長に就任。IMG_37949

キャディの注文に応じて座ってポーズ。IMG_37979
日比生さんは今日、この難しい川奈で、
42・37の79でラウンドした。

そしてこれまた名物の16番ショートホール。IMG_37989

左下に湾が迫る。
IMG_37999
素晴らしい一日だった。
毎日、懸命に仕事しているから、
こんないい日もある。

食堂から見えるコース。
感謝したくなる。
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帰りのタクシーからも、
美しい海が見えた。IMG_38069

さて、「ほぼ日刊イトイ新聞」
糸井重里の巻頭コラム。
img_message-448x484

ここのところ連日「ことわざシリーズ」

今日は「下手の横好き」

糸井さん。
「なかなか残酷なことばである」

「なにかを一所懸命にやっている人は、
””好きこそものの上手なれ”
ということばを信じて、
“いつか花開く”あるいは
“おれもなかなかのものだ”
という気持ちでやっていることが多い」

同感。

「よく”下手の横好きでして”
などと謙遜してはいるが、
それはあくまでも謙遜であって、
“いまだって、まんざらでもない”とか、
“もうちょっとだけコツをつかんだら、
すごいことに” というような、
自信だか野心だかを持っていたりする」

ん~、同感。

「だからこそ、
“こうすれば、うまくいく”
というようなテーマの本が、
いつでも売れているわけで」

私は必ずいつか、
ゴルフの本を書く。
宣言しておく。

「歌であろうが、ゴルフであろうが、
金儲けであろうが、モテであろうが、
たくさんの人たちが、
じぶんの可能性を信じて、
励んだり磨いたりしている」

同感。

「で、で、”下手の横好き”である」
話題はことわざに戻る。

「”好きこそものの上手なれ”
と浮かれている人が、
常備薬のように持っているといいのが、
この苦い苦い”下手之横好丸”
という胃腸薬である」

「そんなクスリは飲みたくないよ、
と言ったら、
どういうことになるかというとですね
…ふふふ、
人に迷惑がかかる、のである」

ここで、任天堂の名物社長のことば。
任天堂中興の祖、故山内溥(ひろし)さん。

「山内さんは、経営がお好きなんですね?」
井利重里、軽はずみに言ったら、
即座にこう返ってきた。

「好きなんやない。得意なんや。
経営なんてものを好きでやったら、
迷惑がかかる」

糸井。
「そうかぁ、と、
あのときつくづく思ったなぁ」

「人が趣味でやってるものを
止めやしないけれど、
“好きでやるのは、趣味のうちまで”
なのである」

「ほんとに上手な人は、
好きとか言ってないよね?」

「上手の人も、
”おもしろかった”と
過去形では語れるけど」

名物経営者にも、
名物店長、名物バイヤーにも、
名物学者や名物研究者にも、
そして名物編集長や名物エディターにも、
「下手の横好き」はいない。

「得意なんや」でなければ、
迷惑がかかる。

顧客に対して、
従業員に対して、
世間に対して。

特に経営者には、
その心構えが必要だ。

もちろん趣味ならば、
「下手の横好き」も、
「好きこそものの上手なれ」も、
どちらでもいい。

常備薬「下手之横好丸」は、
常備する必要はあるだろうけれど。

近江商人の三方良し。
売り手良し、
買い手良し、
世間良し。

これは「下手の横好き」ではない。

〈結城義晴〉


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