無印良品銀座と臨終の際の「ああおもしろかった」
6月に入った。
令和となって1カ月、
31日が過ぎた。
デジャヴの感覚。
いつかこんな気持ちを、
味わったことがある。
既視感。
30年前の平成の始まりのときではない。
思い出せない。
この感じ。
それがいい方向に行ったのか、
悪い結果になったのか。
それも思い出せない。
6月の花嫁。
“June Bride”
そういわれるくらい6月はいい季節。
しかし日本には梅雨があって、
それほどいい気候ではない。
ただし、6月に入って、
梅雨入りするまでは、
日本でもヨーロッパ並みに、
いい気候ということになる。
論理的。
そのいい季節が、
これからの1週間だ。
楽しみたい。
私は今週金曜日の7日から、
イタリアはミラノへ出張。
向こうは最高です。
さて6月の行催事。
月刊商人舎Webコンテンツ。
月曜朝一2週間販促企画から。
6月は「環境月間」「まちづくり月間」、
そして「食育月間」。
テーマ資源だらけ。
そのうえ9月30日までの3カ間は、
「夏の省エネキャンペーン」期間。
6月5日は環境庁制定の「環境の日」。
国連が定めた「世界環境デー」でもある。
6月4日(火)~9日(日)は、
歯と口の健康週間。
6月7日(金)からは、
サッカー女子 ワールドカップ。
7月7日(日)の七夕までフランスで。
さらに6月13日(木)から週末まで、
ゴルフ全米オープン。
ロサンゼルスのペブルビーチ。
そして6月第3日曜日、
16日は「父の日」
私は早々と今日の夕方、
息子と娘からプレゼントを贈られた。
ありがとう。
そして6月22日(土)は夏至。
この日から、7月7日までは、
「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」
この期間、
省エネ、CO2削減のために、
ライトダウンされる商業施設も多い。
いいことだ。
6月23日(日)は沖縄慰霊の日。
1945年6月23日に、
太平洋戦争の沖縄戦の組織的戦闘が終結。
糸満市摩文仁の平和祈念公園で、
沖縄全戦没者追悼式が行われる。
月末の6月28日(金)・29日(土)は、
G20首脳会合。
インテックス大阪。
この間、最大のイベントは、
各地の梅雨入り。
6月は意外に行催事が多い。
なおかつ梅雨。
1カ月を通して、
「今日も一日、慌てず急げ」
よろしく。
さて昨日は、
アスクル㈱の本社を訪れた後、
銀座・吉祥ですき焼きランチ。
玉生弘昌さんとご一緒。
玉生さんは㈱プラネット会長。
美味を堪能。
そのあと、
無印良品銀座を訪問。
商人舎流通Supernews。
4月4日(木)のオープン。
「MUJI HOTEL GINZA」と「MUJI Diner」を併設。
世界旗艦店と位置づけられる。
東京都中央区銀座3丁目。
読売並木通りビル。
「無印良品 銀座」の売場は、
1階から6階までの6フロア構成。
1階は斬新なデザインの食品売場。
入口に価格表示の主張。
ブレンドティー工房では、
有機栽培の緑茶、ほうじ茶、
さらにルイボス茶をベースにした、
ブレンドティーを32種類、量り売り。
オーダーを受けてからブレンドする。
素材を生かした日替わり弁当や丼。
天井近くまで陳列する。
米国ベッド・バス&ビヨンドのようだ。
4階では「本の仕立てサービス」
5階は「MUJI SUPPORT」
6階は、複合的なデザイン文化の発信基地、
「ATELIER MUJI GINZA」
地下1階が「MUJI Diner」。
朝食は営業時間7時30分~11時。
つくりたての豆乳がゆ、
おにぎりとみそ汁、
焼きたてのパンと目玉焼きなど。
朝食セットを用意する。
昼食は11時~15時。
毎朝、小田原漁港から届く、
鮮魚の日替わり定食を用意する。
夕食は17時~22時。
こちらも小田原漁港から届く魚介類や、
厳選した肉や野菜などで、
カジュアルなディナーを提案する。
そして上層階は「MUJI HOTEL GINZA」
中国の深圳、北京に続いてのオープン。
フロントは6階に設置され、
7~10階に79部屋の客室。
一度泊まってみたい。
しかし無印良品銀座。
大いに感じるところがあった。
このテーマを、
今度の単行本の第1章で書こうと思う。
ありがとう。
最後に朝日新聞「折々のことば」
第1479回。
「ああおもしろかった」と
臨終の際にどこまで言えるかが、
限りある生の勝ち負けを
決めるものさしだと
私自身は思っている。
(筑紫哲也『スローライフ』から)
「あえて”勝ち負け”と言うなら」
との但し書きがある。
筑紫さんらしい。
「社会的な活動も同じで、
いくら正しいことに取り組んでいても、
“それが苦しげに見えたら”、
つまり当人がそれを
楽しんでいるのでなければ、
共感は集められない」
MUJIもみんな楽しんでいる。
「もちろん、”おもしろさ”の中身は
多様であればあるほどよい」
これこそ、それぞれのポジショニングだ。
ありがとう。
〈結城義晴〉