景気判断「悪化」と万代ドライデイリー会第20回ミラノ勉強会
日本政府の内閣府が、
「4月の景気動向指数速報値」を発表。
101.9で3月より0.8ポイントダウン。
基調判断は2カ月連続で、
「悪化」。
「悪化」判断は景気後退を意味する。
一方、政府の「月例経済報告」は、
直近の5月も「緩やかに回復」。
景気に関する判断の表現が食い違う。
日経新聞は「微妙な局面は当面続く」
頼みの内需。
「世界経済の先行きの不透明感に加え、
10月に控える消費増税が不安要因」
総務省発表の「4月の家計調査」
消費支出は物価変動を除いた実質ベースで、
前年同月比1.3%増にとどまった。
市場予想を大幅に下回り、
伸び率は3月から鈍化した。
ゴールデンウィークの10連休があった。
レジャー関連に特需が生まれた。
それを除けば、
「消費全体は勢いに欠ける」
正念場である。
さてシベリア経由ヨーロッパ航路。
バルト海へ。
そして大きな大きなヨーロッパ大陸。
しかしずっと厚い雲がかかっていた。
それでも時々、千切れ雲。
そして旅の終わり。
アルプス山脈。
雲のまにまに雪をかぶったアルプスの山。
紀元前218年、
ローマは共和国時代。
北アフリカのカルタゴと、
第二次ポエニ戦争を戦っていた。
カルタゴの名将ハンニバルは、
ローマを北側から攻めるために、
大軍を引き連れて、
アルプス越えを決行した。
なんと象を40頭余り引き連れた強行軍。
9月のことだった。
こうして上空から見ていても、
象を伴ったアルプス越え。
信じられない。
アルプスを越えると、
北アフリカの穀倉地帯。
雲の合間から光が射した。
そしてミラノ。
美しいイタリアの街。
イタリアはいま、
「ユーロ2020予選」で盛り上がる。
サッカーのFIFAが主催する、
ヨーロッパ選手権。
その予選でイタリアは現在、3連勝。
3勝目はギリシャをアウェイで撃破。
それも3対0の完勝。
勝ち点を9に伸ばして、
グループJで単独首位。
王者フランスが、
トルコに敗れるという波乱。
今回のユーロ2020。
おもしろそうだ。
ミラノ・マルペンサ空港に降り立つと、
すぐにタクシーを飛ばして40分。
ル イマジン リストランテ ビストロ。
万代ドライデイリー会。
第20回海外勉強会に合流。
関西国際空港を出発して、
一足先にミラノに到着。
スフォルツァ城などを見学して、
夕食会が開かれていた。
ル イマジン リストランテ ビストロ。
全員が簡単な自己紹介。
万代から参加した松岡俊行さん。
惣菜部シニアマネジャー。
万代知識商人大学第2期生の級長。
万代の取引先のトップ・営業担当42名。
そこに万代商品部の部長クラスが、
ずらりと顔をそろえた。
今井美樹と布袋寅泰の夫妻が、
ミラノを訪れると必ず寄るのが、
このル イマジンだと言われている。
塩パンが絶品、
パスタももちろん、
メインディッシュの肉料理。
これも美味。
万代油脂工業㈱取締役の加藤健さん。
そして結城義晴。
20回も続くこのドライデイリー会の趣旨を話して、
今回の新しい試みを説明。
「セレンディピティ」の勧めを語った。
最後は万代社長の阿部秀行さん。
商品部のシニアマネジャーやマネジャーたち、
そして各社の営業の皆さんに、
「成果を出そう」と呼びかけた。
ルイマジン。
ミラノを訪れたら、
ぜひ寄ってみてください。
疲れ切ってホテルに入ったら、
もう11時を回っていた。
商人舎ミドルマネジメント研修会から、
続いてミラノへの旅。
一晩、ゆっくり寝て、
また明日から頑張ります。
景気判断が悪かろうと、
10月消費増税が控えようと、
学ぶ意志は崩さない。
(つづきます)
〈結城義晴〉