梅雨明けして「夏らしい夏本番」の意識は顧客と共有したい
Everybody! Good Monday!
[2019vol30]
2019年第31週、7月第5週。
今週木曜日から8月。
長いながい今年の梅雨で、
関東でも今日あたり、
梅雨明け宣言が発せられる。
そして本格的な真夏。
一斉に蝉の声が目立ってくる。
小林一茶。
青空はいく日ぶりぞ蝉の鳴く
松尾芭蕉のこの句もいい。
やがて死ぬけしきは見えず蝉の声
ふたたび一茶。
けふ切の声を上けり夏の蝉
「今日ぎりの声」は、
「今日しかないというような声」。
そんな声を上げて、
夏の蝉が鳴く。
京都新聞の巻頭コラム
「凡語」
「近年、アブラゼミが都市部で減る一方、
南方系のクマゼミが
東北まで生息域を広げている」
地球温暖化や都市化の影響。
「環境の変化から大合唱の声色も
毎年微妙に違うのだろう」
先週後半は忙しかった。
毎日更新宣言ブログでたどる。
木曜日の25日は、松戸。
ロピア松戸店と小学生が就きたい職業
金曜日の26日は岡山のイオン。
イオンスタイル岡山青江
グランドオープンを訪問
土曜日の27日は万代。
万代八尾曙川店「日本一下手なマグロ解体ショー」
しかし、店を巡るのは楽しい。
歓迎されたら、なお楽しい。
今週の私のスケジュールは、
月刊商人舎8月号の、
原稿書きと入稿、責了。
邪魔してほしくないくらい、
それに集中する。
水曜日は㈱True Data役員会、
夕方、イオン㈱記者懇談会。
金曜日の8月2日は、
アスクル㈱の注目の株主総会。
個人的に声援を送っておこう。
負けるな、岩田彰一郎!
頑張れ、アスクル!!
さて月刊商人舎webコンテンツ。
月曜朝一の2週間販促企画
8月のプロモーションに役立つ行祭事。
8月1日は「水の日」。
1日からの1週間が「水の週間」。
写真の女性は谷桃子さん。
2019ミス日本で「水の天使」だとか。
6日(土)から甲子園大会。
第101回全国高校野球選手権大会。
21日(水)まで開催。
8月6日(火)は広島平和記念日、
9日(木)が長崎原爆の日。
日本の夏は原爆につながる。
そして8日(木)が立秋。
11日(日)が「山の日」の祝日で、
振り替え休日は12日(月)。
三連休だが、ここからお盆になだれ込む。
13日(火)から16日(金)が、
令和初の旧の盆。
今年のお盆商戦は、
前年踏襲では乗り切れない。
知識を総動員し、
情報を総整理し、
知恵を絞り出せ。
その間の15日(水)が終戦記念日。
盆明けの17日(土)18日(日)を入れると、
最長で9連休となる。
そして23日(金)は、
二十四節気の「処暑」
こうして8月のイベントを記してくると、
もう夏が終わった気になる。
しかしこれからが夏らしい夏の本番だ。
中日新聞の巻頭コラム
「中日春秋」
「日本の夏の暑さは、
中東やアフリカほどではないだろう」
しかし、これも、
「思い込みらしい」。
花王が在日外国人に、
日本の夏についての意識調査を行った。
「暑いイメージのある
中東・アフリカ出身者の八割が
“出身国よりも暑い”と回答した」
ははは。
「気温だけなら
日本より高いところはいくらでもあるが、
特有の湿気が加わり、
母国以上の暑さを感じるらしい」
アメリカでもテキサス州のダラスや、
ネバダ州のラスベガスは暑い。
軽く40度を超える。
しかし日本の蒸し暑さはたまらない。
そんな暑さにはこの一句。
涼風(すずかぜ)の
曲がりくねって
来たりけり
小林一茶。
小売業やチェーンストアの店内は、
エアコンが効いて涼しい。
「暑さに負けず」の実感は、
店内ではそれほどないかもしれないが、
「夏本番の意識」は顧客と共有したい。
7月も終わる。
最後に[Message of July]
和をもって貴しと為す
売り手良し、
買い手良し、
世間良し。
近江商人の「三方良し」。
あなた良し、
わたし良し、
天も良し。
美容院経営・松薗芳子さんの「三方良し」。
これは聖徳太子に由来すると思う。
「和をもって貴しと為す」
だから日本古来の、
きわめて日本的な考え方なのだ。
商売はいつの時代にも、
どんなところでも、
どんな業」(なりわい)でも、
三方良しでなければならない。
メーカー怒る。
ベンダー泣く。
チェーンストア笑う。
これは断じて許されない。
製造業儲かる。
卸売業潤う。
小売業伸びる。
製配販全てWin-Winでなければならぬ。
しかし、実は、これでも足りない。
なによりも、顧客が満足する。
顧客が創造される。
非顧客も参集する。
ラストワンマイルは、
その最終工程に、
すべての努力が凝縮される。
だから「和をもって貴しと為す」なのだ。
売り手良し、
買い手良し、
世間良し。
「三方良し」。
それによって今日が生きる。
明日が生まれる。
未来が拓ける。
永遠が見える――。
では、みなさん、
今週も「お客様とともに」。
Good Monday!
〈結城義晴〉