9月消費増税直前の営業報告と平和堂米国研修第18団出発
9月の営業報告が上がり始めた。
消費増税直前の結果。
商人舎流通スーパーニュース。
セブン&アイnews|
9月増税前需要からイトーヨーカ堂&そごう・西武好調
傘下の業態別既存店売上高前年同月比。
セブン-イレブン・ジャパンは98.5%。
客数が100.6%、客単価は97.9%。
米国の7-Eleven,Incは好調。
既存店の商品売上高102.3%。
消費増税の影響もないし、
近年は日本流の経営が奏功している。
イトーヨーカ堂は102.5%。
駆け込み需要を捉えた。
客数が99.2%、客単価が103.4%。
そごう・西武も20.2%。
反動が怖いくらいの伸びだ。
百貨店と総合スーパーは、
明らかに駆け込み需要があった。
一方、ヨークベニマルは98.1%。
客数が98.6%、客単価が99.5%。
スーパーマーケットでは、
軽減税率導入のために、
駆け込み需要はなかった、
あるいは少なかった。
その分、反動も少ないはずだ。
外食のセブン&アイ・フードシステムズは
既存店売上高102.7%。
客数が100.2%、客単価が102.5%。
軽減税率導入前の外食需要を取り込んだ。
もう1社。
U.S.M.H news|
既存店100.3%、客数101.5%/11カ月ぶりに前年クリア
マルエツ/カスミ/マックスバリュ関東の3社。
全体では既存店売上高は100.3%。
客数が101.5%、客単価98.8%。
なんと11カ月ぶりに前年をクリアして、
好調だった。
各社別に見ると、
マルエツは既存店売上高101.4%、
カスミは98.0%、
マックスバリュ関東は105.2%。
消費増税直前の9月は、
まあ予想通りの結果となった。
10月からは懸案事項がある。
キャッシュレ決済スポイント還元である。
もう、17日分のデータが出ている。
キャッシュレス化はどんどん進んでいる。
そしてポイント還元も、
効果が出ている。
しかし目先の動きだけでなく、
9カ月後、1年後を見た、
冷静な政策が求められる。
アル・ライズとジャック・トラウト著。
「ポジショニング戦略」
その要諦。
その第1は、変化に慎重になること。
「変化が激しくなるほど、
変わらないものの価値は上がる」
そして第2は、ビジョンを持つこと。
「波は短期的に動揺と混乱を引き起こすが、
長期的には波の下にある潮流のほうが
ずっと重要である」
波の下にある潮流を見定めねばならない。
さて今日は昼に、
横浜シティエア―ターミナルを出発。
リムジンバスは速い。
すぐにベイブリッジ。
横浜港とみなとみらい。
バスの座席でパソコンを開いて、
ウトウトっとしたらもう成田。
成田国際空港第2ターミナルに到着。
チケットをとって、
保険に入って、
Wi-Fiを借りて、
いつもの手順を素早く済ませる。
そして結団式。
平和堂米国研修第18団。
毎年2回ずつの研修で、
丸9年ということになる。
すでに9月20日に2時間の事前講義をして、
その際に宿題を出してある。
さらに班ごとの討論によって、
各班と自分のテーマ設定はされている。
だから今日は一つだけ、
直前の心構えを語る。
それは消費大国のアメリカで、
自ら「楽しむ」ということ。
トレーダー・ジョーを楽しむ。
ホールフーズを楽しむ。
ウォルマートやクローガー、
HEBプラスやアルディの激戦も、
楽しみつつ学ぶ。
それがなければいけない。
お客様を楽しませるには、
自分が楽しまねばならない。
今回の団長からのメッセージ。
東海営業部部長の青山健司さん。
つづいて副団長からの要望。
アルプラザ高槻支配人の阪部暢彦さん。
二人とも二度目の研修参加で、
前回の自分の経験を生かして、
的確なアドバイスをしてくれた。
団員も真剣に聞いていた。
旅行手続きや渡米の注意など、
旅行課の種村基さんの話があって、
その後、出発ロビーで全員写真。
燃えています。そしてチェックイン。
私はサクララウンジへ。
JALのラウンジ。
JALのカレーライスと生ビール。
これは出発前の私の儀式のようなもの。
ラウンジからJALのジェット機が見える。
ピーター・ポール&マリー、
「悲しみのジェットプレイン」。
I’m leavin’ on a jet plane
I don’t know when I’ll be back again
Oh, babe, I hate to go.
この部分のメロディーが浮かんでくる。
ゲートに向かう途中、
仮面ライダーの前で、
子どもたちが写真を撮っていた。
成田空港第二ターミナルの一番奥、
88番ゲートから出発。
乗り込む前に、
いつも心の中でつぶやく。
「お願いします」
ちなみにゴルフプレーで、
バンカーショットの時には、
私はいつも心の中でつぶやく。
「ジーン・サラゼンさん、お願いします」
バンカー専門のクラブは、
サンドウェッジというが、
それを発明したのが、
サラゼンさんだからだ。
アメリカン航空66便に乗り込んで、
いざ出発。
私自身、楽しみつつ、
平和堂の若い社員の人たちを、
力いっぱい教育訓練してくる。
波の下の潮流を教えたいと思う。
よろしく。
(つづきます)
〈結城義晴〉