沖縄のサンエー浦添西海岸PARCO CITYを堪能した!
沖縄に来て、
沖縄の店を見る。
沖縄の人に会う。
沖縄の料理を食べる。
沖縄の歌を聴く。
沖縄の心に触れる。
すると未来が見えてくる。
沖縄の未来、日本の未来。
流通の未来、サービス業の未来。
今回は加藤徹さんとの視察旅行。
数カ月前から計画していた。
加藤さんは㈱万代ホールディングス社長。
沖縄のコバルトブルーの海をバックに、
朝一番の握手。
場所は浦添西海岸。
サンエー浦添西海岸PARCO CITY。
商人舎流通スーパーニュース。
サンエーnews|
「サンエー PARCO CITY」6/27グランドオープン
㈱サンエーと㈱パルコの協業で、
6月27日(木)、沖縄県浦添市にオープン。
地上6階建の巨大なショッピングモール。
商業ゾーンは1~3階で、4~6階は駐車場。
敷地面積は8万5485㎡(2万5905坪)、
店舗面積は6万㎡(1万8181坪)。
駐車台数は4000台。
朝9時30分に集合。
サンエーの中西淳専務と加藤徹さん。
左から㈱マツバラ社長の松原大肥さん、
会長で㈱沖縄マツバラ社長の松原奘治さん。
右は万代総務部付部長の前田仁さん。
中西さんにずっとご案内いただいて、
ショッピングセンターの隅から隅まで、
丁寧に視察した。
1階はサンエーのフードマーケット食品館。
サンエーならではの、
独自のマーチャンダイジングが、
売場のなかに満載されている。
それらを中西さんが、
一つひとつ丁寧に説明してくれた。
食品売場は6000㎡(1818坪)。
その奥主通路は長い。
壁面の冷蔵ケースと、
主通路沿いの平冷蔵ケース。
いわゆるダブルコンコース。
沖縄産の食品に特に力を入れているが、
その「あぐー豚」。
さらに「コウノトリ育む米」。
サンエーの組織は独特だ。
ハウスキーピングの日用雑貨は、
スーパーマーケットのグロサリーに含まれる。
これはアメリカの分類と同じだ。
家具や寝具などファブリックスは、
衣料品部門に含まれる。
家電や外食などは事業部門として、
マルチフランチャイザーを展開する。
つまり極めてシンプルな組織となっている。
「組織は戦略に従う」
アルフレッド・チャンドラーJr。
食品フロアには、
化粧品などがずらり。
ショッピングセンターは3フロア。
施設コンセプトは、
「幸せの共感ここから未来へ」
バラエティーに富んだ店舗構成。
そのなかにはサンエーの直営店が多数。
しかもそれらはフランチャイズ店である。
マルチフランチャイザー方式という。
サンエーは、
そのマルチフランチャイズにおいて、
120%の仕上がりにする。
そこにパルコ独特の環境デザインと、
ソフトコンテンツが掛け合わされた。
アクセスは沖縄全島から良好。
国内外観光客も大量に押し寄せる。
テナントは250店舗。
沖縄初出店が94店舗、
沖縄地元企業が50店舗。
1階から3階まで、
すべてのフロアに、
フードサービスが入る。
2階には「フードテラス」。
窓の外には沖縄西浦の海。
上島珈琲店、しゃぶしゃぶ美山、
そしてLITTLE MERMAIDが入る。
2階と3階は広くて長いコンコース。
テナントの店舗面積は、
1店1店が広い。
つまり「スーパーストア化」している。
だから各テナントが、
存分にマーチャンダイジングを展開し、
プレゼンテーションにも力を入れる。
ライトオンはとくに素晴らしい。
ジーンズで作ったシーサー。
ジーンズの壁。
そしてマネキン。
インスタグラムの撮影と露出で、
このライトオンが一番多い。
ABCマートは、
アップグレードして出店。
3階にはシネマコンプレックスがある。
3タイプのシステムが同時に入る映画館は、
オープン当時、日本唯一だった。
そして大人気は台湾ティー専門店「Gong cha」。
オープン以来、行列が絶えない。
サンエーは「総合」を、
すべて自分の力でやろうとはしない。
ドラッグはマツモトキヨシ、
家電はエディオン。
無印良品と東急ハンズ。
そして数々の外食産業。
すべてフランチャイズの加盟店。
本部のノウハウをベースに、
店づくりやサービスは、
120%に増幅させる。
それが集積されて、
専門による「総合」が創出される。
最後は中西さんと握手。
ありがとうございました。
沖縄に来て、
サンエーの店を訪れて、
ちょっとだけ未来が見えた。
総合スーパーの未来、
スーパーマーケットの未来、
コンビニエンスストアの未来、
フードサービスの未来。
そしてショッピングセンターの未来。
中央と地方の未来、
本土や内地と沖縄の未来。
ありがとうございました。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
加藤社長の精力的な行動ぶりにはいつも学ばされます。
大越さん、ご投稿感謝。
加藤さんは本当に意欲的な勉強家です。
私も煽られています。