Amazon Fresh配達料無料化とサミット竹野浩樹interview
商人舎流通スーパーニュース。
アマゾンnews|
2000都市でプライム会員の食料品配達料を無料化!!!
ホリデーシーズン向けのAmazon Effect。
14.99ドルのAmazon Freshの配達費を、
無料にする。
ホールフーズのオーガニック商品までが、
無料で家庭に届く。
これでBlack FridayやChristmasに、
買物に行かなくても済む。
一方の巨人は、
ウォルマートnews|
ホリデー商戦前倒し10/25から早期割引きセール
ウォルマートの真骨頂は、
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」。
だからホリデーシーズンの早仕掛けを、
ハロウィン前から展開する。
さらに、
ウォルマートnews|
宅配サービス「インホーム・デリバリー」を開始
こちらは10月15日から開始されている。
名づけて「InHome Delivery」。
生鮮食料品や生活必需品を、
キッチンやガレージの冷蔵庫に、
直接届けるサービス。
もちろん無料ではないし、
まだ3都市での実験。
しかしこれらによって、
ミレニアム世代だけでなく、
ベビーブーマーたちも、
ますます店に買物に行かなくなる。
アメリカの店舗小売業は、
どこに行く?
今日の朝の東京タワー。
毎月恒例、
㈱True Data取締役会。
今、発刊されている月刊商人舎10月号。
この特集の中の記事。
「The True Big Data Marketing」
社長の米倉裕之さん。
執行役員の越尾由紀さん。
存分に語ってもらって、
ビッグ・データ・マーケティングの、
真実の姿とそのインパクトを伝えた。
私の「データドリブン経営」入門も、
力作の1万1000字。
お陰様で、
今日の役員会でも雑誌を配れないくらい、
注文が来て、品切れ状態。
済みません。
100部単位のお申し込みがあれば、
なんとか増刷しますが……。
取締役会は議論活発。
厳正な審議をして、終了。
そのあと田窪伸郎さんの送別会。
㈱コーポレイトディレクション パートナー。
日本初の独立系経営戦略コンサルティングファーム。
役員、監査役、執行役員が揃って、
芝パークホテルの中華料理「北京」。
田窪さんがユーモアあふれるスピーチ。
8年間、非常勤取締役を務めてくれた。
米倉さんたちへの激励の言葉に、
ちょっとジンときた。
そのあと全員で写真。
私は固い握手。
田窪さんとは必ずまた、
一緒に仕事をすることになると思う。
頑張ってほしい。
送別会の後は、
井の頭線に乗って西永福へ。
絶好調のサミット㈱を訪問。
竹野浩樹社長interview。
凄くいい話ばかりだったが、
ここには書かない。
次の月刊商人舎11月号に掲載する。
ありがとうございました。
このビジョンは素晴らしい。
「サミットが
日本のスーパーマーケットを
楽しくする」
アメリカの食品小売産業は熾烈だ。
しかし正々堂々、真っ向勝負。
しかし日本では、
消費増税はいいが、軽減税率やら、
キャッシュレス・ポイント還元やら、
政府の恣意的な政策に、
踊らされている。
サミットはその中で、
芯の通った政策を崩さない。
同じことを月刊商人舎4月号で示した。
特集「値段下げずに売る商売」
令和元年に何を貫くか?
この号の[Message of April]
ワンプライスに命をかけよ!
価格はたった一つ。
それがワンプライス商法。
同じ一つの商品に対して、
値段を上げたり下げたりしない。
より良い商品を探し出し、つくり出して、
そのうえで徹底的に無駄を省いて、
初めからぎりぎりの価格を提示する。
真っ正直商売、最高のインテグリティ。
アメリカのトレーダー・ジョー。
日米のコストコ・ホールセール。
そしてウォルマート。
日本のセブン-イレブン。
成功している商売は例外なく、
ワンプライスに命をかける。
初めから終わりまで、
一物一価を貫徹する。
一番古く、歴史に残るのは三井高利。
1673年に開業した江戸時代の「越後屋」。
「一銭にても空値申上げず候間、
御値切り遊ばされても負けは御座なく候」
そしてジョン・ワナメーカー。
1886年、米国フィラデルフィアの百貨店。
ワンプライスと返品保証を謳って、
絶大なる人気を誇った。
戦後の日本では、倉本長治らによって、
「正札販売運動」が展開された。
イオンの前身「岡田屋」の岡田卓也も、
正札販売にのめりこんでいった。
平成から令和に変わる日本の今。
ある種のお祭り騒ぎの一方で、
小売業の六重苦に追い打ちをかけるように
NB値上げと消費増税・軽減税率導入。
その2019年、「値下げ」商略が登場する。
他に手立てがないから値下げする者。
今になって、慌てて安売りする者。
売上至上主義に陥る者。
それらは絶対に衰える、滅びる。
マーケットがシュリンクする日本で、
それは自らの未来の、
先食いに他ならないからだ。
価格はたった一つ。
他にない、より良い商品を生み出して、
そのワンプライスに命をかける。
命をかけぬ者に客の命は守れない。
〈結城義晴〉