結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年11月20日(水曜日)

安倍晋三首相最長記録更新と「The True Big Data Marketing」

安倍晋三首相在職日数。
2887日となって、
史上最長記録という。
Shinzō_Abe_Official
そのすべての日々を、
私たちは同時体験したことになる。

第1次安倍内閣は、
2006年(平成18年)9月26日から、
2007年(平成19年)8月27日まで。

安倍晋三の総理就任は、
戦後最年少の52歳で、
初の戦後生まれだった。

私も初めての年下の首相として、
ちょっと上から目線で、
少しだけ期待した。

しかし前任はあの小泉純一郎。
どこまで追いつけるかとの興味もあった。

安倍は「美しい国づくり内閣」と銘打って、
塩崎恭久を内閣官房長官に、
麻生太郎を外務大臣に起用した。

しかし2007年7月29日の参議院選挙で、
自由民主党は歴史的な惨敗を喫した。

そこで8月が押し詰まったころ、
最初の安倍内閣は改造された。

私が㈱商業界社長を務め、
退任したのが2007年8月31日だから、
ちょうど同じ時期だった。

その改造内閣も、
この8月27日から9月26日まで、
1カ月ともたなかった。

しかしこの改造内閣は、
強力な布陣だったと思う。
当時の自民党が総力を挙げて、
内閣を構成した。

内閣官房長官に与謝野馨、
総務大臣(地方分権改革担当)に増田寛也、
経済産業大臣に甘利明、
財務大臣に額賀福志郎、
法務大臣に鳩山邦夫、
外務大臣に町村信孝、
防衛大臣に高村正彦、
文部科学大臣に伊吹文明、
厚生労働大臣には舛添要一だった。

内閣府特命担当大臣を多数任命した。
防災担当・食品安全担当に泉信也、
経済財政政策担当に大田弘子、
金融担当に渡辺喜美、
少子化対策・男女共同参画担当に上川陽子、
沖縄及び北方対策担当・規制改革担当/
国民生活担当/再チャレンジ担当/
科学技術政策担当に岸田文雄 。

特命担当大臣の職掌には、
現在の日本国のテーマが網羅されていた。

防災担当も食品安全担当も配置された。

惨敗がいい内閣をつくらせた。
歴史的教訓だ。

9月10日に第168回国会が召集された。
安倍晋三は所信表明演説で、
「職責を果たし全力を尽くす」と表明するも
翌々日の12日に突然、退任を表明した。

「敵前逃亡」と厳しく批判された。

その後、福田康夫、麻生太郎が、
懸命に内閣を組織するも、
2009年8月30日の総選挙で、
民主党が勝利して一瞬、
二大政党制時代が到来した。

自民党は政権を離れて、
民主党が国を動かす内閣を構成し、
それは鳩山由紀夫、菅直人、
野田佳彦と続いた。

しかし2012年11月16日に衆議院解散。

12月16日の第46回衆議院議員総選挙で、
民主党は大敗。
12月26日に野田内閣総辞職。

その日から自民党が復権して、
安倍晋三が再び総理大臣となった。

第2次安倍内閣のスタートだった。
その後、第3次安倍内閣は、
2014年12月24日発足、
第3次安倍内閣は2015年10月7日、
第4次安倍内閣は2017年11月1日、
その改造内閣が第1次、第2次と重なって、
現在に至る。

総理大臣や経営者をはじめとして、
リーダーには試練が必須だ。

安倍晋三は「敵前逃亡」の際に、
その大きな試練を体験した。

それが史上最長の記録の原動力となった。

ただし、現在の体たらくは、
語るに落ちる。

この人、やましいことが起こると、
目が泳ぐ。

それは「敵前逃亡」のときに、
示された。

だれでも「目が泳ぐ」ことはあるが、
安倍晋三はとくに目立つ。

森友・加計問題から、
「桜を見る会」問題へ。

大きなものが崩れる時、
そのきっかけは本当に、
些細な問題であることが多い。

「桜を見る会」など、
まったく典型的な些細な問題だ。

戦前の桂太郎首相の史上最長記録を、
1世紀ぶりに塗り替えるとはいうものの、
政権は実質的に末期症状を呈するだろう。

さて今日は朝から東京の浜松町へ。
いつもの芝大神宮。
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㈱True Dataへ。
毎月の取締役会。
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月刊商人舎10月号特集は、
Big Data×Marketing4.0
令和データドリブン・マネジメントと生活ルネサンス
201910_coverpage-448x632
お陰様で完全売り切れ。

内容はビッグデータとマーケティング4.0。
ちょっとキャッチーすぎるかなと思うが、
「ポピュリズムの時代」でもあるのか、
ひどく受けた。
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私が書いたのが、
「データドリブン経営入門」
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よく読んでください。
お願いします。

それから、
The True Big Data Marketing
デジタル化の急進が社会と事業を変える!!

米倉裕之㈱True Data社長には、
存分に語ってもらった。
201910_truedata_12-448x322

越尾由紀執行役にも、
その能力の高さを披歴してもらった。
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この雑誌は㈱True Dataの全体像と、
ビッグデータの未来を、
余すところなく、そして簡潔に、
表現している。

今日の役員会も、
充実した議論で、満足。

東京タワーが美しかった。
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愛宕ヒルズも緑に映えた。IMG_3144912345

お地蔵様に手を合わせた。
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横浜に帰ると、
11月の空に変わっていた。
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リーダーには大きな試練が必須だ。
いや、人間にはすべからく、
試練が必要である。

ただし試練を乗り越えた者が、
永遠であることはない。

肝に銘じなければならない。

〈結城義晴〉


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