Broadway Musical「ハミルトン」とロピアNYC研修総括講義
昨日、帰国しました。
サンフランシスコから、
ニューヨークへ、
11日間の旅。
前半の北カリフォルニアは、
スーパーマーケット勉強会。
(株)マルイチ、(株)エレナ、
(株)マツヤスーパー。
後半のニューヨーク、ニュージャージーは、
(株)ロピアNYC研修。
帰国前夜はタイムズスクエア。
マンハッタンは碁盤の目のように、
アベニュー(番街)とストリート(丁目)が、
整備されている。
そのなかで唯一、斜めに走る道路が、
ブロードウェイである。
その7番街とブロードウェイが交差する、
39丁目あたりから52丁目あたりまでが、
タイムズスクエアだ。
いつも、どんな時でも、
人がいっぱい。
ブロードウェイミュージカルの、
リチャード・ロジャース劇場。
大人気の「ハミルトン」を上演中。
狭いロビーは満杯。
第1幕の舞台は、
プエルトリコの小屋の中。
左サイドの特別席。
右サイド。
2階の客席。
私たちは前から5番目のE席。
あまりにうれしくて、
小さくGo! Go!ポーズ。
左から福島道夫ロピア社長、
浅野秀二㈱JAC社長、
亀谷しづえ商人舎ゼネラルマネジャー。
このミュージカルは、
アレクサンダー・ハミルトンの生涯を、
ヒップホップ音楽で描いた作品。
ハミルトンは、
アメリカ合衆国建国の英雄の一人。
初代大統領ジョージ・ワシントンの側近で、
初代財務長官。
第三代大統領トーマス・ジェファーソンと、
対立したり、支持し合ったり。
その間のエピソードが、
劇的に綴られ、
ハミルトンの最期が描かれる。
ハミルトン役は、
脚本・作曲・作詞を担う、
リン=マニュエル・ミランダ。
そしてそのハミルトン以外は、
ほとんどすべて有色人種でキャストされ、
実に皮肉な面白さを描き出す。
2015年の2月にオフ・ブロードウェイで、
開幕し、全公演完売。
2015年8月から、
このリチャード・ロジャース劇場。
2016年、第70回トニー賞では、
13部門に16ノミネートを獲得。
トニー賞史上最多ノミネートを記録。
そのほかにもほとんどの賞を総なめした。
第1幕と第2幕の間に休憩があって、
上演時間は2時間55分。
私は大抵、旅の疲れもあって、
途中で眠くなることが多いが、
「ハミルトン」には全くそれがなかった。
堪能した。
大満足の顔つき。
タイムズスクエアに戻ってきて……。
思わず、Go! Go! ポーズ。
さらにホテルに帰って、
福島さんの部屋に集合。
後ろは社長秘書役の浅野春佳さん。
夜の11時を回っていたが、
福島さんが買い込んだ牛肉の塊。
ドライエージビーフのサーロイン。
包丁セットや調味料は、
日本から持参した。
チーズも用意されていた。
ワインはケイマスほかが、
次々に開けられた。
キャビアはペトロシアン・パリの最上品。
福島さんがどんどんカットし、
調理してくれる。
浅野さんが的確にサポートする。
それらの料理をまるで、
天ぷら屋で揚げたてをいただくように、
浅野先生と食べて、飲んだ。
申し訳ないくらいの美味。
「ハミルトン」も大満足、
食事も大満足。
本当に申し訳ない気分だった。
一夜が明けて最終日。
朝、7時半からセミナー。
疲れをものともせず、
福島社長のスピーチ。
最終日のモットー唱和のリード役は、
流山店鮮魚チーフの杉山優作さん。
「同じ商品ならより安く
同じ価格ならより良いものを」
いつでも、どこでも、
これを実現させることができれば、
恐いものはない。
その後、2日目の夜のイベントの表彰。
レストラン夕食コンテスト。
11のグループに分かれて、
食べ歩きをしてそれを報告する。
全員が自分のグループ以外に投票して、
集計点数で優勝、準優勝を決める。
その準優勝のチャレンジャー賞は、
第18班の3人。
山口浩一郎さんと笠原望さん、
山田将一さん。
山口さん、笠原さんは㈱ユーラス所属。
山田さんはロピア本部所属。
こちらに来る前からターゲットを決め、
飛行機の中でパワポまで作って準備し、
グランドセントラル駅のオイスターバーで
存分に楽しんだ。
プレゼンテーションも秀逸だった。
プレゼンターは、
内田貴之ロピア取締役管理本部長。
優勝のマーケット・リーダー賞は、
第26班の4人。
植木賢一さん、いずみ中央店店長。
本木智也さん、ふじみ野店青果チーフ。
岩井哲平三、厚木店食品チーフ。
原真一さん、美浜店鮮魚チーフ。
イタリア料理の老舗、
「トニーズディナポリ」に、
しっかり予約を取って、
その「大盛り・デカ盛り」を堪能して、
ロピアらしい売り方を研究した。
勝利のコメントも堂々としていた。
最後にマーケット・ニッチャー賞は、
結城義晴の選出。
第22班の女性2人、男性2人のチーム。
広本千里さん、ワンズモール店店舗管理、
神例絵里香さん、㈱利恵産業本部、
長岡浩二さん、浦和店精肉チーフ、
岸澤航平さん、渋沢店青果チーフ。
このチームは行動力があった。
プラザホテルのフードホールへ行って、
ロブスターロールを前菜代わりに食べた。
それから地下鉄に乗って、
ブルックリンまで足を伸ばし、
シティポイントSCで、
KATZ’Sのパストラミサンドイッチに挑戦。
偶然にも私たちが、
前日に訪れたKATZ’Sの支店だった。
今回のテーマの一つ。
好奇心・探求心、
向学心・向上心。
新しいもの好き、
そして行動力・実行力。
このチームにそれがあった。
おめでとう。
表彰式が終わって、
福島社長が最後のメッセージ。
そして、
結城義晴の総括講義。
まず「セレンディピティ」。
“Serendipity”
何かを探求しようとするとき、
当初、目論んでいたものとは別の価値に、
ぶち当たることがある。
それらを見つけだす能力を、
「セレンディピティ」という。
アインシュタインの相対性原理は、
このセレンディピティによって生まれた。
だからこそ、求められるのが、
好奇心・探求心、
向学心・向上心。
新しいもの好き、
そして行動力・実行力。
そのあと、
スチュー・レオナードとイータリー。
サムの10ルール。
顧客満足と従業員満足。
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」
そして業種・業態と「フォーマット論」、
「ポジショニング戦略」。
チーフ向けにと心がけつつ、
難しいことを易しく、
易しいことを面白く、
面白いことをより深く。
最後に拍手をいただいた。
ご清聴を、心から感謝したい。
今日のブログも最後は月刊商人舎から。
2020年1月号の[Message of January]
世のため、人のため。
ひとつひろえば、
ひとつだけ街が美しくなる。
1本植えれば、
1本だけ地球がよくなる。
ひとつ売れば、
ひとつだけ喜びが生まれる。
ひとつつくれば、
ひとつだけ価値が生じる。
ひとつ運べば、
ひとつだけ経済が回る。
世のため、
人のため。
客のため、
店のため。
街のため、
国のため。
母のため、
父のため。
子のため、
孫のため。
妻のため、
夫のため。
愛する人のため、
未来の人のため。
2020年代の初頭、
令和2年のはじまりに。
ひとつひろえば、
ひとつだけ街が美しくなる。
1本植えれば、
1本だけ地球がよくなる。
ひとつ売れば、
ひとつだけ喜びが生まれる。
世のため、
人のため。
客のため、
店のため。
己のため。
〈結城義晴〉