万代知識商人大学第5期生のコロナ禍の「損得より善悪」
昨日、近畿地方が梅雨入り。
今日は関東甲信、北陸地方が梅雨入り。
いよいよ日本列島に、
梅雨前線。
東京都は今日、
「東京アラート」を解除。
それでも今日の新規感染者数は22人。
大丈夫かね。
大阪府は1人、
神奈川県も1人。
よしよし。
だが東京は明日から、
休業要請の緩和措置を、
「ステップ3」にする。
パチンコホールや遊園地、
ゲームセンターなどの遊技施設、
接待を伴わないバーやスナック、
カラオケ店などの遊興施設も、
休業要請が解除される。
大丈夫かな。
こういった措置に関して、
一度決めたことをは、
厳然と守らねばならない。
ご都合主義はいけない。
コロナはきわめて合理的、
科学的、論理的に拡大していく。
コロナウイルスにご都合主義はない。
だから人間もご都合主義ではいけない。
さて私は昨日から大阪入りして、
今日は朝から東大阪へ。
㈱万代本社横の会議棟大ホールで、
万代知識商人大学第5期の講義。
3月に開講式を挙行したが、
その後、緊急事態宣言などあって、
4月、5月を臨時休校した。
今年度も32名の受講生で、
5期までで都合、150名超。
今日も講義の中で言ったが、
社会人大学院(MBA)並みの研修をする。
しかも万代という会社にカスタマイズして、
企業内大学とする。
司会進行は津田睦さん。
人事部マネジャー。
そして朝一番の講義は結城義晴。
COVID-19の中の消費産業のあり方、
そして「考えること」など、
今日全体の内容をダイジェストした。
ロジカルシンキングの考え方と手法は、
津田講師が丁寧に語った。
津田さんは万代大学第1期生の級長。
修了した翌年から事務局兼講師となった。
午前中、津田講師の講義で、
あっという間にランチ。
今年度から、
昼食を取りながら、
受講生と交流することにした。
もちろんフィジカルディスタンシング。
フェイスガードをして、
話も声を抑えて、
飛沫が飛ばないようにした。
午後の講義は学長の結城義晴。
休憩を入れつつ3時間。
論理学と思考法の初歩は、
ドラッカー、パスカルとデカルト。
本論は演繹法と帰納法。
そしてヘーゲルの弁証法。
万代の立ち売りを弁証法で説明した。
そのあとSWOT分析とPPM。
どちらも分析手法だが、
これくらいは身に着けてほしい。
最後はCOVID-19への対応の考え方。
月刊商人舎5月号をテキストに使った。
特集「コロナは時間を早める」
講義が終わると、
第5期生全員の発表。
この2カ月のコロナ禍を、
どう観察し、どう行動し、
どう考察したか。
今年の級長は磯部出さん。
グロサリー部シニアバイヤー。
南口実紀さん。
南津の辺店グロサリーチーフ兼店次長。
石本睦実さん。
店舗オペレーション支援部チーフ。
コロナの渦中、
売場をつくりながら、
仕事をしながら、
顧客に向かい合いながら、
「商売十訓」を実感したという発表者が、
何人もいた。
「損得より先に善悪を考えよう」が大切であると。
お客さまから「ありがとう」と、
言っていただいた経験。
ねぎらいの言葉をかけつつ、
仲間と頑張った話。
子ども客から感謝の手紙と、
金一封を送れらた体験。
取引先との新しい関係ができた体験。
「安心安全」をさらに高いレベルに、
しなければならないという決意。
私は聞きながら感動した。
発表が終わると、
万代社長の阿部秀行さんの講話。
阿部さんはコロナ禍の中で、
お客様に喜んでいただくために、
よく考え、よりよい知恵を出そうと呼びかけた。
最後に結城義晴の総括講義を30分。
そして終わった。
阿部さんと二人で記念写真。
コロナとの闘いはまだまだ続く。
万代知識商人大学5期生は、
そのなかで考えて考えて考え抜く。
5期生独自の1年間になりそうだ。
頑張ろう。
〈結城義晴〉