ヤオコー創業130年初の「日曜臨時休業」とイオン「Drive Pickup」
ヤオコーNews|
創業130年で初めて「日曜日、臨時休業いたします」
【結城義晴の述懐】を書いた。
川野澄人さんをはじめ、
ヤオコー経営陣に拍手を贈ろう。
実にいい判断だ。
従業員はもとより、取引先も、
そして顧客も同じように
拍手喝さいを贈るだろう。
アメリカの小売業のCOVID-19対策は
従業員から始まった。
ヤオコーも従業員から始まる。
上場企業だけに株主から
一言あるかもしれないが、
今期の成績を示せば
納得してくれるはずだ。
コロナとの闘いは長丁場である。
ならば9月の4連休の前の週の
日曜日の臨時休業は、
これ以外にないという
グッドタイミングだ。
ヤオコーの「お陰様で」の精神が
見事に表れた政策だ。
COVID-19対策として、
日曜日の臨時休業。
できますか?
創意を尊びつつ良いことは真似よ
〈倉本長治〉
このニュースを知って、
今日は一日中、
いい気分だった。
ありがとう。
昨日はイオンリテール㈱の記者発表。
こちらは商人舎の亀谷しづえGMが取材に行って、
やはり商人舎流通SuperNews。
イオンリテールnews|
東久留米店でドライブスルー型ピックアップ本格稼働
イオンのネットスーパーは、
「おうちでイオン イオンネットスーパー」
このサイトでネットスーパーを展開している。
初めての顧客も、
このサイトの郵便番号を入れるだけで、
自分の家の近くの店を紹介してくれる。
Step1 会員登録し、
Step2 届け先を選択し、
Step3 日時を選び、
Step4 商品を選ぶ。
Step5 クレジットカードで支払うと、
Step6 買い物は完了。
宅配してもらうシステムでもあるが、
イオンリテールが強化するのが、
ピックアップ。
3種類のピックアップがある。
⑴カウンターピックアップ
⑵ロッカーピックアップ
⑶ドライブピックアップ
現在はこのいずれかを、
ネットスーパー対応の全店に導入している。
イオン東久留米店は、
そのドライブピックアップの最新バージョン。
記者発表された。
このイオンカラーの大きな看板がいい。
注文と支払いを済ませて、
車でピックアップする顧客は、
店舗正面の専用レーンに駐車して、
インターフォンを押して、
来店したことを伝える。
スタッフがピッキング済みの商品を、
カートに乗せて専用レーンまで届け、
さらに助手席やトランクなど
希望のスペースに積み込んでくれる。
原理はアマゾンフレッシュの、
ピックアップストアと同じ。
シアトルの郊外のこの店は、
ピックアップ専用のダークストアだ。
駐車場は店舗の前にある。
スタッフが運んできて、
トランクや後部席、助手席に、
商品を収めてくれる。
イオンリテールの太田正道さんが、
講演会のように滑らかに説明してくれた。
太田さんは現在、ネットスーパー本部長で、
前清水商事㈱社長。
今月の月刊商人舎では、
丁寧にインタビューに答えてくれた。
[特別企画]
コロナ禍のラスト1マイル戦略
イオンリテールのラストワンマイル戦略
イオンリテールは現在、約400店。
そのうち100店でネットスーパーを運営。
そして意外にもすでに83店舗で、
ドライブピックアップを展開している。
年度内にドライブも100店まで増やす。
COVID-19パンデミックの中で、
ヤオコーもイオンもそれぞれに、
どんどん前に進んでいる。
「コロナは時間を早める」
〈結城義晴〉